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更新日:2025年6月3日
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目次
熱中症に注意しましょう
気温が高くなるこれからの時期は、熱中症の発生が多くなります。熱中症は、重症になると命にかかわる危険性があります。暑さを避けて、こまめに水分を補給しましょう。
屋外のみならず、屋内でも、熱中症になる可能性がありますので、体調管理に十分注意してください。
熱中症の主な症状は
熱中症とは、体の内と外の「暑さ」によって引き起こされる様々な体の不調です。
〇軽度:めまい、立ちくらみ、大量発汗、筋肉痛、筋肉の硬直、手足のしびれ
〇中度:頭痛、吐き気、倦怠感、虚脱感
〇重度:意識がない、けいれん、手足の運動障害、高体温、呼びかけに対し返事がおかしい
熱中症を予防するには
暑さを避ける
気温や湿度が高いときは、屋外での長時間の活動を避け、帽子や日傘などで直射日光に当たらないように工夫しましょう。また、屋内でじっとしているだけでも熱中症になる場合があります。暑さを感じなくても室温や外気温を測定し、扇風機やエアコンを上手に使い、室温の上昇や風通しに気をつけましょう。
急に気温が上がった時は、体が暑さに慣れていないため、特に注意しましょう。
十分な水分補給をする
自分では気づかないうちに脱水症状が進んでいる場合があります。喉が渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。(目安として1日1.2リットル、コップ約6杯分)
汗をかいたときには、塩分も補給しましょう。
服装に気をつける
通気性や吸湿性・速乾性のよい素材で、ゆったりとした風通しのよい衣服、熱を吸収しにくい白色系の衣服を選びましょう。
体の蓄熱を避ける
保冷剤や氷・冷たいタオルなどで、体を冷やしましょう。
体調を整え、体力を維持する
休養と睡眠を十分にとり、ミネラルやビタミンを補給するために、野菜類や海藻類などをたくさん食べましょう。また、疲労回復のために、たんぱく質を積極的にとりましょう。
熱中症予防を呼びかけ合う
一人一人が周囲に気を配り、声をかけ合いましょう。それぞれが予防意識を高めることで、熱中症の発生を防ぐことができます。
環境省の熱中症予防情報サイトでは、「暑さ指数」を用いた各地域の注意情報などをご覧いただけます。
【環境省】熱中症予防情報サイト(富士市の暑さ指数)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
熱中症特別警戒アラート発表時の対策・熱中症予防のポイント
【政府広報オンライン】熱中症特別警戒アラートとは?発表時の対策と熱中症予防のポイント(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)について
静岡県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等には「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。
熱中症特別警戒アラートが発表される際は、富士市指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)が開放されますので、ご利用ください。
高齢者や子ども、障害をお持ちの方は特に注意!
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は体温調節機能が低下してくるため、暑さへの対応が遅れる可能性があります。
また、子どもは体温調節機能が十分に発達していないうえ、自分で気温や体の状況を正確に把握できないことがあるため、対応が遅れがちです。
身の周りに高齢者や子どもがいる人は、温度計などで気温を確認したり、こまめに水分補給を促すなど、気を配るよう心がけてください。
障害をお持ちの方も、自ら症状を訴えられない場合があるため、特に配慮が必要です。
もしも熱中症になったら
手当の基本は、「安静」「冷却」「水分・塩分補給」です。
〇すぐにエアコンが効いている室内や、風通しのよい日陰など涼しい場所で休ませる
〇衣服を緩めて、うちわなどで風を送り、ぬれタオルや冷却材などで体を冷やす(特に首の周り、脇の下、足のつけ根など)
〇スポーツドリンクや経口補水液などで、水分と塩分を補給
熱中症は、重症になると命に関わる危険性もあります。自力で水を飲めない、意識がない場合は、直ちに救急車を呼びましょう!また、手当てをしても症状が回復しない場合は医療機関を受診しましょう。