国民健康保険
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お薬をもらいすぎてしまったり、飲み残してしまったりすることはありませんか?
また、薬の種類が増えると飲み合わせが気になることはありませんか?
今回は、お薬の上手な管理やかかりつけ薬局・薬剤師について薬剤師会の方にお聞きしましたのでご紹介します。
A.気になる人は自己判断で中断せず、まずは主治医や薬剤師に相談してください。主治医や薬剤師が患者に「他に飲んでいる薬は?」と尋ねたり、「お薬手帳」の確認をします。ただ、本人が薬を覚えておらず、お薬手帳の管理も不十分だと主治医や薬剤師が確認するのは難しい状況です。
お薬手帳は必ず1冊にまとめることが重要です。がん患者など多剤併用が必要な人もおり、薬の種類の多さは必ずしも問題ではありませんが、飲み忘れや副作用が起こりやすくなります。
A.薬の飲み忘れは疾患の治療に支障をきたす場合があります。主治医や薬剤師に薬の飲み忘れを隠す事は、「なぜ疾患が良くならないのか?」の原因を隠してしまうことになります。
まずは飲み忘れには原因があるはずなのでそれを特定し、主治医や薬剤師に相談し飲み忘れをなるべく防ぐようにしましょう。
また、飲み忘れで残ってしまった薬は、医療費の無駄にならないように主治医や薬剤師に相談し数量の調節をしてもらいましょう。
A.ジェネリック医薬品を選択することでお薬代が安くなります。ジェネリック医薬品は新薬(先発医薬品)の特許期間が満了した後に、厚生労働省の認可を得て製造・販売される、新薬と同じ有効成分の医薬品です。高血圧症や糖尿病などの生活習慣病のように、長い間飲み続けるお薬やお薬を何種類か飲んでいる場合は、特にお薬代の差が大きくなります。
A.ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を同じ量を使って作られています。お薬の形状、色、味、添加物などは違うことがあります。別の会社が特許を持っていて使えなかったり、飲みにくいお薬を飲みやすくしたり、安定性を良くするためにあえて添加物やお薬の形状を変えることがありますが、どの場合も、お薬の効き目や安全性に影響しない範囲と定められています。
また、効き目や安全性が同等であると確認するために、溶出試験や生物学的同等性試験、安定性試験など、たくさんの厳しい試験に合格しないと、ジェネリック医薬品は発売することができません。
最近では「オーソライズド・ジェネリック」と呼ばれる、原薬、添加物、製造方法等が新薬と同一のジェネリック医薬品もあります。今までジェネリック医薬品を使ったことがない方や、不安がある方が選択しやすいジェネリック医薬品の一つです。
A.かかりつけ薬局とは、いつもの顔なじみの薬局を持つことです。そこに行けば、薬の飲み合わせや副作用・重複・残薬の確認をしてもらえます。サプリメントや一般薬、健康や介護に必要なことも相談できます。
かかりつけ薬剤師は、信頼できる薬剤師を自分自身で選んで専属のパートナーとする制度です。いつも同じ薬剤師が対応し、すべての薬を把握してくれている安心感があります。
かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師を持つことで、在宅医療や介護に関することも含めていろいろなことを気軽に相談できます。
A.「ポリファーマシー」とは、単に服薬する薬が多いということではなく、多くの薬を服用することにより副作用などの有害事象をはじめ、様々な問題が起きることです。
年齢を重ねると複数の病気を持つことが多くなり、その分服用する薬が増えます。特に高齢者では、服用している薬が6種類以上になると、副作用のリスクが高くなると言われています。
「害のある多剤服用」を防ぐために、お薬手帳は1冊にまとめ、かかりつけ薬局を持ちましょう。
A. 「セルフメディケーション」とは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることです。セルフメディケーションには、次のようなことがあります。
実践1 日々、積極的に自分の健康を管理する。
・バランスの良い食事や適度な運動・規則正しい生活など、病気になりにくい体づくりをする。
・年1回健診を受け、健康状態を確認する。
・予防接種を受ける。
実践2 OTC医薬品(市販薬)やお薬手帳の活用 ※OTC = Over The Counter(オーバー ザ カウンター)
・日頃、よくある症状(頭痛・かぜ・胃腸の不調等)の時は、薬局で購入できる「OTC医薬品」を使い、ゆっくりと休む。
・OTC医薬品は、薬剤師に症状を伝えて購入し、説明書にある用法・用量を守って服用する。
・医師から薬を処方されている場合は、OTC医薬品を購入するときも「お薬手帳」を持参し、すでに飲んでいる薬の成分の重複や飲み合わせを薬剤師に確認してもらう。
A.国の制度として、令和4年4月から「リフィル処方箋」が始まりました。
症状が安定している患者について、医師の処方により、医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内に処方箋を反復利用することができる仕組みです。
医療機関を受診する回数が少なくなり、通院負担を軽減できるメリットがあります。
リフィル処方箋は、症状が安定し、通院をしばらく控えても大丈夫と医師が判断した場合が対象で、処方箋の「リフィル可」欄の医師のチェックが入っていれば利用できます。
投薬量に制限のある医薬品や湿布薬はリフィル処方箋にできません。
医療機関で処方せんを毎回もらわず、同じ処方箋を薬局で最大3回まで繰り返し使用できます。
リフィル処方箋の使用1回当たりの投薬期間と総投薬期間について、制度上の規定は原則ありません。医師が患者の病状等を踏まえて個別に判断します。
リフィル処方箋による投薬期間が終了する前でも、病状が変化した場合等に医療機関を受診することは可能です。
リフィル処方箋の場合、2回目および3回目の調剤時には医療機関の受診がありません。服薬中に気になったことや症状の変化などは薬剤師へ相談してください。
これからの日本は国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。ご高齢の方や慢性の病気を抱えた方が、安心して住み慣れた地域で、自分らしく暮らせる仕組みである地域包括ケアシステムの中で、薬剤師は充実した在宅医療を行うためのチーム医療に、薬の専門家として参加しています。その方がその方らしい毎日をより良く過ごせるように、医療と介護の融合を目指して、その方に関わるすべての職種の方々と連携を図っています。
薬剤師は、みなさんにとって身近な医療従事者だと考え、みなさんの健康の維持や回復に役立ちたいと願っています。
薬局も薬剤師もいろいろです。機能で選ぶ方もあり、薬剤師の人柄で選ぶこともあるでしょう。どちらも間違いではありません。あなたに合った薬局・薬剤師を見つけて下さい。
現在、薬の流通が非常に不安定です。そのため、先発医薬品、ジェネリック医薬品いずれにおいても希望される医薬品の調達が難しい場合がありますので、ご了承ください。
国保年金課(市庁舎3階北側)
電話:0545-55-2917
ファクス:0545-51-2521
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