市場の概要

岳南富士地方卸売市場の前身である富士市公設地方卸売市場は、静岡県卸売市場整備計画により、富士地区広域市町村圏の根幹事業として、富士市が昭和51年9月に開設した県下で初めての公設地方卸売市場です。青果物・水産物等の生鮮食料品の円滑適正な流通を確保するため、卸売市場の整備統合による大型化、青果・水産・その他の食品を同一市場で扱う総合化等の目的により卸売市場が開設されました。　開設以来、生産者に対しては、安定した販路を提供し、小売商に対しては、安定的な仕入れの場を提供することにより、市民等へ生鮮食料品等を安定供給する役目を担っていました。
しかし、流通形態の変化や建物の老朽化の問題等により、行政サービスの民間活力の導入を進め、平成20年度から指定管理者制度を導入し、平成25年4月1日から民営化となりました。開設者は富士市から民間会社に引き継がれ、市場名が「岳南富士地方卸売市場」に変更となりました。
水産卸会社が平成25年8月に田子の浦漁港に移転しましたが、現在地においては青果部を中心として、営業を行っています。