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更新日:2026年5月1日
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【広報ふじ令和8年】まちかどネットワーク(5月号)
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富士市出身・三味線演奏家 佐藤さくら子さん
「超かぐや姫!」の劇中曲を演奏
現在、Netflixや全国の劇場で上映されている大人気アニメーション映画「超かぐや姫!」をご存じですか?
この映画は「竹取物語」をベースに、歌でつながる長編オリジナルアニメです。富士地域が舞台になっているわけではありませんが、富士市はかぐや姫伝説が残るゆかりの地であることから、自治体で唯一のタイアップが実現し、市は関連イベントなどを実施しています。
「超かぐや姫!」の劇中で、美しい三味線の音色が流れています。それを奏でているのは、富士市出身の三味線演奏家・佐藤さくら子さんです。
演奏することが決まった経緯などを伺うと、「映画の挿入曲を作った作曲家が『この作品には長唄三味線の音色を欲しいが、現代曲を弾いている人は珍しくて探しても見つからない』と、この作品で尺八を演奏している人に相談したようです。その際に、私の名前が上がり、声をかけてもらいました。
今回、収録用の資料として受け取ったのは、デモ音源と五線譜のみだったので、想像を膨らませながら演奏しました。録音は、すてきな感性を持つ作曲家ならではのやり方でした。『古典的な弾き方だとどうなる?弾いてみて!』と言われ、ニュアンスを変えながらあらゆるパターンを試し、その場でつくり上げていく感じがとても新鮮で、楽しかったです。
まさかこの作品が、地元の富士市とコラボすると思っていなかったので、コラボを知ったときはとてもびっくりしました」と話してくれました。
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(画像説明)「超かぐや姫!」のパネルと佐藤さん
三味線=自分
佐藤さんは、三味線を好きだった祖母が「孫に習わせたい」と思ったことがきっかけで、3歳の頃に三味線と共に歩む人生がスタートしました。
佐藤さんにとって三味線の存在について伺うと、「私は、“三味線=自分”だと思っています。三味線がなければ自分はいないです。幼い頃から一度も三味線を辞めたいと思ったことはなく、どんなに体調が悪くても、どんなに忙しくても稽古を休んだことはありません。高齢になると辞めてしまう人もいますが、私は死ぬまで弾き続けたいと思っています」と話してくれました。
今後の夢について伺うと、「私は三味線を通して子どもたちの教育にも携わりたいと思っています。幼い頃の自分がそうだったように、親以外の大人と関わることで、親には話せなかったことを話せるような場所をつくれるといいなと思っています」と笑顔で話してくれました。
自身の経験を通じて夢を語る佐藤さんの今後の活躍も楽しみですね。
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(画像説明)取材中の佐藤さん