2021年03月23日掲載
富士市では、「麻薬覚せい剤撲滅都市」を宣言しています。富士市での薬物情勢や、啓発用DVDの貸出についてお知らせします。
麻薬・覚せい剤等の薬物は、一度でも使用すると、自分の意志ではやめることができなくなる依存性をもつものであり、やがて脳をはじめ、体のさまざまな器官に障害が生じてくる。
麻薬・覚せい剤等の薬物は、私たちや私たちの子どものまわりに迫ってきており、平穏な家族を破壊するばかりか、凶悪な犯罪に結びつくことにもなる。
一人ひとりが麻薬・覚せい剤等の薬物の有害性・危険性を認識し、供給源の遮断を図るなど、この問題に真剣に取り組むことが必要である。
私たち富士市民は、健康で明るく、安全・安心な市民生活を確立するために、富士市を「麻薬・覚せい剤撲滅都市」とすることを宣言する。
平成15年9月12日 富士市
令和2年の富士警察署管内における覚せい剤取締法違反の検挙人員は27人で、県内第1位の検挙人員でした。
また検挙人員の27人のうち、約7割の19人が暴力団員となっており、依然として暴力団と薬物犯罪のつながりがうかがえる状況となってます。
最近の薬物犯罪の報道では、深刻な社会問題となった危険ドラッグ乱用による事件・事故は少なくなりましたが、県内では大学生などの若者が大麻取締法違反で多数逮捕されるなど、大麻の蔓延が深刻化しており、青少年に対する違法薬物の蔓延、低年齢化が懸念されています。
令和2年薬物事犯検挙グラフ
(PDF 46KB)
富士市では、麻薬や覚せい剤など薬物乱用の危険性・有害性を広く市民に知らせ、市民総ぐるみによる麻薬・覚せい剤などの撲滅活動を推進するため、富士市麻薬・覚せい剤撲滅推進協議会を設置しています。
本協議会では、薬物乱用防止キャンペーンやパネル展など、違法薬物の乱用防止啓発活動を定期的に行い、広く市民に対し違法薬物の危険性を呼び掛けています。
また、違法薬物は暴力団と密接な関係にあることから、富士市暴力団追放推進協議会と共催で、暴力追放・薬物乱用防止市民大会を開催しています。
富士市麻薬・覚せい剤撲滅推進協議会の審査により、出展されたポスター部門56作品、標語部門18作品の中から入賞作品を決定しました。ポスターの部の会長賞には、富士南中学校2年三浦万怜さんの作品、標語の部の会長賞には、富士高等学校3年小笠原早慧さんの作品が、それぞれ選ばれました。受賞作品は、以下のとおりです。
令和4年度 薬物乱用防止ポスター・標語コンテスト審査結果
(PDF 188KB)
富士市で貸出ができる麻薬・覚せい剤乱用防止啓発用DVDの種類や、貸出手順等について説明します。
貸出対象 | 富士市内に所在する学校、事業所、まちづくり協議会関係団体、サークル等の団体、その他富士市市民安全課が適当であると認める団体 |
貸出手順 | 1.電話(0545-55-2831)にて使用状況を確認し、予約する。 2.市民安全課で借用する。(貸出簿に使用団体名、担当者名、ご連絡先、返却予定日を記入していただきます) 3.返却予定日までに市民安全課に返却する。(貸出簿に視聴人数実績を記入していただきます) |
麻薬・覚せい剤乱用防止啓発用貸出DVD一覧
(PDF 27KB)
貸出本数 | 1回につき2本以内 |
貸出期間 | 原則1週間以内 |
貸出・返却受付時間 | 平日 午前8時30分から午後5時15分 (土曜日、日曜日、祝休日は受付できません) |
市民安全課防犯交通安全担当(市庁舎3階北側)
電話:0545-55-2831
ファクス:0545-51-0367
メールアドレス:si-shiminanzen@div.city.fuji.shizuoka.jp