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更新日:2025年5月15日
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【広報ふじ令和3年】特集 教育×ICT GIGAスクール構想
GIGAスクール構想
GIGA(ギガ)スクール構想って?
文部科学省が掲げる構想で、学校内における高速大容量の通信ネットワークと、児童・生徒一人一台の端末の整備を一体的に行い、従来の教育と組み合わせることで、全ての児童・生徒に対する質の高い学びを実現させることを目的としています。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、全国的に大幅に前倒しして整備が進められています。
富士市では、平成30年度に整備した既存のICT環境を生かし、校内通信ネットワークの増強を令和元年度から、端末の増設は令和2年12月から順次進めており、令和3年3月に市内全ての公立小・中学校での整備が完了する予定です。
端末でこんなことができます
- AIドリル教材の活用
一人一人の習熟の程度に応じ、最適化された難易・量の問題集をそれぞれに提示 - 資料・作品制作
ワードやパワーポイントなどのソフトウェアを活用した資料や作品づくり - 調べ学習
検索サイトを活用した情報収集、写真や動画などによる記録 - 家庭学習
タブレット端末を持ち帰り、自宅での学習やオンライン授業の受講 - 働学習
教室内の授業や他の地域・海外などの学校との交流学習
こんな端末を使っています
Dynabook(ダイナブック)(株)が提供するGIGAスクール専用の端末。防じん・防滴・耐衝撃機能を備えており、子どもたちが有害なサイトを閲覧できないよう、セキュリティ対策を講じています。
搭載アプリ
- ミライシード
学習を補完するデジタルコンテンツや、教師がリアルタイムで問題の進捗状況を確認できるAIドリル(自動採点機能付き)を搭載 - ロイロノート・スクール
自分たちの考えたことをカードを使って簡単に共有できるアプリ。教師と児童・生徒間のデータのやり取りが瞬時に可能
-写真あり-
(写真説明)Dynabook(株)が提供するGIGAスクール専用の端末
(写真説明)キーボードと切り離しが可能
活用方法を紹介!
-写真あり-
(写真説明)1_AIドリルを使った漢字学習
(写真説明)2・3_「学校で学んだことを人に伝えよう」という内容の総合的な学習の時間。それぞれが考えた動画を撮影し、音楽などを加え、自身の思い描く作品に仕上げた
(写真説明)4・5_「究極の選択」というテーマで行われた道徳の授業。授業支援アプリを活用して自分の意見をタブレット端末に入力し、その後、それぞれの意見をグループで共有・議論した
子どもたちの声
授業で端末を使ってみてどうですか?
- 岩松小学校 5年生 西尾凌哉(りょうや)さん
教科書と併せて使うのでたくさん勉強できています。このタブレットで絵を描いて、ポスターを作ってみたいです!
-写真あり-
(写真説明)西尾凌哉さん - 元吉原中学校 2年生
浦田晄帆(きらほ)さん 星野渚愛(なな)さん 川嶋朱花(しゅか)さん
クラス全員の意見が見られるので、今までよりも楽しいです!家でオンライン授業も経験してみたいです。
-写真あり-
(写真説明)浦田晄帆さん 星野渚愛さん 川嶋朱花さん
※撮影時のみマスクを外しています。
苦手克服の一助、表現方法の一種として
岩松小学校 高橋健太 教諭
GIGAスクールによって、授業の幅が広がり、子どもたちもタブレット端末が導入されてから、より意欲的に授業を受けています。算数の立体図形問題では、今まで平面でしか見ることのできなかったものが、タブレット端末で立体を回転しながら見ることができるので、苦手な子どももイメージしやすく学習ができていると感じます。
また、子どもたちはノートと同じように「書く」手段としてもタブレット端末を使っています。授業では、成果物を電子か紙どちらでも提出できるようにしています。初めは電子での提出がほとんどだったのですが、今は半々くらいになり、手書きのよさにも気づけたようです。
タブレット端末を使って様々な表現が可能となったので、今後は子どもたちが得意なことを生かし、自己肯定感を育めるような授業を行っていきたいですね。
-写真あり-
(写真説明 高橋健太 教諭