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更新日:2025年5月15日

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目次

 

富士市指定史跡・千人塚古墳発掘調査報告書の刊行と書籍の頒布について

富士市神谷に所在する富士市指定史跡・千人塚古墳の発掘調査報告書を刊行しました。

千人塚古墳とは

千人塚古墳は、富士市神谷字大塚に所在する古墳です。古墳のすぐ西側を流れる須津川一帯には、いまから1,400年ほど前につくられた小型の円墳が200基以上あったと考えられています。そのなかでも、千人塚古墳はひと際大きな横穴式石室が古くから開口していたことから、1976年には富士市指定史跡になっています。

千人塚古墳の墳丘の写真
千人塚古墳の墳丘

千人塚古墳の石室の写真
千人塚古墳の石室

発掘調査の成果

千人塚古墳の発掘調査は、古墳を未来に残してさらなる保存や活用を進めるべく、富士市教育委員会が2002年から2007年にかけておこないました。その結果、古墳のかたちが直径約21メートルの円墳と考えられること、埋葬施設である横穴式石室は全長11.4メートル以上の無袖式であり、内部に3基の石棺があることなどがわかりました。千人塚古墳の横穴式石室は、駿河東部地域ではトップクラスの規模を誇ります。
さらに、石室内からは装身具や武器、工具、釘、馬具、土器などの副葬品が出土しました。なかでも馬具の轡(くつわ)には、まだ当時日本に伝来したばかりの仏教の文様を取り入れた金銅製の金具が使われており、日本列島ではたいへん珍しい優品です。

千人塚古墳の副葬品の写真
千人塚古墳の副葬品

千人塚古墳の馬具の写真
千人塚古墳の馬具(轡)

報告書の閲覧と頒布方法

富士山かぐや姫ミュージアム(富士市伝法66番地の2)にて閲覧・販売しています。1階窓口までお問い合わせください。
なお、郵送での購入も可能です。代金をお送りいただいた後、報告書を郵送いたします。「報告書代金分の現金」「送料分の切手」「注文書(あるいは同様の内容を記した紙)」を現金書留にて下記宛先(富士市教育委員会 文化財課)へお送り下さい。2冊以上の場合は事前にご連絡願います。

〒417-0061 静岡県富士市伝法66番地の2(富士山かぐや姫ミュージアム内)
富士市教育委員会 文化財課
電話 0545-30-7850 ファクス 0545-30-6210

お問い合わせ先

教育委員会文化財課文化財活用担当

伝法66-2

電話番号:0545-30-7850

ファクス番号:0545-30-6210