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更新日:2025年5月15日

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【茶娘便り】富士のお茶のはじまり

富士のお茶1

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こんにちは!
第23代富士の茶娘、鈴木智晴です!

私たちの生活に溶け込んでいる富士のお茶

その始まりを、自分なりに勉強してみます

富士のお茶の歴史は江戸時代中頃までさかのぼり、当時は「番茶」が中心でした。(現在は「煎茶」がメインですね…!)

茶業が本格化したのは明治時代。

野村一郎氏(比奈出身)が荒れた原野を開墾し、独自の「野村式製茶法」を確立したことで始まったそうです

この製法はイギリスや中国の茶商人から高く評価され、富士の茶業発展のベースとなりました

その後、戦後に誕生した優良品種「やぶ北」が富士山麓で栽培され、大成功を収めました

「富士のやぶ北茶」は農林水産大臣賞を受賞し、その優れた香りと味で全国に知られるように。

また、手揉み技術を生かした「天下一製法」が誕生しました。

一時幻となったものの、富士市茶手揉保存会を中心に、復活に向けた研究が進められているそうです。

富士のお茶の歴史には、深いドラマがあったのですね…!

地元のお茶屋さんが丹精込めて育てた一杯を、感謝の気持ちでいただいています。

贈り物としても喜ばれる富士のお茶、ぜひ一度お試しください