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更新日:2026年4月1日
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目次
RSウイルス母子免疫ワクチン定期接種
(令和8年4月1日開始)
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することで起きる呼吸器の感染症で、接触感染と飛沫感染で広がります。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされており、その後も一生のうちに何度も感染します。
感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。多くは軽症で数日のうちに軽快しますが、特に生後6か月以内にRSウイルスに感染した場合は、呼吸困難、細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。
RSウイルス母子免疫ワクチン
生まれたばかりの赤ちゃんは免疫機能が未熟であり、自力で十分な量の抗体をつくることができません。
RSウイルス母子免疫ワクチンを妊娠中に接種すると、お母さんの体で作られた抗体が胎盤を通して赤ちゃんに届けられ、生後まもなくからRSウイルスに対する予防効果が期待できます。
免疫は、出産の14日前までに接種することで赤ちゃんに移行するとされています。
対象者
接種時に富士市に住民登録がある妊婦
接種期間
妊娠28週0日から36週6日まで
使用するワクチン
組換えRSウイルスワクチン(商品名:アブリスボ筋注用)
組換えRSウイルスワクチン(PMDA)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
接種費用
無料(全額公費負担)
接種方法
1回(0.5mLを筋肉内に接種)
ワクチンの効果
RSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ)は、RSウイルス感染そのものを遮断するためではなく、下気道感染症の発生を減らすために接種します。(※)
| 予防効果 | 生後90日まで | 生後180日まで |
|---|---|---|
|
医療受診を必要とした下気道感染症の予防 |
57.1% |
51.3% |
| 医療受診を必要とした重症下気道感染症の予防 | 81.8% |
69.4% |
(※)Kampmann B, et al. Bivalent Prefusion F Vaccine in Pregnancy to Prevent RSV Illness in Infants. N Engl J Med. 2023.
ワクチンの安全性・副反応
| 副反応 | 10%以上 | 10%未満 | 頻度不明 |
|---|---|---|---|
|
局所症状 (注射部位) |
疼痛(40.6%) |
紅斑(7.2%)、 腫脹(6.2%) |
|
|
免疫系 |
発疹、蕁麻疹 |
||
| 精神神経系 | 頭痛(31.0%) | ||
| 筋・骨格系 | 筋肉痛(26.5%) | ||
| 重大な副反応 |
ショック、 アナフィラキシー |
海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加する可能性があるという報告もありますが、結果の解釈に注意が必要であるとされています。薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧症候群の発症リスクの増加は認められませんでした。
予防接種健康被害救済制度
上記のような副反応以外にも、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。
予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、その健康被害が予防接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づき救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
接種を受けたご本人及び出生した児が対象となります。
予防接種健康被害救済制度について
予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
接種するには
事前に接種券(予診票)の発行申請が必要です。
下記の二次元コードまたはURLからオンライン申請してください。

オンライン申請フォームはこちらから(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
接種券(予診票)について
- 妊娠26週までにオンライン申請した人には、妊娠28週ごろに郵送します。
- 妊娠26週以降にオンライン申請した人には、申請から2週間程度で郵送します。
持ち物
- 接種券(RSウイルス予防接種予診票)
- 妊娠中の赤ちゃんの母子健康手帳
市内実施医療機関
RSウイルス母子免疫ワクチン実施医療機関(PDF:233KB)(別ウィンドウで開きます)
※医療機関によっては予約が必要な場合があります。
市外・県外の医療機関で接種する場合
市外・県外の医療機関で接種する場合は、医療機関に「予防接種依頼書」の提出が必要になります。オンライン申請の際に「接種をする医療機関名」と「医療機関の住所」を入力してください。市から予診票を送る際、接種依頼書など接種に必要な書類を同封します。
事前に申請せずに市外・県外で接種した場合、自己負担(おおよそ3万円)が発生し、払い戻しできませんのでご注意ください。
静岡県内の医療機関で受ける場合(相互乗入れ制度)
静岡県の相互乗り入れ制度の協力医療機関で接種する場合、予防接種依頼書があれば、自己負担なく無料で接種を受けることができます。ご希望の医療機関が協力医療機関かどうか不明な場合は、健康政策課(0545-64-9023)へお問い合わせください。
静岡県外の医療機関で受ける場合(償還払い)
静岡県外の医療機関での接種の場合、予防接種依頼書を持参のうえ、一旦自己負担での接種となり、接種後の償還払いとなります。年度末(3月31日)までに払い戻しの手続きをする必要があります。
また、接種料金が払戻額の上限を超えた場合の差額は自己負担になります。接種料金は医療機関によって異なりますが、3万円程度です。
注意事項
- ワクチン接種について気にかかることがあれば、申請前にかかりつけ医に相談しましょう。
- 妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方は、接種の可否について必ずかかりつけ医にご確認ください。
- 出産の14日前までに接種することで免疫が赤ちゃんに移行するとされています。妊娠38週までの間に妊娠の終了を予定している場合は、早めの接種をご検討ください。
- 医師が特に認めた場合に、ほかのワクチンと同時に接種することができます。ただし、同時接種することにより抗体反応が低下するとされているワクチンがありますので、事前に医師に相談してください。
- 過去の妊娠時にRS母子免疫ワクチンを接種した方も、妊娠1回ごとに定期接種の対象となります。