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田子の浦港振興ビジョン改訂版について

2018年09月20日掲載

 田子の浦港周辺の防災対策の推進と、にぎわいづくりの創造を目的とする「田子の浦振興ビジョン」が改訂されました。


田子の浦港振興ビジョン改訂版の表紙

田子の浦港振興ビジョンとは

 田子の浦港振興ビジョンは、田子の浦港周辺の「防災対策の推進」と、観光・交流の促進による「にぎわいづくりの創造」を目的とした将来構想です。
 港周辺企業や各種団体、地元住民、関係行政機関によって構成される「田子の浦港振興ビジョン推進協議会」により策定されました。

ビジョン策定の背景

 田子の浦港は、昭和36年に開港、39年に重要港湾、41年に関税法による開港の指定を受けるなど、名実ともに国際港として順調に発展してきました。また、富士岳南地域をはじめ、静岡県東部、山梨県内の産業経済を支えるバルク貨物の拠点港として、大きな役割を果たしています。
 このような中、平成25年度に静岡県第4次地震被害想定が公表され、新たな被害想定に基づいた具体的な地震津波対策を検討することが可能になりました。また、平成25年6月26日に富士山が世界文化遺産に登録され、富士山に一番近い港として、工業港としての機能だけでなく、観光面からも大きな期待が寄せられました。

 このような社会情勢(静岡県第4次地震被害想定・富士山世界文化遺産登録)が契機となり、田子の浦港の活性化に向け、新たなビジョンの策定が必要になりました。

ビジョンの策定体制

 本ビジョンの策定にあたっては、事務局である産業政策課港湾振興室が原案を作成し、田子の浦港振興ビジョン推進協議会(全体会議)、防災対策部会、にぎわいづくり部会の各検討組織において、具体的な検討を進めてきました。
 このうち、推進協議会は、本ビジョン全体について検討を行いました。
 また、防災対策部会は、田子の浦港周辺の津波対策について、にぎわいづくり部会は、にぎわいづくりのグランドデザインについて検討を行いました。
 なお、推進協議会はビジョンの策定にとどまらず、防災対策やにぎわいづくりに関する事業を実施する主体としても位置づけられています。

ビジョンの改訂

 「平成26年9月に策定した田子の浦港振興ビジョン(以下「旧ビジョン」という。)」の防災対策は、「レベル2津波による被害を、ハード対策で完全に防ぐ」という「完全防災」の考え方に基づき、国・県が掲げる防災対策よりワンランク上の要求性能を目指しました。
「今般改訂した田子の浦港振興ビジョン(以下「新ビジョン」という。)」の防災対策は、「ソフト・ハードの多重防御により、レベル2津波による被害を最小限に抑える」という「減災」の考え方に基づき、より現実的な方向に方針転換を図ることとなりました。
 防災対策に係る要求性能として、「完全防災」という考え方から、「減災」に方針転換を図り、ソフト・ハードを組み合わせた多重防御により、総合的な津波対策を実施するため、ビジョンを改訂するものです。

項目 旧ビジョン
(平成26年9月策定)
新ビジョン
(平成30年3月改訂)
要求性能 完全防災
・人命を守る
・被害を完全に防ぐ
減災
・人命を守る
・被害を最小限に抑える
手段 ハード対策の手段として、全域に防潮堤を整備する。 ソフト・ハードを組み合わせた多重防御により、総合的な津波対策を実施する。

田子の浦港振興ビジョン改訂版の構成

プロローグ

  1. ビジョン策定の背景と目的
  2. ビジョンの位置づけ
  3. ビジョンの策定体制
  4. ビジョンの改訂

防災対策編

  1. 南海トラフ巨大地震を想定した最大クラスの津波
  2. 津波対策の全体像
  3. 津波対策の基本方針
  4. 減災目標の設定
  5. 具体的な取組(ソフト・ハード対策)と期待される効果
  6. 取組の展開スケジュール

にぎわいづくり編

  1. 田子の浦港周辺の地域資源
  2. にぎわいづくりのコンセプト
  3. 基本目標と取組の内容
  4. 取組の展開スケジュール

エピローグ

  1. ビジョンの推進に向けて

田子の浦港振興ビジョン改訂版のダウンロードについて

田子の浦港振興ビジョン改訂版につきましては、以下からダウンロードしてご覧いただけます。