2024年12月20日掲載
市内には図書館や図書館分室のほかに、各地区を巡回している移動図書館など、本とふれあうことのできる場所がいくつもあります。
今回は、今話題の富士市出身の作家や図書館司書のお気に入りの本、便利なサービスなどを紹介します。
本と出会い、新たな世界をのぞいてみませんか。
成瀬は天下を取りにいく/新潮社
滋賀県大津市を舞台に、我が道をいく主人公・成瀬あかりの出来事を描いた物語。
Profile
小説家。昭和58年生まれ。滋賀県大津市在住。令和5年に刊行された初単行本「成瀬は天下を取りにいく」は、令和6年に第39回坪田譲治文学賞受賞、2024年本屋大賞受賞。
−画像あり−
(画像説明)成瀬は天下を取りにいく
エブリリトルシング 夏休みのキセキ/主婦と生活社
多くの学校で道徳の副教材に使用される「カブトムシと少年」から始まる連作短編。
Profile
小説家、ITライター、AI研究家。昭和41年生まれ。県立富士高等学校卒業。代表作である「エブリリトルシング 夏休みのキセキ」は、20万部のベストセラーとなり、後日譚を加えて復刊。
−画像あり−
(画像説明)エブリリトルシング 夏休みのキセキ
図書館司書がお勧めするお気に入りの一冊を紹介します。年末年始のお休みや、旅のお供などに、手に取ってみてはいかがですか?
私が紹介するのは、高田崇史著「QED 六歌仙の暗号」という一冊です。歴史分野の学問に興味がなかった私が、大学で歴史学を専攻することになったきっかけの本です。論文ではなく、あくまで小説です。しかし、歴史が苦手、嫌いだという人にも歴史を学ぶ面白さを教えてくれる一冊だと思います。
シャーロックホームズや竹取物語など、様々な題材で「QEDシリーズ」は執筆されています。興味がある題材を、ぜひ手に取ってみてください。
−画像あり−
(画像説明)中央図書館 佐野主事補
物語の中心は小学1年生になった、かのこちゃん。
ゲリラ豪雨が襲ったある日、かのこちゃんの家の老犬・玄三郎の小屋に、猫のマドレーヌ夫人が逃げ込んできます。かのこちゃんの毎日は全てが新鮮で面白いことだらけ。猫と犬と人との絆、それぞれの出会いと別れ、かのこちゃんの成長…。
中高生でも楽しめると思いますが、大人にも読んでもらいたい一冊です。
−画像あり−
(画像説明)中央図書館 山本 主事補
三島由紀夫のライフワークとも言える壮大な輪廻転生物語四部作の第一巻。最終章「天人五衰(てんにんごすい)」を書き上げ、三島は自衛隊市ヶ谷駐屯地に向かいました。
各章で若くして死ぬ主人公、全章にわたり生まれ変わりを目撃する長命なキーパーソンが登場します。
第一章の舞台は大正年間、侯爵家の若君と伯爵家令嬢の、禁忌を破りたどり着く甘い陶酔、激しくはかない悲恋の物語です。
−画像あり−
(画像説明)富士文庫 水谷 統括主幹
著者の大野晋は、「岩波古語辞典」を編さんした日本語学の大家で、私の大学時代の恩師です。日本語を正確に読み、正しく表現するには、「どうすればよりよく読めて書けるようになるのか」、「日本語とはどんな特質を持つ言語なのか」。学生・社会人のために、先生が60年の研究を傾けて語っています。学生時代、助詞の「は」と「が」の違いを先生から教わって、目からウロコだったことを思い出しました。
−画像あり−
(画像説明)西図書館 石井 統括主幹
「ばばばあちゃんの絵本」シリーズ1作目。
夜空があまりにもきれいなので、外で寝ることを思いついたばばばあちゃんですが…。あれやこれやと寝るときに必要なものが出てきてしまい、大変なことになってしまいます。
「思いついたら即実行!」の行動力のあるばばばあちゃんは、いつも周りのみんなを巻きこんで大騒ぎです。シリーズのほかの絵本も楽しいですよ。
−画像あり−
(画像説明)東図書館
令和6年9月にシステム変更を行い、スマートフォンで便利に貸出できる機能をはじめ、読書をさらに楽しんでいただくためサービスを新たに導入しました!
子育て世帯にお勧めの、子どもと一緒に読書を楽しめる内容もあります。
ぜひ、ご活用ください。
-画像あり-
(画像説明)QRコード 富士市立図書館はこちら
ふじ電子図書館は令和4年からスタートした、インターネット上の図書館です。
自宅や外出先など、インターネットにつながる環境さえあれば、24時間いつでも利用することができます。
利用条件/
(1)市立図書館の有効な利用者カードを持っていること
(2)市内に在住・在勤・在学であること
何人でも同時に利用できる「読み放題」や「うごく絵本」、「おとえほん」など、電子図書館だからこそ提供できるコンテンツを準備しています。
ぜひ一度お試しください
-画像あり-
(画像説明)QRコード ふじ電子図書館はこちら
各館で図書館職員による「おはなし会」を定期的に行っています。赤ちゃん向けのわらべうたを中心としたおはなし会や、小学校低学年の子どもも楽しめる絵本のおはなし会を実施しています。詳しくは、市立図書館ウェブサイトをご覧ください。
また、中央図書館では毎月第1日曜日の10時30分から、市内のボランティアによるおたのしみ会も開催しています。
中央図書館限定
子育てパパ・ママが利用できる託児サービスを行っています。
乳幼児を連れて図書館を利用する際に、専門のスタッフがお子さんをお預かりするので、ゆっくりと読書時間をお過ごしください。
とき/毎週水曜日
9時15分〜11時45分
オーディオブックのサービスを開始しました。
オーディオブックとは、プロのナレーターや声優が朗読したものを、耳で聴いて楽しむ音声コンテンツのことです。
パソコンやスマートフォンで市立図書館ウェブサイトにアクセスし、「蔵書検索」から「オーディオブック」を指定すると検索・利用ができます(ログインが必要です)。
じっくりと耳を傾けて本の世界に没頭することも、何か作業をしながらBGMとして利用することもできます。
この機会に、ぜひ聴いてみてください。
! オーディオブックは、個人利用の目的に限り、利用することができます。
スマートフォンで利用者カードを表示できるようになりました!
窓口でスマートフォンの利用者バーコードの画面を提示すると、従来の利用者カードと同様に本を借りることができます。
利用者のページでは、ほかにも貸出・予約状況の確認や、返却期限日のお知らせメールの登録、読書記録の設定などを行うことができます。
ぜひ、ご活用ください。
利用者カード表示方法
(1)スマートフォンで市立図書館ウェブサイトにアクセスし、右上のメニューを開きます。
(2)スマートフォンサイトを選びます。
(3)ログインをタップし、利用者番号とパスワードを入力してログインします。
(4)メニュー一覧から利用者ページをタップすると、利用者バーコードが表示されます。
スマートフォンなどで資料検索ができます
自宅のパソコンやスマートフォンから、図書館所蔵の資料を検索できます。
市立図書館のウェブサイトにある「かんたん資料検索」から検索用ページに移動して、キーワードを入力すれば検索できます。
-画像あり-
(画像説明)QRコード 資料検索はこちら
資料検索のコツ!
(1)送り仮名や漢字が違うと、見つからないことがあります。本のタイトルや著者名を入力するときは、ひらがなやカタカナで入力すると、資料が見つかりやすいことがあります。
(2)タイトルを全部打ち込むより、単語を分けて検索したほうが探している資料を見つけられる場合があります。
スマホで本が読めたり聞けたりできると、本を持ち歩かなくていい!
スマホログインで、
図書館がもっと身近な存在になるかも!
読み聞かせのときに教えてもらったわらべ歌を、家でも子どもと一緒にやっています♪
ふじ電子図書館を利用しました。図書館に行かなくても本を読めるのは便利です!
利用者カードを家に忘れて取りに帰ったこともあるので、スマホログインを利用したい!
読み聞かせでは、就園前に同じ年齢の子と接することができるのでうれしい♪
問合せ 中央図書館 電話 51-4946 ファクス 51-7135 Eメール library@div.city.fuji.shizuoka.jp
シティプロモーション課広報広聴担当(市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700
ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:so-citypro@div.city.fuji.shizuoka.jp