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生ごみ減量方法いろいろ

2022年08月15日掲載

生ごみの減量

富士市で発生するごみの半分以上が家庭から出る可燃ごみです。そして、家庭から出る可燃ごみの約3割が生ごみです。
生ごみの約80%は水分です。生ごみを減らすことは、ごみの重量が減少するほか、ごみの燃焼効率にもつながります。
様々な生ごみの減量方法がありますので、自分に適した方法で挑戦してみてください。

食品ロスをなくす

「食品ロス」とは、「まだ食べられるのに捨てられている食べ物」のことです。日本では、年間522万トン(令和2年度)もの食品ロスが発生しており、これを日本人1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分の食べ物を捨てていることになります。
食品ロスをなくすことは、ごみの減量につながるほか、家計にもやさしい方法です。

必要な食材を必要な分だけ買う

  • 買い物に行く前に、冷蔵庫の中身などをチェックする。
  • メニューを考えて買い物リストを作成する。

買った食材を残さず使う

  • 食品を適切に保存する。
  • 賞味期限と消費期限の違いを理解し、無駄なく使い切る。

賞味期限:食品をおいしく食べることが出来る期限。賞味期限を多少過ぎても食べることができる。
消費期限:食品を食べることができる期限。消費期限を過ぎたものは食べないほうが良い。

残さず食べる

  • 家族の人数や適量を把握して料理を作る。
  • 作り置きができる料理は、当日に食べきれなくても次の日などに食べきる。

調理方法を工夫する

調理方法を工夫することで、生ごみを減らしたり、生ごみに含まれる水分を減らしたりすることができます。
特に、生ごみを水に濡らさないことは簡単で効果的な減量方法です。

調理くずを水に濡らさない

  • 三角コーナーを蛇口から離れた場所に置く。
  • 野菜を洗う前に皮を剥き、剥いた後に洗う。皮は濡れないようにして捨てる。

皮が濡れないようにするには、剥いた皮を、チラシで作った紙の箱や、果物が入っていたプラスチックパック入れ、シンクに落とさないようにすることがお勧めです。

食品を余さず使い切る。

ニンジンやリンゴなど、皮に豊富な栄養が含まれている食材は皮ごと使うことができます。
野菜や果物の皮はよく水洗いし、無理のない範囲で使用してください。
皮を食べないほうがよい野菜もあるので、皮を食べることができるかを調べてから使用してください。
皮ごと食べることができる野菜や果物の例として、下表のものがあります。

野菜・果物 皮に多く含まれる成分(効果)
ニンジン βカロテン(ビタミンAに変換される)
ビタミンC(抗酸化作用)
リンゴ りんごポリフェノール(抗酸化作用)
ゴボウ サポニン(悪玉コレステロールの除去)
ナス ナスニン(抗酸化作用)

水切り

生ごみは、調理の過程で濡れてしまったり、多くの水分を含むのものがあります。このような生ごみは、水を切るだけでごみの減量につながる他、悪臭などの予防にもなります。
特に、茶殻や煮物等、水分が多く軟らかいものに有効で、20%近い減量効果が出る生ごみもあります。
生ごみの水切り率は、約8%で、富士市全体で実施すると年間約1,068トンのごみ減量につながります。

1,068トン=令和3年度家庭系可燃ごみ量(44,517トン)×生ごみの割合(0.3)×水切り率(8%)

手絞り

生ごみを三角コーナーや水きりネットに入れ、手で絞る方法です。
手軽で、効果的な減量方法です。
専用の手袋を用意すれば、手を汚さずに行うことができます。

水切り器を使う

市販の水切り器を使う方法です。使い捨てのものから、洗って使いまわしができるものまで様々なタイプがあります。
手が汚れにくい他、生ごみの種類によっては高い減量効果を発揮します。

水切り器の例 特徴
紙製水切り袋 穴の開いた紙袋に生ごみを入れて水を絞る。
袋ごと可燃ごみに捨てることができる。使い捨て。
紙袋が水分を吸ってしまう。水分を吸った紙袋は破けやすいので、生ごみを入れてすぐに絞ると良い。
水切り率:7.7%
水切り器「クード」 生ごみをプラスチックの板で挟んで水を絞る。
手が汚れにくい。使い回しができる。少量で柔らかいごみ向け。
一度に処理できる生ごみは、握りこぶし1つ分程度が適量。
水切り率:8.5%
水切り器「生ごみダイエット 生ごみをじょうご型の器具で押し付けて水を絞る。
手が汚れにくい。使い回しができる。
しっかり水を切るためには、押し付ける場所をずらしながら数回押し付けると良い。
水切り率:8.6%

小さいビニール袋を活用する

小さいビニール袋に生ごみを入れ、ビニール袋の口を下に向け水を絞る。または、ビニール袋の角を切り、上から押し付けることで水を切る方法です。
手が汚れにくく、低コストですが、生ごみが塊になるので燃焼効率が悪くなります。
絞った後、生ごみを少しほぐしていただけるとありがたいです。

(イラスト) ビニール袋の口を下に向けて絞る方法

(イラスト) ビニール袋の角を切る方法

三角コーナーに一晩放置

三角コーナーに生ごみを入れ、一晩放置して水を切る方法です。
手軽で水も切れます。臭いの少ない野菜くずにお勧めの方法です。
果物の皮や魚、肉などにはお勧めしません。

乾燥

生ごみの約80%は水分ですが、水切りで除去できる水分には限界があります。
生ごみを乾燥させることで、中に含まれる水分量を大幅に減らすことができます。

「食品の食べない部分」を冷蔵庫で乾燥

野菜や果物の皮、切れ端など、「食品の食べない部分」をタッパーに入れ、蓋やラップをせずに冷蔵庫内に保管することで乾燥させる方法です。タッパーに入れるものを細かくするとより効果的です。
低温で乾燥させるため、臭いや虫の発生がほとんどありません。

干して乾燥

生ごみの水分量が最も減る方法です。生ごみを新聞紙の上などに広げ、天日干しまたは風乾します。
生ごみをネットに入れると虫も寄り付きにくいです。臭いの少ない野菜くずや茶殻にお勧めです。
乾燥させた茶葉やコーヒー殻には消臭効果があります。

生ごみの自家処理

生ごみを、各家庭で堆肥にして使用したり、乾燥させて重量を減らしたりする方法です。

EMぼかしで堆肥化

特徴 バケツ等に入れた生ごみにEMぼかしをふりかけ、発酵させることで堆肥にする。
利点 低コスト。
生ごみを発酵させることで、早く土に戻るようになる。
生ごみの分だけ堆肥ができる。
堆肥化用密閉バケツを富士市役所で無料配布している(富士市民に限る)。
欠点 漬物のような臭いがする。
大量の生ごみ処理には適さない。
大量の生ごみを処理したい方には埋め込み式、または地上式コンポストがお勧め。
こんな方にお勧め 畑を持っていて、低コストで生ごみの自家処理をしたい方。
堆肥を作りたい方。

電気式・手動式生ごみ処理機

特徴 電気式または手動式生ごみ処理機で生ごみを処理する。
処理機器には大きく分けて、電気式(乾燥型とバイオ型がある)と手動式(微生物が生ごみを分解する)がある。
利点 生ごみの処理が楽。
臭いや虫の発生が少ない。
欠点 初期経費がかかる。
電気式は電気代がかかる。
こんな方にお勧め お金がかかっても、生ごみを楽に処理したい方。

地上式及び埋め込み式生ごみたい肥化容器(コンポスト)

特徴 地上式及び埋め込み式生ごみたい肥化容器(コンポスト)で生ごみを発酵、堆肥化する。
利点 生ごみを入れるだけなので処理が楽。
多くの生ごみを処理できる。
欠点 虫が発生しやすい。
ある程度の広さの畑や庭が必要。
こんな方にお勧め 畑や庭を持っていて、多くの生ごみを処理したい方。

お問い合わせ

廃棄物対策課(市庁舎10階南側)

電話:0545-55-2769 
ファクス:0545-51-0522
メールアドレス:ka-haikibutu@div.city.fuji.shizuoka.jp

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