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更新日:2025年5月15日

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比奈1古墳群(石切平第2号墳)

市内原田地区で実施している比奈1古墳群(石切平第2号墳)の発掘調査についてご紹介します。

比奈1古墳群とは

比奈1古墳群は、富士見台団地の東側を比奈集落に向かって延びる丘陵上に占地しています。古墳時代前期末頃(4世紀後半)の前方後円墳である東坂古墳と30基以上の後期群集墳によって構成されますが、近代の耕地化等によって、現在はその大半が消滅しているとみられます。今回の発掘現場周辺では、東側の昭和自動車学校敷地内で2基、北側の高齢者福祉施設敷地内でも2基の古墳の存在が確認されています。

発掘調査現地説明会について(終了しました)

  1. 開催日時 令和6年2月23日(金曜祝日)
    ※雨天の場合も予定通り実施いたします。
    午前の部:10時30分から11時30分 午後の部:13時30分から14時30分
  2. 会場 比奈1古墳群発掘調査現場(原田1980-1)
  3. 内容 古墳の埋葬施設である横穴式石室や出土品にかんする調査成果について、調査担当者(文化財課職員)から説明を行う。
  4. 定員 なし【入場無料・申込不要】
  5. 注意事項 駐車スペースに限りがありますので、会場へは公共交通機関をご利用の上、徒歩にてご来場ください。(路線バス「老人ホーム駿河荘入口」より東へ徒歩3分)


石切平第2号墳の検出状況

(チラシ画像)
現地説明会案内

現地説明会案内(PDF:292KB)

発掘調査成果について

石切平第2号墳の横穴式石室内からは、鉄製の大刀や鉄鏃などの豊富な武器類のほか、金銅製の耳飾りなどが出土しています。特に石室壁面に立て掛けた状態で出土した完形品の大刀は、県東部では初めての発見となります。


石切平第2号墳の横穴式石室

石室の床面(河原石敷き)
金銅製耳飾りの出土状況
須恵器と鉄鏃の出土状況
入口側の大刀の出土状況
鉄鏃(鉄製の矢尻)の出土状況
奥壁側の大刀の出土状況
刀装具の出土状況

埋蔵文化財ニュース(第12号)(PDF:1,952KB)

原田地区まちづくり協議会『オアシス原田』に調査成果速報が掲載されました

2024年7月発行の原田地区まちづくり協議会広報誌に、石切平第2号墳の調査成果速報や原田地区の遺跡の記事を掲載していただきました。石切平第2号墳については現地説明会の後に判明した、古墳築造当初の床面や墓前儀礼に関する最新情報を盛り込んでいます。下記PDFファイルをダウンロードの上、ご覧ください。

オアシス原田第55号3面 オアシス原田第55号2面

オアシス原田第55号2・3面(原田地区まちづくり協議会編集発行)(PDF:4,199KB)

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教育委員会文化財課文化財活用担当

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