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更新日:2025年11月9日
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戦時中の旧町村役場兵事関係公文書の存在
終戦により、兵事関係書類焼却処分命令を受けた多くの旧町村役場では、文書の焼却処分が行われ、多くの貴重な資料が失われました。
ところが富士市内において、旧須津村や旧吉永村役場などでは貴重な公文書が多数残り、現在では富士市立中央図書館に保管されています。
戦時中の徴兵制度の状況を示す、「壮丁名簿」「動員日誌」「検閲所見簿」「令状告知書類」「支那事変関係書類」「入営関係書類」「在郷軍人名簿」「兵事雑件綴」など、また戦死者の「村葬綴」、戦争傷者に関係する「傷痍軍人名簿」「軍人遺家族傷痍軍人関係綴」、銃後の社会を支えた「軍人後援会・銃後奉公会綴」「軍人墓地・忠霊塔関係綴」もあります。
須津村最後の兵事係 半田次男氏の証言
旧須津村に多くの兵事関係書類を残したことについて、「戦後、焼却命令はあったが、『自分の同僚の戦友や、戦死した者の貴重な書類を後世に伝えたい』という思いと、当時の村長の『いざというときは責任をとる』という発言もあり、リヤカーで書類を運び出し、自宅に隠した」という、当時兵事係だった半田次男氏の貴重な証言があります。