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更新日:2025年9月1日
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【広報ふじ令和7年】認知症の人の声
9月は世界アルツハイマー月間です
誰もがかかる可能性のある認知症。認知症の人の声を聞き、認知症になっても安心して暮らし続けるにはどうしたらよいか、考えてみませんか?
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認知症ってどんな病気?
認知症は、様々な原因により、脳の神経細胞の働きが徐々に変化し、記憶力や判断力などの認知機能が低下することにより、社会生活に支障をきたしてしまう状態を言います。
高齢化の進行とともに、認知症と診断される人が増加しています。65歳以上の高齢者を対象にした令和4年度の厚生労働省の調査では、認知症の人の割合は約12パーセント。認知症の前段階と考えられている軽度認知障害の人の割合は約16パーセントとされます。両方を合わせると、3人に1人が認知機能に関わる症状があることになります。
誰もがなり得る認知症だからこそ、自分事として考えてみませんか。
認知症のイメージ
認知症になると何も分からなくなる、何もできなくなるというイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、症状や進行具合は人それぞれで、周囲の人の接し方やケアによっても変わってきます。
住み慣れた地域で、医療・介護などのサポートを受けながら、その人らしく生活している人も多く、何より「認知症だから」という決めつけをしないことが大切です。
認知症当事者Mさんの声
Q:認知症と診断されたときのお気持ちは?
今までできていたことができなくなり、何か変だなと感じていたので、病院を受診するときから覚悟はしていました。それでも、診断されたときは「この先どうしよう」という不安でいっぱいになり、誰にも相談できず、家に引きこもっていました。
そんなとき、近所の人から「家に引きこもっているより、外に出たほうがいいよ」と言われ、デイサービスに通い始めました。そこで、人生の先輩方から「年を取ればみんな同じ、気にすることはないよ」と言ってもらい、認知症に対する受け止め方が変わりました。
Q:現在はどのように過ごしていますか?
デイサービスのほかに、認知症カフェに参加したり、夫や知人と「はればれカフェ」という認知症カフェを、毎月1回開催したりしています。
また、市の認知症サポーターを対象としたステップアップ講座で自分のことを話し、認知症について正しく知ってもらうための手助けをしています。
Q:Mさんが思う認知症とは?
誰でも、年を取れば忘れっぽくなるし、身体は痛いところが増えます。それがいつ来るかという違いで、誰もが通る道なので特別なものではないと思っています。
9月実施!世界アルツハイマー月間イベント
認知症サポーター対象ステップアップ講座(募集終了)
とき/9月3日(水曜日)13時30分~15時
ところ/市役所6階第1会議室
認知症相談会&脳の健康チェック
とき/9月4日・9日・17日・26日
ところ/市役所2階市民ホール
アルツハイマー月間記念講演会
「演劇で観る認知症の世界」
とき/9月19日(金曜日) 13時30分~15時
ところ/富士市交流プラザ
認知症サポーター養成講座
とき/9月20日㈯ 13時30分~15時
ところ/フィランセ東館
富士川サービスエリア大観覧車フジスカイビューオレンジライトアップ
とき/9月21日(日曜日) 18時~21時
パネル展示
とき/9月1日~26日
ところ/市役所2階市民ホール
認知症に関する書籍特集
とき/9月28日(日曜日)まで
ところ/中央図書館
(2)~(4)は、開催の3日前までに、電話で高齢者支援課へお申し込みください。
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問合せ
高齢者支援課(市役所4階)
電話 0545-55-2951
ファクス 0545-55-2920
Eメール ho-koureishien@div.city.fuji.shizuoka.jp