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2023年11月07日掲載
令和3年11月から所有者である一般財団法人野間文化財団によって、国重要文化財「古谿荘9棟」の保存修理事業が実施されています。
現在は第2期工事として、玄関棟・応接棟及び台所棟・広間棟・大広間棟の修復工事を実施中です。
第1期工事では管理棟・板蔵の修復工事を実施し、令和5年10月28日には現場の特別公開を開催し、多くの市民の皆様から好評を得ました。古谿荘にとって初めての本格的な修復工事の状況について、第1期現場公開のパンフレットに詳しい成果を記載していますので御覧ください。
古谿荘(八角堂外観)
古谿荘は、明治時代後期に宮内大臣田中光顕が岩淵の高台に築いた大規模な別荘です。
16,000坪の広大な敷地に建てられた3つの中庭を囲む建物9棟が回廊で結ばれ、富士山の眺望や庭園との融合を重視して設計されています。伝統木造建築に西洋建築の手法を取り入れた和洋折衷様式の近代和風建築です。
昭和11年(1936年)、出版界の名門・講談社の初代社長野間清治氏が古谿荘を譲り受け、現在は一般財団法人野間文化財団が所有しています。
平成17年12月27日には、「明治後期の貴顕住宅として規模、意匠、技術、材料とも最高級のもので、近代和風建築の頂点を示す遺構の一つとして重要である」として国の重要文化財に指定されました。
国重要文化財「古谿荘」玄関棟ほか8 棟建造物保存修理事業
令和3年11月から令和13年3月(予定)
建物9棟を3期に分けて部分解体工事、屋根解体工事、耐震工事、防災工事等を実施
一般公開はしておりません。
国重要文化財「古谿荘」玄関棟ほか8 棟建造物保存修理事業第1期修復現場見学会パンフレット
(PDF 1677KB)
文化財課(富士市伝法66番地の2 富士山かぐや姫ミュージアム内)
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