田子の浦港へ

産業・事業者

港のまめ知識

港の種類

1 特定重要港湾

 重要港湾のうち外国貿易上特に必要な港湾です。(横浜港、神戸港など全国23港、静岡県内では清水港が唯一の特定重要港湾です。)

2 重要港湾

 国の利害に重大な関係を有する港湾です。(全国105港あり、田子の浦港はこの重要港湾に該当しています。静岡県では田子の浦港のほかに御前崎港が重要港湾です。)

3 地方港湾

 重要港湾以外の港湾です。(全国で953港あり、静岡県では熱海港、沼津港など12港が地方港湾です。)

4 避難港

 地方港湾のうち小型船の避難港として指定された港湾です。(全国で35港あり、静岡県では下田港が唯一の避難港です。)

5 56条港湾

 港湾地区の定めが無く、港湾法第56条に基づき都道府県知事が公告した水域のことをいいます。(全国で65箇所ありますが、静岡県には該当水域がありません。)

行政用語

1 港湾管理者

 港湾法に基づいて、港湾を全体として開発、保全し、管理運営する公共的責任の主体をいいます。
 現在、田子の浦港は静岡県(田子の浦港管理事務所)が港湾管理者となっています。

2 港湾における行政

 港湾管理者以外にも、港湾に関連した行政があります。
 船舶の航行安全等を行う港長事務、税関事務、検疫事務、入国管理事務などがこれにあたります。

3 港湾区域

 国土交通大臣又は都道府県知事が、一体の港湾として管理運営するために認可した必要最小限度の水域です。
 港湾管理者が港湾法により管理権を行使する区域のひとつです。

4 臨港地区

 港湾の管理運営に必要な最低限度の陸域で、都市計画法の規定により指定された地区または港湾法の規定により港湾管理者が定めた地区のことをいいます。
 港湾の機能が確保できるように、港湾区域を地先水面とする一定の地域に指定されています。

5 港湾隣接地域

 港湾を保全し、港湾施設を維持し、港湾背後地を保全するために、港湾区域に隣接する区域として、港湾管理者が指定した地域です。
 「港湾区域」、「臨港地区」と同様に港湾管理者が管理権を行使する区域のひとつです。

6 港湾計画

 港湾管理者が将来の港湾についての目標を定めた基本計画です。
 港湾法第3条に基づいて田子の浦をはじめとする重要港湾には作成が義務付けられており、港湾整備や運営管理の指針となります。
 田子の浦港では、平成13年7月に港湾計画が改定されています。

7 改正SOLAS条約

 海上における人命の安全のための国際条約です。
 平成13年に起こった同時多発テロを契機に改正し、世界中の港湾でテロ対策をはじめとした保安対策に取り組むこととなりました。田子の浦港でも、清水港、御前崎港と同様に平成16年7月から保安対策に取り組んでいます。
※SOLASは、「Safety of Life at Sea」の略です。

港の施設

1 航路(こうろ)

 港を出入りする船舶の通路のことです。

2 泊地(はくち)

 船舶が安全に停泊するための水域のことです。

3 防波堤

 外海からの波を防いで港湾の静穏をたもつための堤防のことです。

4 護岸

 波による海岸の浸食や崩壊を防ぐための施設のことです。

5 岸壁・物揚場

 船舶を横付けして貨物の積み下ろしや乗客の乗降が出来る施設で、水深が4.5メートル以上のものを岸壁、4.5メートル未満のものを物揚場と呼びます。

6 エプロン

 岸壁や物揚場の陸側にあって、背後の上屋、野積場などまでのスペースのことです。

7 上屋

 荷揚げした貨物や船に積み込む貨物の荷さばきや一時保管を行うための施設のことで、エプロンのすぐ背後に設置されます。
 貨物を長期保管することを目的とする倉庫とは区別されます。

8 野積場

 石炭、鉱石、木材のように屋外においても構わない貨物の一時保管場所ことです。

9 埠頭

 岸壁、物揚場等の繋留施設及びその背後の上屋、倉庫など陸上整備を含めた広い範囲での臨港地帯のことです。

10 ドルフィン

 船舶係留のために水中に設ける柱上構造物で、陸から孤立している系船岸です。系(繋)船杭ともいいます。田子の浦港では石油埠頭がドルフィンタイプになっているものがあります。

船舶用語

1 総トン数(G/T)

 船舶内部の総容積から、運輸省令で定めた基準に該当する開口容積を除き、立法メートルで表した値に、さらに一定の係数をかけて算出した値です。
(2.83立法メートルが1トンとなります。)

2 重量トン数(D/W)

 貨物を満載した状態での重量と、船舶のみの重量の差で表します。燃料や飲料水等も重量トン数に含まれますが、ほぼ船舶が積載できる貨物の重量を示しています。載貨重量トンともいいます。
(1,016キログラムが1トンとなります。)

3 ノット

 船の速さを表す単位です。
(約1,852メートル/時を1ノットとしています。)

4 喫水(吃水)

 船体の水面下に沈んでいる深さのことをいいます。

5 ハンディマックス

 載貨重量トンが5万トン以下の中型貨物船舶をハンディサイズと呼びますが、その中でも載貨重量トンの大きいものをハンディマックス、載貨重量トンが2万トン程度のものをスモールハンディと呼びます。
 田子の浦港には載貨重量トンが4万トンを超えるハンディマックス船舶も入港しますが、載貨重量トン3万トン以上の船舶は、満載喫水が10メートルを超えるものもあり、田子の浦港に入港するためには荷物を軽くするなど喫水調整を行い喫水を9メートル以下にする必要があります。

6 パナマックス

 パナマ運河を通行できる最大の船舶のことです。普通パナマ運河にあわせた最大幅32.2メートルをとり、計画喫水12メートル前後、載貨重量トン6万~7万載貨重量トンの貨物船舶のことです。
 5万載貨重量トンを超えるパナマックスの船舶は、喫水が11メートル以上必要であるため、現在田子の浦港を利用することはできません。

7 プレジャーボート

 スポーツ又はレクリェーションの用に供するヨット、モーターボート及びその他の船舶のことです。