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更新日:2025年5月15日

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目次

 

【富士山世界文化遺産登録10周年】UNITED VOICES PROJECT ~世界各地の分断による紛争をなくそう~

「UNITED VOICES PROJECT」が富士市で行われました。
本市は、日本を象徴する富士山を有し、核兵器廃絶平和都市宣言を行っている地方の主要な都市として実施協力しました。

令和5年5月10日に完成

この事業は、UNITED VOICES PROJECT実行委員会が主催するもので、2023年は「SAYPE Japan Tour」とし、沖縄県を皮切りに平和を祈る主要都市4か所で展開されました。
5月10日に完成しました。描かれた絵はしばらく残りましたが、2週間ほどで自然に消えてしまいます。
5月22日時点では、かすかですが絵が描かれていることが分かります。


中央公園に描かれた120メートル×25メートルのアート(提供:UNITED VOICES+SAYPE)


富士山に見守られながら作業(提供:UNITED VOICES+SAYPE)


中央公園で作業するSAYPE氏(提供:UNITED VOICES+SAYPE)


数日かけて制作(提供:UNITED VOICES+SAYPE)


芝生の上に描かれたアート(提供:UNITED VOICES+SAYPE)

富士山のふもと、富士市に平和を願う地上絵が描かれた!(市公式YouTube)


SAYPE(セイープ)氏と小長井市長


機材を使い、描いていきます


地上からも指が描かれていることが分かる


壮大な絵を間近に見られる


報道各社を集め、完成披露


富士山をバックに記念撮影

UNITED VOICES PROJECT実行委員会代表 桜井祐子氏コメント

  • 今、世界各地で分断による紛争が起こっている。日本も無関係ではない。「Beyond Walls」に共鳴し、今回の思いをSAYPE氏に伝え、招くことができた。世界中で手を取り合うことを、世界に呼びかけていきたい。
  • 富士市は日本を象徴する富士山をのぞむことができ、核兵器廃絶平和宣言都市であるので選んだ。

SAYPE(セイープ)氏コメント

  • 富士市でのフレスコ画は、現代と伝統の対比と融合、富士山が永遠を示すもので今回の画は若者の腕を表した。タトゥーは現代の若者を表現した。作品としてはよいでき栄えだった。
  • そもそも、トランプ大統領の時代に、メキシコとの国境に壁を作ったことに大変な衝撃を受け、壁を作成するのに莫大な費用かけ分断するのではなく、同じ費用をかけるなら壁を乗り越えることに費やすべきと考えた。2019年から「Beyond Walls」シリーズを描き始め、今回の富士市は19作品目。
  • このジャパンツアーの話をいただいて、UNITED VOICES PROJECT実行委員会は、分断をなくすには「対話」を重ねること、その意図に全く賛同しているのでジャパンツアーをスタートした。
  • UNITEDVOICES PROJECT実行委員会の皆さん、富士市の皆さん、公園管理者の皆さん、この環境、温かい人々に心から感謝する。

アートの空撮写真1 アートの空撮写真2

アートの空撮写真3 アートの空撮写真4

概要

主催

UNITED VOICES PROJECT実行委員会


沖縄で完成したランドスケープアーティストSAYPE(セイープ)氏のアート

大地に巨大なフレスコ画を描くSAYPE(セイープ)氏は、人々がお互いに助け合うというメッセージを込めて世界で「Beyond Walls」の平和イベントを展開しています。
今回は日本でのイベントを沖縄県、長崎県に続き、静岡県で開催することになりました。
本市の中央公園に約120メートル×25メートルの大きさで描かれました。
「SAYPE JAPAN TOUR」は、「Say peace(平和を表現しよう)」の頭文字を取った名前のアーティスト「SAYPE」が世界中で⼤地に巨⼤なフレスコ画を描く、2019年から始めた自身のプロジェクト「Beyond Walls(壁を越えて)」の日本ツアーです。
「世界には解決の難しい問題があふれていて、僕のアートが持つ⼒は⼤海原に垂らした⼀滴にしかならないかもしれない。それでも続けます。僕には、ほかの⼈をインスパイアする責任があると感じています」と語るSAYPE(セイープ)氏のアートは、エコフレンドリーな素材で描かれ、2週間程度で消えていきます。
信念を持ち⾏動を続けるSAYPE(セイープ)氏の⼀滴は広がっていきます。

  • 世界各地の分断による紛争を「対話」により、予防・解決することが目的。
  • 沖縄県を皮切りに、長崎県、静岡県富士市、東京都で実施予定。
  • 大地に巨大なフレスコ画を描くランドスケープ(都市や公園等の空間デザイン)アーティストのSAYPE(セイープ)氏による「Beyond Walls」シリーズの人が手を取り合うモチーフを中央公園に描く。
  • モチーフをドローンで上空から撮影し、世界に向けて発信する。

目的

”連帯”を呼びかけるランドスケープアーティストSAYPE(セイープ)氏のアートをキービジュアルに、”互いを知り、尊重する”マインドを発信し、賛同者の声を一つに”分断”というテーマに取り組む活動をする。

制作期間

令和5年5月4日(木曜日・祝)から10日(水曜日)まで

場所

中央公園の富士見の広場(大きさ約120メートル×25メートル)

制作スタート!


富士山の位置を確認


今回の事業にかかわるメンバー


ドローンで全景を確認


中央公園にどんな絵を描くか検討


トラロープで作業スペースを確保


ドローン映像を確認

制作スタート時に、実行委員会主催の記者会見を富士市で実施

令和5年5月4日に、富士市役所で実行委員会主催の記者会見が実施され、本プロジェクトについての概要などが説明されました。

富士山に見守られながら制作中

 

 

ランドスケープアーティストSAYPE(セイープ)氏


アート作成中のSAYPE(セイープ)氏

SAYPE(セイープ)氏は、100%生分解性の塗料を発明し、地面に巨大なフレスコ画を作成できるプロセスを開発しました。現在、新しいランドアート運動のパイオニアと見なされています。2019年の最も有名なアーティストの1人で、フォーブス誌に、30歳未満のアートとカルチャーの分野で世界で最も影響力のある 30名の人物の1人として紹介されています。
SAYPE(セイープ)氏の最も注目すべき作品の1つは「Beyond Walls」シリーズです。この壮大なプロジェクトは、世界が極端化しており、一部の人々が諦めを選択しているという前提から始まりました。それでも、SAYPE(セイープ)氏は「私は、人類が直面するさまざまな課題を克服するために、共に取り組むことができると深く信じています」と強調しています。
この信念から、世界中で助け合いと連帯のポジティブなメッセージを共有し、象徴的に世界で最も大きな人間の鎖を作り出すという構想が生まれました。
このプロジェクトは、2019年にエッフェル塔の足元でパリから始まり、5大陸を横断し、世界中の人々をつなげるという野心を持って、都市から都市へと旅を続けています。

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