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更新日:2025年5月15日

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ロシア軍艦ディアナ号とその錨

ロシア軍艦ディアナ号と富士市の関わりを紹介したページです。

ロシア軍艦ディアナ号

ロシア軍艦ディアナ号は、海軍中将プチャーチン提督が乗り込み、日本に開国と通商を求めて来航し、嘉永7年(1854年)10月に、伊豆・下田港に入港しました。しかしこの時、安政東海地震に遭遇してディアナ号は大破。修理のために戸田港に向かいましたが、途中強い西風により田子浦沖合に漂着し、その後、駿河湾内で沈没しました。
漂着した際、地元住民が自らの命を顧みず必死で乗組員を救助した話が、現在も語り継がれています。

ディアナ号の錨


三四軒屋区公会堂南側敷地のディアナ号の錨

海底に沈んだ錨は、たびたび魚網を食い破ることがあり、地元の漁民や住民に「唐人のねっこ」と語り継がれてきました。
昭和51年8月、この錨は五貫島の三四軒屋沖合水深24mから引き上げられ、昭和53年5月、錨は三四軒屋緑道公園に設置されました。
貴重な文化財のため、平成元年12月21日、富士市指定有形文化財に指定しました。
その後、令和5年11月に、ディアナ号の錨をより利活用のできる三四軒屋区公会堂南側敷地へ移設しました。
この錨に先立って昭和29年に引き上げられた錨は、現在、沼津市立戸田造船郷土資料博物館前に置かれています。

三四軒屋区公会堂(外部サイトへリンク)

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