2016年11月25日掲載
本市の伝統ある天下一製法にて製造された手揉茶「天下富士」が、世界お茶まつり2016にて販売されました。
「形状は針のごとく、繊細で優美であり、風味も群を抜き秀逸」
明治時代初期、そんなお茶が、富士市の野村一郎を中心として作られました。
明治9年(1876年)に横浜から出荷したところ、英国人茶商と中国人茶商から「天下一品茶製所」の称号が贈られ、天下一の名は海外にまで知れ渡り、一世を風靡。
しかし、その三年後、天下一の製法の記述を残さないまま、野村一郎は他界し、富士市の天下一品茶は幻の名品となってしまいました。
時代は移り、日本茶は機械製法へと移行しましたが、伝え聞く、天下一品茶の繊細で優雅な風味を確かめようと、富士市茶手揉保存会が古い文献をもとに百三十年前の天下一製法の再現に挑戦。
なんと8年もの歳月をかけて現代に蘇らせました。
「先達の偉業に新たな息吹を与えたい」。そんな想いから、いまここに、手揉み針状逸品茶「天下富士」という新たな名をかかげ、日本茶が登りえた一つの極みとして世に贈ります。
--出典 天下富士パンフレット--
天下富士(世界お茶まつり2016)
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