2種混合(ジフテリア・破傷風)
対象年齢
満11歳から13歳の誕生日前日まで
実施期間・場所
期間:4月~3月
場所:個別予防接種実施医療機関
(こどもの予防接種実施医療機関一覧をご覧下さい。)
接種回数
1回
幼児期の3種混合の追加免疫をつけるため、3種混合の第2期として接種。
※幼児期に第1期として3種混合を3回以上接種を受けていない方は2種混合1回(公費負担)以外に、必要回数を任意接種(自費)する必要がありますので、医療機関にご相談ください。
対象となる病気について
ジフテリアとは
- ジフテリア菌の飛沫感染(ウイルスや細菌が咳やくしゃみなどで細かい唾液や気道分泌につつまれて空気中へ飛び出し、約1メートルの範囲で人に感染させること)でおこります。
- 1981年にDPTワクチンが導入され、現在では患者発生数は年間0~1名程度ですが、ジフテリアは感染しても10%程度の人に症状が出るだけで、残りの人は症状が出ず保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。
- 感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経マヒをおこすことがありますので注意が必要です。
破傷風とは
- 破傷風菌は人から人へ感染するのではなく、土の中にいる菌が傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために口が開かなくなったり、けいれんをおこしたり、死亡することもあります。患者の半数は本人や周りの人では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。また、お母さんが抵抗力(免疫)をもっていれば出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。
ワクチンの副反応について
- 現在の副反応は注射部位の発赤、腫脹、硬結(しこり)などの局所反応が主で、7日目までに30.0パーセント認められます。
- なお、硬結(しこり)は少しずつ小さくなりますが、数か月残ることがあります。特に過敏な子で、ひじを越えて上腕全体が腫れた例が少数あります。
- 通常高熱は出ませんが、24時間以内に37度5分以上になった子が0.1パーセントあります。
- 重い副反応はなくても、機嫌が悪くなったり、腫れが目立つときなどは医師にご相談ください。
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