富士市消防本部では、現在市内に9台の救急車を配置して24時間体制で市内の救急事故などに対応しています。
近年、救急件数は増加の一途をたどり、ここ数年、緊急ではないのに救急車を呼ぶ人が大変増えています。
このような状況が続きますと、本当に救急車を必要とする事故等が発生した時、遠くの救急車が出動し到着が遅れるなど対応が遅れ、救える命が救えなくなるおそれがあります。
令和5年中に救急車で搬送された傷病者の約41%は、医師により軽症と判断されています。
軽症:入院を必要としないもの
中等症:入院を要するもので重症に至らないもの
重症:3週間以上の入院加療を必要とするもの
傷病程度 | 搬送人員(人) | 割合(%) |
---|---|---|
軽症 | 4,224 | 41.2 |
中等症 | 5,502 | 53.7 |
重症 | 402 | 3.9 |
症状に緊急性がなくても、「交通手段がない」「どこの病院に行けばいいのかわからない」「便利だから」「困っているから」と救急車を呼ぶ人がいます。
救急車や救急医療は限りある資源です。いざというときの自身の安心のために、みんなで上手に利用しましょう。
富士市消防本部では、「えっ!?こんな理由で救急車を!?」といった続編動画を作成し、公開しています。
総務省消防庁より緊急度判定を支援し、利用できる医療機関や受診手段の情報を提供するため、全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)が公開されました。
全国版救急受診アプリ (愛称「Q助」) (PDF 1442KB)
該当する症状及び症候を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応(「今すぐ救急車を呼びましょう」、「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」又は「引き続き、注意して様子をみてください」)が表示されます。
その後、医療機関の検索(隣県の情報も閲覧できるように、厚生労働省の「医療情報ネット」にリンク)や、受診手段の検索(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の「全国タクシーガイド」にリンク)を行うことができます。
次のような症状がみられたら、ためらわずに119番に連絡してください!
体の部位 | おとな | こども |
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頭 | 突然の激しい頭痛 突然の高熱 支えなしで立てないぐらい急にふらつく |
頭を痛がって、けいれんがある 頭を強くぶつけて、出血がとまらず、意識がない |
顔 | 顔半分が動きにくい、しびれる 笑うと口や顔の片方がゆがむ ろれつが回りにくい、うまく話せない 視野がかける、ものが突然二重にみえる |
くちびるの色が紫色で、呼吸が弱い |
胸や背中 | 突然の激痛 急な息切れ、呼吸困難 持続する胸の中央が締め付けられるような痛み 痛みの場所が移動する |
激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しく、顔色が悪い |
おなか | 突然の激痛 吐血や下血を伴う痛み |
激しい下痢や嘔吐で水分が取れず意識がはっきりしない 下血 |
その他 | 返事がない(意識がない) けいれんが止まらない 食べ物をのどにつまらせて、呼吸が苦しい |
返事がない(意識がない) 虫に刺され、全身にじんましんが出た 生まれて3ヶ月未満の乳児の様子がおかしい |
救急車を上手に使いましょう (PDF 1189KB)
救急車を呼んだら、こんなものを準備しておいてください。
・保険証や診察券
・お金
・靴
・普段飲んでいる薬(お薬手帳)
※上記リンクは「Weblio辞書」のページを新しいウィンドウで開きます。
用語解説については、「Weblio」までお問い合わせください。
消防本部警防課救急管理室
電話:0545-55-2856
メールアドレス:fi-keibou@div.city.fuji.shizuoka.jp