「紙のまち」富士市について紹介します。
富士市は豊富な水資源、原料である木材の供給地や製品の消費地への近接などを背景に、明治期以降、近代製紙産業が集積し、全国有数の「紙のまち」として発展してきました。
特に、衛生用紙(トイレットペーパー、ティシュなどの家庭紙)については、国内屈指のシェアを誇っています。
富士市は、戦後から高度成長期には化学工業や輸送用機械等の工場の進出が相次ぎ、バランスの良い産業構成となっていますが、製造品出荷額等に占めるパルプ・紙・紙加工品関連の出荷額の割合は約3割となっており、製紙関連産業は富士市の主要産業のひとつとなっています。