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更新日:2025年5月15日
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目次
ロタウイルス
ロタウイルスワクチンの定期接種
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも口から飲む生ワクチンで同様の効果があります。いずれか同一のワクチンで接種を完了します。
対象者・回数
ワクチン名 | 接種時期 | 接種回数 |
---|---|---|
ロタリックス®(1価ワクチン) | 出生6週0日から24週0日まで | 27日以上の間隔をおいて2回 |
ロタテック®(5価ワクチン) | 出生6週0日から32週0日まで | 27日以上の間隔をおいて3回 |
- 標準的な初回接種開始期間は、どちらのワクチンも生後2か月から出生14週6日までが推奨されています。
- 出生15週0日以降の接種は、安全性の観点からお勧めしていません。
注意事項
- 接種後1~2週間は腸重積症に気をつけましょう。
腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気です。腸の血流が悪くなることで、腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要です。ワクチン接種から1~2週間くらいまでの間は、腸重積症のリスクが通常より高まると報告されています。
腸重積症の症状としては、
「突然激しく泣く」
「機嫌が良かったり、不機嫌になったりを繰り返す」
「嘔吐する」
「血便が出る」
「ぐったりして顔色が悪い」
などがあります。これらの症状が1つでもみられた場合は速やかに医療機関を受診しましょう。腸重積症はロタウイルスワクチンの接種にかかわらず、乳幼児が罹患することがある疾患で、まれな病気ではありません。
ロタウイルス胃腸炎
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、0~6歳頃にかかりやすい病気です。おもな症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛です。普通5歳までにほぼすべての子供がロタウイルスに感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち40~50パーセント前後はロタウイルスが原因です。
実施場所
個別予防接種実施医療機関
(こどもの予防接種実施医療機関一覧をご覧下さい)