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更新日:2025年5月15日

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目次

 

【広報ふじ令和4年】もしかして認知症?と思ったらご相談を

年齢に限らず、もしかして?と思ったら、迷わずご相談ください

認知症は早期の発見・診断・治療が大切です

9月は世界アルツハイマー月間です。高齢者の増加に伴い、認知症を発症する人も増え続けています。誰もがかかる可能性がある認知症について紹介します。

認知症サポート医が解説!

認知症知っておくべきポイント

池辺クリニック
池邊 紳一郎 院長
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(画像説明)池邊 紳一郎 院長

認知症ってどんな病気?

認知症は、簡単に言うと物忘れがひどくなる病気です。
ただし、物忘れはある程度年齢が進むと、誰でも経験するものです。昨日の夕ご飯に何を食べたか、忘れることはあるかもしれません。
しかし、よく考えて、少し時間が経って思い出せれば、それは加齢による物忘れの可能性が高いと言えます。
そして忘れることを自覚しているかどうかも重要なポイントです。「昨日の夕ご飯は何を食べましたか?」といった質問に対して、全く思い出せない、あるいは食べたこと自体を完全に忘れてしまい、質問に対してはぐらかす、あるいは真剣に考えられないような自覚症状に欠ける態度をとる場合は、病気である可能性が高いと言えます。

どんな症状があるの?

認知症には、原因となる疾患がたくさんあります。その中でも、数が多い疾患を紹介します。

  • アルツハイマー型認知症▼最も発症頻度の高い疾患で、発症初期は人格が保たれることが特徴です。ある程度生活や会話は普通にできるのですが、最近の記憶が保てません。しかし、何とかその場はごまかしながら生活ができてしまうため、発見の遅れにつながります。
  • 血管障害性認知症▼脳梗塞が原因であることが多いため、高血圧症、糖尿病等のメタボリックシンドロームを持っていると、二次的に引き起こされる可能性が高い疾患です。
  • レビー小体型認知症▼実際はいない人が見える等の幻覚が主要な症状です。

認知症の進行を予防するには、どうしたらよいの?

どの疾患も完治できるものではありませんが、疾患の進行を防止する方法はあります。進行を予防する薬剤があるため、まず早い段階で服用を開始することが大切です。さらに、進行予防のための運動療法も効果があります。
本人または家族が「おかしいな?」と思った時点で、かかりつけ医や認知症専門医を受診し、早期に対応を考えることが進行予防のために大切です。

認知症と診断されても、生活が急に変わるわけではありません。
早めの受診・相談により、これからの暮らしに備えることができ、あなたらしく暮らせることにつながります。気になることがあれば、かかりつけ医や市内に9か所ある地域包括支援センターに相談してみましょう。
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(画像説明)認知症サポーターキャラバン
マスコットキャラクター「ロバ隊長」

9月30日まで実施 世界アルツハイマー月間イベント

  • パネル展示
    ところ/
    • (1)市民活動センター
      ※9月の毎週水曜日13時30分〜15時30分は、認知症カフェと相談会を開催予定。
    • (2)市役所2階市民ホール
  • 認知症に関する書籍特集
    ところ/中央図書館カウンター特集コーナー
  • 大観覧車Fuji Sky View(フジ スカイ ビュー)
    オレンジライトアップ
    • ところ/富士川サービスエリア(上り)
      ※9月21日(水曜日)18時〜21時のみ実施。
    • 主催/認知症の人と家族の会 静岡県支部
  • 期間中、市の認知症サポ—ターのシンボルマークのヘッドマークを付けた岳南電車が走ります!

問合せ 高齢者支援課(市役所4階)
電話 0545-55-2916 ファクス 0545-55-2920
メール ho-koureishien@div.city.fuji.shizuoka.jp

相談窓口
担当地区の皆さんの相談に応じます
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(画像説明)QRコード 富士市地域包括支援センター 詳しくはこちら

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