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更新日:2025年5月15日
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目次
【広報ふじ令和6年】令和6年度 施政方針
令和6年度 施政方針
「輝く未来を拓く
生涯青春都市 富士市 突破の年」
(1)「少子化対策に関連する取組」(2)「地方創生に向けた取組」(3)「時代のニーズを捉え、未来を拓く取組」の3つに、「安全・安心な暮らしの確保に向けた取組」を加え、これらを重点的に実施します。今年度も「第六次富士市総合計画」のめざす都市像の具現化に向け、果敢に取り組んでいきます。
-画像あり-
(画像説明)市役所からみる富士山と市長
重点施策
1 少子化対策に関連する取組
加速する少子化への対策は喫緊の課題です。妊娠・出産・子育てへの不安を取り除き、安心感をはぐくむ「みんなで子育て」「預かるを充実」「家庭に寄り添う」「家計にやさしく」の4つのテーマを、幸福や希望などの意味を持つ四つ葉のクローバーに例え、それを育てる大地となる「若者を応援」を加えた各種施策を「はぐくむFUJIこども未来パッケージ」として展開し、多様な主体の皆様からなる「チーム富士市」の力を結集して少子化に挑みます。
2 地方創生に向けた取組
富士山の麓で、全国どこからでも訪れやすい特長を生かし、まちの魅力を高めます。
市内外の多くの人々と交流・連携することは、市の持続的な発展に欠くことができないため、総合体育館の整備や大学との連携などに取り組む「交流の促進・にぎわいの創出」、富士駅北口の再整備やシームレスな公共交通の実現などに取り組む「都市機能の高度化」を重点的に展開していきます。
3 時代のニーズを捉え、未来を拓く取組
人口減少や気候変動など、未来に影響を及ぼす諸課題に対し、本市が有する地域資源を生かし、最大限の効果を発揮させるため、「デジタル変革」に関する取組、「SDGs未来都市」としての取組、「ゼロカーボンシティ宣言」に関する取組をさらに推進していきます。
プラス 安全・安心な暮らしの確保に向けた取組
市民の生命と日常の暮らしを守るため、これまで実施してきた対策をさらに深化させ、安全・安心な暮らしの確保に向けた取組に全力を尽くします。震災犠牲者「ゼロ」を目指すとともに、危機管理体制の充実を図り、市のさらなる強靭化に取り組みます。また、新病院の建設については、市民から厚く信頼される病院を少しでも早く開院できるよう、着実に取り組んでいきます。
施策の大要 ★は「重点施策」に位置づけた事業、太字表記は新規事業です。
1 安心できる暮らしを守るまち
危機管理
- ★避難支援体制の構築を目指して、防災アプリ「防災ふじ」を周知し、支援者の拡大を推進
- ★避難行動要支援者名簿を精査することで、災害時に真に支援が必要な人を把握し、日頃からの見守り活動に活用
- ★沖田地区などの総合的な治水対策の推進
- ★富士早川や下堀などの河川改修
- ★間門や水口(みのくち)などの急傾斜地崩壊対策の推進
- ★江尾地区へ緊急排水ポンプを導入
- ★木造住宅の耐震補強を支援
- ★危険なブロック塀などの撤去・改善を支援
- ★新たな「富士山火山防災マップ」を全戸配布し、順次説明会を開催
消防・救急・救助
- ★消防指令センターに映像通報システム(Live(ライブ)119)を導入
- ◦大淵分署及び鷹岡分署の高規格救急自動車を更新
- ◦ドローンを1機追加配備
- ◦吉永分署、富士見台分署、大淵分署に非常用電源設備を設置
- ◦消防団アプリを導入
−画像あり−
(画像説明)Live119
市民安全
- ◦通学路の防犯カメラ設置費用に対する補助を実施
- ◦町内会等に属していない場所などへ、街頭防犯カメラを試験的に設置
- ◦市内企業の新人社員研修で悪質商法の被害防止に関する講座を実施
市民活躍
- ◦須津地区及び松野地区を対象に、まちづくり活動推進一括交付金制度を試行導入
- ◦天間まちづくりセンターのリニューアル工事を実施
- ◦原田まちづくりセンターのリニューアルに向けた実施設計
- ◦今泉まちづくりセンターの石積擁壁改修工事に向けた詳細設計
- ◦男女共同参画地区推進員の選出方法や事業内容についての検討
- ◦企業向け講座や女性デジタルスキル習得講座などを開催
2 次代を担うひとを育むまち
子育て
- ★「こども誰でも通園制度」の試行
- ★幼稚園・保育園などにおける給食の主食費を支援
- ★公立保育園民間移管の円滑化に向けた引継ぎ共同保育の実施
- ★国の「子育て応援金」に物価高騰分を上乗せ支給
- ★産後ケア事業・はぐくむFUJI家事育児サポート事業の初回応援チケットを配付
- ★妊婦歯科健診を無料化
- ★産前産後サポート事業「ママのおうち」会場の増設
- ★低所得世帯に対し、こども医療費の自己負担金を無料化
−画像あり−
(画像説明)保育の様子
子ども・若者
- ★「(仮称)富士市こども総合計画」の策定
- ★「子育て総合相談センター」などを「こども家庭センター」に再編
- ★大学などのフィールドワークの新規創出支援
- ★「(仮称)フィールドワークセンター」の開設
- ◦「ふじのくに出会いサポートセンター」の登録料を全額助成
- ◦青少年教育センター、丸火自然公園、博物館などで若者世代の交流事業を実施
学校教育
- ◦全中学校区で小中一貫教育を実施
- ◦全ての小・中学校を「コミュニティ・スクール」に指定
- ◦岳陽中学校に武道場を建設
- ◦小・中学校の特別教室に空調設備を整備
- ◦吉永第二小学校、吉原第三・元吉原中学校の屋内運動場や、大淵第一小学校などの校舎等を改修
- ◦特別支援教育等サポート員の増員
- ◦市立高校にAIテスト自動採点システムを導入
- ◦市立高校の海外探究研修を再開
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(画像説明)コミュ二ティ・スクールの様子
社会教育
- ◦地区まちづくりセンターなどを会場に放課後子ども教室・少年教育講座を開催
- ◦「旧順天堂田中歯科医院」の移築復原に向けた建物調査、実施設計
- ◦「浅間古墳」の保存活用計画の策定及び文化財シンポジウムの開催
- ◦「千人塚古墳」の保存整備のための工事及び発掘調査の実施
−画像あり−
(画像説明)旧順天堂田中歯科医院
市民スポーツ・市民文化
- ★令和7年4月供用開始に向けて、総合体育館の本体工事と運営準備を推進
- ◦砂山公園プール(富士マリンプール)の事業者選定に向けた準備
- ◦陸上競技場の改修
- ◦富士総合運動公園野球場のスコアボードをフルカラーLED方式に更新
- ◦市展において「デジタルアートの部」を試験開催
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(画像説明)富士マリンプール
3 支え合い健やかに過ごせるまち
医療
- ◦令和13年度の新病院開院を目指し、現地建替を最優先候補として基本構想・基本計画の策定に着手
- ◦中央病院の脳神経外科・脳神経内科を中心とした医療情報共有アプリの導入
- ◦中央病院の周産期病棟にLDR室を新設
- ◦一次救急医療(平日昼間)事業の実施及び効果検証
保健
- ◦国民健康保険特定健診における40・50歳代の自己負担金の無料化
- ◦「ふじ健康ポイント事業」の実施
- ◦子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種の実施及び接種勧奨
包括的支援
- ◦高齢者の生活を支える担い手として地区が養成した生活支援サポーターの活動を支援
- ◦高齢者の介護予防推進に向けた健康づくりデイトレーニング事業の開始
地域福祉
- ◦重層的支援体制整備事業の実施
- ◦ユニバーサル就労推進事業認定協力企業の開拓
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(画像説明)ユニバーサル就労支援センター
4 豊かな環境を保ち継承するまち
地球環境
- ★地域脱炭素移行・再エネ推進交付金を活用
- ★新国民運動「デコ活」の普及啓発
- ★商工団体や金融機関などと連携し、事業所などにおける二酸化炭素排出量の見える化を進め、脱炭素化を支援
自然・生活環境
- ★南富士カントリー倶楽部のゴルフ場用地を取得。その後、自然の復元ゾーンでは植林事業、自然との共生ゾーンでは民間事業提案を公募し、事業者を選定
- ◦「生物多様性ふじ戦略」の中間見直しに着手
循環型社会
- ◦次期ごみ処理基本計画を策定
- ◦新環境クリーンセンターへの家庭ごみ持込を、7月から完全予約制に移行
- ◦俵石スポーツ広場(南松野)を会場に、災害廃棄物仮置場設営訓練を実施
水利用
- ◦耐震化のため、富士中央配水池を整備
- ◦簡易水道組合との統合に向け、吉永配水池の水源を整備
- ◦下水道施設の新たな官民連携方式であるウォーターPPPの導入に向けた準備
- ◦民間事業者の技術力などを活用した処理場の脱炭素化の取組を実施
5 活力を創り高めるまち
ものづくり産業
- ◦富士市CNFプラットフォームの設立5周年記念シンポジウムを開催
- ◦CNFの用途開発の拡大
- ★CNFのまちの認知度向上に向けた取組を推進
- ◦「ものづくり力交流フェア」を開催
- ◦次代のものづくり産業の担い手を育成するため、大学や企業と連携しプログラミング教室などを開催
- ◦新たな産業用地の確保に向けた土地利用転換の実現性を検討
商業・流通・サービス産業
- ★田子の浦港プロムナードゾーンの活用方法などの検討
- ★民間団体などが開催する田子の浦港のイベントを支援する補助制度を創設
- ◦ふるさと納税のさらなる寄附額増加に向け、新たな返礼品の開拓など、戦略的な取組を展開
- ◦まちあそび人生ゲームin富士の開催
農林水産業
- ◦富士市産木材の活用に向け、戦略的な事業展開を示すロードマップを策定
- ★「富士のほうじ茶」の認知度向上のため、フランスでの海外販路開拓を支援
- ◦「J-クレジット制度」のプロジェクト登録を申請
- ◦浮島地区の用排水施設改修
- ◦仮想空間で木を伐採できる「VR林業体験」を実施
中小企業等振興
- ★地域産業支援センターにDX・テレワーク推進センター機能を付加
- ★中小企業などのフリーアドレス化を支援
- ★新富士駅シェアオフィス進出企業と連携し、中小企業などの採用方法のデジタル化を支援
- ◦中小企業に対する課題設定型伴走支援の実施
- ★人材アシストU-30「富士市中小企業等奨学金返還支援補助金」制度の要件を拡充
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(画像説明)田子の浦港
−画像あり−
(画像説明)フランスで行ったPR活動
6 魅力を活(い)かし人と人を繋(つな)ぐまち
観光
- ◦「富士市観光基本計画」の改定
- ◦富士山を背景とした写真をいつでも撮影できるカメラシステムや展望デッキを大淵笹場に整備
- ◦市民が主体となって企画・運営する富士まつりを開催
- ◦旧藤田邸の利活用に向け飲食や物販事業の展開に必要な改修を実施
- ◦道の駅富士川楽座「体験館どんぶら」の全面リニューアルに向けた整備方針の検討
シティプロモーション
- ★県外に転出した本市出身者を対象としたUターン促進のための補助制度を創設
- ★東京圏からの移住者に限っていた先導的テレワーク移住者支援補助金の交付要件を、県外からの移住者に拡充
- ◦シティプロモーションキャラクター「さもにゃん」の着ぐるみや「ふじがちゃ」の活用
- ★本市で子育てすることの魅力や楽しみを伝えるSNS向けのCMを制作
- ◦まちづくりへの理解と共感を深めるため、「高校生議会」を開催
交流
- ◦スポーツコミッション設置に向けた可能性調査を実施
- ★国内初開催となるランバイクの世界選手権を支援
- ◦中国嘉興市との友好都市提携35周年の記念式典などを本市で開催
- ◦姉妹都市米国オーシャンサイド市への中高生派遣事業を再開
- ◦水泳スイス代表選手の招待、パラ陸上ラトビア代表選手の事前合宿の受入れ
- ◦ラトビアのクルディーガ市を訪問
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(画像説明)さもにゃん
7 快適な暮らしを続けられるまち
市街地形成
- ★富士駅北口再整備事業の推進
- ◦「富士市事前都市復興計画」の改定
- ◦管理不全空家を認定し、所有者への助言・指導を実施
交通・道路
- ★AIオンデマンド交通の運行
- ★公道における自動運転の実証運行の実施
- ◦国道139号西富士道路の新インターチェンジ設置に関する現地測量やインターチェンジ予備検討の実施
- ◦富士川かりがね橋に接続する五味島岩本線(青葉かりがね通り)などの整備推進
- ◦「富士市自転車通行空間ネットワーク計画」の策定に着手
景観・公園・住宅
- ◦違反屋外広告物の適正化に向け、設置者などに対する指導を実施
- ◦「富士市緑の基本計画」の改定に着手
- ◦「富士市マンション管理適正化推進計画」に基づくマンション管理組合活動の活性化を支援
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(画像説明)のるーとふじ
めざす都市像の実現に向けた取組
SDGsの達成に向けた取組
- ★「富士市SDGsプロジェクトエッグ応援補助金」によるSDGs活動への支援
- ★フィンランドの職業体験学習を参考としたキャリア教育プログラム試行への支援
- ★行政課題事項への協働提案の募集
- ★高齢者向け公共交通回数券の段階的なデジタル化を展開
- ★SDGs共想・共創プラットフォームにおいて、大学生などによる取材を通じて、推進企業等の取組を広く発信
- ★小・中学校の総合学習などにおけるSDGs学習を支援
デジタル変革を加速する取組
- ★多種多様なデータを共有・分析・可視化するツールの導入
- ◦自治体情報システム標準化・共通化の実施への対応
- ◦富士宮市との共同電算システムの更新への対応
総合計画を推進するための取組
質が高く柔軟な行政経営
- ◦フリーアドレスの導入部署を拡大
- ◦来庁者が利用しやすい市庁舎とするため、庁舎レイアウトを変更
- ◦「富士市土木技術職員人材育成計画」に基づく、職員のさらなる能力向上と技術力を有する人材育成
持続可能な財政運営
- ◦「富士市公共施設マネジメント基本方針」の見直しに着手
- ★市税などの口座振替利用促進についての検討
- ★公共料金明細事前通知サービスを導入
- ★公共施設の利用における予約から支払いまでの手続をオンライン化
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