文化(文化財・施設)
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紙をテーマとした芸術作品のコンクールである「紙のアートフェスティバル」を開催しています。
富士市は、紙の生産地として全国的に知られており、紙を文化・芸術の分野でも活用していくために、「紙のアート」作品を全国から公募し、受賞作品による展示会を開催しています。
本イベントは、紙の特性を活かした表現豊かな作品を展示することで、紙の新たな可能性を発見できる企画です。
【概要】
紙を素材にした作品を募集し、応募作品を審査し、大賞となった1名または1グループの作品の展覧会を行う。
【募集作品】
紙類で制作した作品(立体造形・インスタレーションなど)。
【テーマ】
応募者の自由。
※ミュージアム展示スペース(約570×1380×H250cm)での個展を前提にしたプランであること。
【募集期間】
令和6年4月1日(月曜日)から5月31日(金曜日)
※募集終了。
第16回紙のアートフェスティバル2024作品募集チラシ (PDF 1090KB)
菊地 絢女 Ayame Kikuchi
神奈川県生まれ・在住 東京工芸大学芸術学部卒業。
グラフィックデザイナーの傍らアート活動を経て、2008年美術家として独立。
紙、布、廃材などを使用した立体造形やインスタレーションを制作する。
自然界の循環、生命エネルギー、人の感情の流れに焦点を当て、それらを視覚化する。
布と絵画を構成した造形や、彫刻としての切り絵表現、廃材の造形等、幅広い作品を展開。
2024『菊地絢女展 空中散歩』個展(アート○美空間Saga/神戸)
2024『いのちの森』個展(mint kobe/神戸)
2022『二人展 Between me and me』(Real style/愛知)
2021『Unexpected encounter』(Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi/東京)
2020『Giant Mango Selection vol.6』(Wrong Gallery/台北)
2020『Mostra di Artisti Giapponesi Contemporanei』(monogramma/ローマ)
2020『AAF Milan 2020』(Super studio piu/ミラノ)
2020『AAF Melbourne 2019』(Melbourne Town Hall/メルボルン)
2018『SICF 19』(SPIRAL/東京)
2017『Pattern Pile』空間演出として(SPIRAL Showcase/東京)
2017『アスリート展』(21_21 DESIGN SIGHT/東京)
2016『ART in PARK HOTEL TOKYO 2016』(パークホテル東京)
2015『Fower energy』(TOCCA 銀座・青山/東京)
2015『Material』(JILL D'ART GALLERY/愛知)
2015『菊地絢女展』個展(Nabe Cafe /東京)
2013『ユリカナ展』(渋谷ヒカリエ 8/CUBE/東京)
2013『その先の風景展~風景考2012に導かれて』(SATOSHI KOYAMA GALLERY/東京)
2012『911展』(Me&Art GALLERY/シドニー)
2008『Project 7 Boxes』(三鷹市芸術文化センター/東京)
紙をカッターで切り抜き、折り曲げ、それを無数に重ねて、自然界の循環や感情の流れ、生命エネルギー等を視覚化する造形作品を制作しています。
水が豊かな日本で育った私にとって、富士山は地球の循環を思い起こさせてくれる象徴でもあります。
日本の文化は水とともにあり、紙もまた水の産物であると考え、紙という素材は、様々な表情を見せてくれます。
年間約20億~30億トンもの雨が富士山麓に注がれながら、そのほとんどが川を作ることなく、富士山の溶岩が吸収し、地下でゆっくり時間をかけながら、湧き水となって流れるという、富士ならではの独特な水の形態が巨大な濾過システムのようでもあり、また、私にとっては一滴の雫の落ちる音でさえ、そこに蛙や水草が暮らしていることを思い起こさせてくれる大切な記憶との繋がりでもあります。
自然界の特質をも変えられる技術が発展した現在に生きる私は、紙で言うならば、皺がよる、燃えやすい等の自然物の特性を賜物と捉えることを忘れてしまいがちであり、文化の向上と同時に起こる、自然や一個人のライフスタイルに至るまでの存在そのものの特質を探求することの衰退を時に考えさせられてきました。
雨として降り注ぎ、何年もの時を超えた水の旅に人が恩恵を受ける不思議な自然との関わりを、この地を文化の母体と捉えた時、私は幼い時に立ち返り、紙を千切るという単純な行為や、制作途中で出た意図としない奇怪な形の紙屑も素材として取り入れ、過去作品から発展させたいと思います。
立ち返ることは、戻る行為なのか、はたまた発展なのか、手を動かしながら浮かび上がる流れの形に耳を傾け表現することで、問いかけとなる空間を制作したいです。
菊地絢女
第16回 紙のアートフェスティバル2024大賞受賞作品の展示会を令和6年10月1日(火曜日)から開催します、
会期 | 令和6年10月1日(火曜日)~12月8日(日曜日) |
開館時間 | 10時00分~18時00分 |
会場 | ふじ・紙のアートミュージアム交流スペース(ロゼシアター1階東側奥) 富士市蓼原町1750番地 |
観覧料 | 無料 |
菊地絢女さんをふじ・紙のアートミュージアムにお招きし、講演していただきます。
ご本人から作品などについて話を伺える貴重な機会となります。ぜひご来館ください。
日時 | 令和6年10月6日(日曜日) 13時30分~14時30分 |
会場 | ふじ・紙のアートミュージアム交流スペース(ロゼシアター1階東側奥) 富士市蓼原町1750番地 |
入場料 | 無料・申込不要 |
「菊地絢女展」チラシ (PDF 892KB)
ふじ・紙のアートミュージアム
〒416-0953
静岡県富士市蓼原町1750番地 富士市文化会館ロゼシアター1階
電話:0545-32-6581 ファクス:0545-32-6582
交流観光課 交流推進室(市庁舎5階南側)
電話:0545-55-2974
ファクス:0545-55-2937
メールアドレス:kouryuukankou@div.city.fuji.shizuoka.jp