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更新日:2026年1月20日
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目次
経営力再構築伴走支援の支援事例(金子歯車工業株式会社)
富士市では、市内中小企業の自己変革力を高め、地域経済をリードする企業への成長を支援しています。
支援事例をご紹介します。
伴走支援説明資料(PDF:774KB)(別ウィンドウで開きます)
本事例のポイント
(支援期間:令和4年9月~令和6年1月)
「事業計画とPDCAの定着で組織的経営を強化」
- 金子歯車工業株式会社は「顧客・技術・文化の創造」を重点に掲げ、各分野で必要とされる技術や製品を製造し、高付加価値な製品を提供している。また、文化の創造を最重要視しており、社員による改善提案活動を毎週実施したり、毎年年初に社長から経営計画を発表したりするなど、社員個々の能力伸長を図っている。
- 本支援では、財務・経営・営業・生産・人事労務など、企業のあらゆる側面について第三者目線で分析したことで、課題の整理・見える化が進み、管理業務が社長に集中する運営から、組織的運営への強化に取りくんだ。
- 支援を通して、管理職を中心としたプロジェクトチームが業務プロセスの見直しに取り組み、社長と社員とのより一層のコミュニケーション強化に寄与した。また、部門別事業計画から、社員各自の行動計画まで落とし込み、定期的な振り返りと改善を定着させることができた。
企業概要

| 事業者名 | 金子歯車工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 〒419-0201 富士市厚原291-4 |
| 創業 | 昭和14年 |
| 業種 | 製造業 |
| 従業員数 | 34名 |
| 事業内容等 | 航空、宇宙分野など各種歯車の製造販売。 ・図面がない、形状・素材が特殊など歯車のあらゆるお悩みに、開発・試作・小・中ロットで対応。 ・自社開発の独自計算による歯切りシステムで、圧倒的な短納期と低コストを実現している。 |
| 電話 | 0545-71-2001 |
| ウェブサイト |
https://k-gear.co.jp/index.php |

企業外観

素材からダイレクトに歯車を削り出すダイレクトギヤミーリング

特殊形状・特殊素材などの特殊歯車製作
支援の流れ
1.企業分析
- 3~5年後のビジョンや、財務・経営・営業・生産・人事労務など、企業のあらゆる側面について社長にヒアリング。
- 財務や組織体制の現状を第三者目線で分析。

2.優先して取り組む課題の整理
1.経営計画を展開する事業計画の策定とPDCA実施
- 社長・管理職・従業員が参加するプロジェクトチームを組成し、経営計画に基づいて事業計画の策定と実施を行う。
- 管理業務が社長に集中する運営から、組織的運営への強化を図る。
2.納期・工程管理の業務プロセスのレビューと工程見える化
- 受注後に「納期が間に合うか」、「顧客との工程調整」などの検討を社員が行っているが、繁忙期など負担が大きい場合もある。納期や工程調整のタイミングを、受注後ではなく受注時に検討するという業務プロセスに変更すべきかどうかについて、社長・管理職・従業員が連携して考えていく。
3.課題解決への取り組み
1.経営計画を展開する事業計画の策定とPDCA実施
- 社長が毎年作成している経営計画から、全社5カ年・単年度事業計画に定性的・定量的に落とし込み、部門別事業計画に細分化。
- 四半期ごとに、社員ひとりずつの行動計画について進捗報告会を実施し、振り返りと改善の仕組みを構築。

2.納期・工程管理の業務プロセスのレビューと工程見える化
- プロジェクトチームを組成し、社員の業務内容やプロセス、時間をアンケート調査し、見える化を図った。
- 定性面と定量面で、業務プロセス改善の必要性について検証。

伴走支援の効果
- 社長から管理職に対して取り組み課題の概要や指針を説明し、管理職が自ら必要なメンバーを考えてプロジェクトチームを組成した。プロジェクトチームが課題解決に取り組んだことで、社長が管理運営する経営から、管理職・社員が組織的に運営する経営土壌が育まれた。
- 社長と社員とで感覚的に意思疎通していた部分が、双方で議論して共有されるようになり、コミュニケーションがより強化された。


経営陣や社員の声
- 経営計画を基に社員が行動計画を作り、実施することで具体的な仕組み作りができた。
- 支援チームが会社に寄り添い、省力で最も効果的な活動をアドバイスしていただいたため、無理な落とし込みもなく進めることができた。
経営力再構築伴走支援事業とは
経営力再構築伴走支援の詳細については、こちらをご覧ください。