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更新日:2025年5月15日
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新たな都市計画マスタープランの策定について
本市では、概ね20年後の将来を見据えた都市づくりのプランである「富士市都市計画マスタープラン」を平成26年に策定し、集約・連携型都市づくりを進めています。
もとより、集約・連携型都市づくりは、まちを単に縮小しようとするものではなく、人口減少を前提として、まちなかや拠点の価値を高めることなどにより、より豊かな生活の実現を目指し、時間をかけて都市の体質改善を図るものであるため、短期間での実現は限界があります。
しかしながら、SDGsの達成、デジタル社会の実現、脱炭素社会の形成、新型コロナウイルスの感染拡大等を背景とした社会動向の変化に的確に対応するとともに、昨今の自然災害の頻発・激甚化を踏まえた最新の災害リスクを勘案するほか、開発圧力が高い高速道路IC周辺市街化調整区域等における土地利用方針の検討など、改めて今後の都市づくりの方向性を示す必要がありました。
このようなことから、社会・経済情勢等に対応した集約・連携型都市づくりを更に進めるため、令和2年国勢調査結果の公表等を鑑み、令和3年度から3か年かけて都市計画マスタープランを策定しました。
都市計画マスタープランとは
都市計画マスタープランとは、都市計画法に規定されている「市町村の都市計画に関する基本的な方針」のことであり、市町村が行う都市計画の最も基本となる計画です。
目指すべき都市像の実現に向けた取組の方向性を整理し、都市づくりの総合性・一体性を確保するとともに、その考え方を市民・企業・行政等が共有し協働による都市づくりを推進するため策定するものです。
パブリック・コメント制度により意見を募集しました
本マスタープランの策定にあたり、パブリック・コメントを実施しました。
実施期間 令和5年11月15日(水曜日)~12月15日(金曜日)
詳しくは、以下のウェブページをご覧ください。
「第三次富士市都市計画マスタープラン(案)」についての意見募集結果
地域別説明会を開催しました
「第三次富士市都市計画マスタープラン」及び「富士市集約・連携型都市づくり推進戦略」の策定に向けて、計画案の段階で市民の皆様にご説明し、ご意見をいただくため、地域別に計7回の説明会を開催しました。
とき | ところ | 対象地区 |
---|---|---|
令和5年8月22日 火曜日 | 岩松まちづくりセンター | 岩松・岩松北・富士川・松野 |
令和5年8月25日 金曜日 | 吉永まちづくりセンター | 吉永・元吉原・須津・浮島・原田 |
令和5年8月28日 月曜日 | 大淵まちづくりセンター | 富士見台・神戸・吉永北・大淵 |
令和5年8月31日 木曜日 | 伝法まちづくりセンター | 吉原・伝法・今泉・青葉台 |
令和5年9月5日 火曜日 | 鷹岡まちづくりセンター | 鷹岡・広見・天間・丘 |
令和5年9月11日 月曜日 | 富士駅南まちづくりセンター | 富士駅北・富士北・富士駅南・田子浦・富士南 |
令和5年9月21日 木曜日 | 市役所6階第一・第二会議室 | 全地区 |
富士市都市計画マスタープラン策定等市民懇話会
「富士市都市計画マスタープラン」の策定に当たり、学識者、関係団体の代表者及び公募登録している市民等で構成される「富士市都市計画マスタープラン策定等市民懇話会」を組織し、参加者の皆様のご意見を聴取しながら、検討を進めます。
第1回市民懇話会
第1回市民懇話会を令和4年5月18日に開催し、本懇話会の座長の選任が行われ、座長に南山大学の石川良文教授が選出されました。
その後、事務局から都市計画マスタープランの概要、本市の現状と課題、都市づくりの方向性と基本理念等について説明を行い、質疑に加え、本市の魅力や個性に関するご意見等、これからの都市づくりについて多様な視点からの意見交換を行いました。
【参加者からのご意見等】
- 外から人を呼び込むことのできる観光視点の充実が必要
- 土地利用の観点から防災に対する安全性が高いまちづくりを進めてほしい
- ブランド戦略やPRがさらに必要であると感じる
- 子供達が大人になり、自分で住む場所を決める時に選ばれる都市にしていきたい 等
- 参加者名簿(PDF:128KB)
- 資料1 都市計画マスタープランとは(PDF:2,074KB)
- 資料2 今後の都市づくりの方向性と基本理念(PDF:651KB)
- 参考資料1 アンケート調査結果(PDF:769KB)
第2回市民懇話会
第2回市民懇話会を令和4年7月22日に開催し、現在検討中の都市計画マスタープラン全体構想(案)等について説明を行いました。
全体構想は、今後の都市づくりの考え方を全市的・長期的な観点で定めるもので、事務局が基本理念からその実現に向けた目標のほか、将来の都市の骨格、基本方針等を示し、参加者と意見交換を行いました。
【参加者からのご意見等】
- 富士市から進学等で出ていった若者が帰ってきたくなる都市づくりを進めてほしい
- 「在宅避難可能な都市づくり」という考え方を、事前復興の取組とあわせて考える必要がある
- 義務教育の中で、防災意識啓発を進める方針を盛り込んではどうか 等
- 参加者名簿(PDF:160KB)
- 資料1 現行計画に対する評価について(PDF:3,299KB)
- 資料2 全体構想について(PDF:1,705KB)
- 資料3 富士市都市計画マスタープラン全体構想(案)(PDF:7,081KB)
第3回市民懇話会
第3回市民懇話会を令和5年3月23日に開催し、都市計画マスタープランのまちなかまちづくり及び地域別構想素案等について説明を行いました。
まちなかまちづくり及び地域別構想は、「まちなか」の事業者や地域住民等が参加する懇話会において、地域の特性や特徴を踏まえたご意見をいただきながら作成を進めた、各地域のまちづくりに特化したものです。
事務局から新たに作成した構想案等を示し、参加者との意見交換を行いました。
【参加者からのご意見等】
- 観光客を受け入れるための駐車場や見晴らし台等の施設については、具体的な施設整備を実行していただきたい
- 吉原商店街では、若い人達がイベント等をたくさん行っており、その良さが計画からも分かると良い
- 少しでも分かりやすい計画作成に努めてほしい 等
- 参加者名簿(PDF:128KB)
- 資料1 第三次富士市都市計画マスタープラン_素案(序章~第2章)(PDF:6,687KB)
- 資料1 第三次富士市都市計画マスタープラン_素案(第3章~第4章)(PDF:4,630KB)
第4回市民懇話会
第4回市民懇話会を令和5年7月11日に開催し、都市計画マスタープラン素案の「第3章まちなかまちづくり構想(新富士駅周辺地区)」及び「第5章都市づくりの実現に向けて」等について説明を行いました。
「第5章都市づくりの実現に向けて」は、今後、本プランに基づく都市づくりを推進する上で、担い手となるすべての人のガイドラインとして活用されることを目的として定めるもので、目指す将来都市像の実現に向けた都市づくりの手法・制度のほか、都市の持続性を高める取組の展開、市民・事業者・行政をはじめとした多様な主体に求められる役割、計画の見直しの考え方等について示しています。
事務局からは、新たに作成した案を説明し、参加者との意見交換を行いました。
【参加者からのご意見等】
- コロナの規制緩和に伴い外国人をはじめ、観光客が増加しており、富士山のある山梨方面への交通ネットワークは整備されているが、利用者に浸透していない状況である
- 岩本山や龍巌淵は世界的なガイドにも掲載されており、観光の観点から、市内の交通ネットワークを強化してほしい
- 富士山観光交流ビューローでは、最近の外国人の動向について把握しており、観光に関するアンケートも実施しているため、今後の都市計画に活かせるようなものがあれば共有していきたい
- これまで、協働によるまちづくりをどのような形で進めてきて、今後新たにどのようなものを想定しているのか教えてほしい 等
- 参加者名簿(PDF:128KB)
- 資料1 第三次富士市都市計画マスタープラン_素案(序章~第2章)(PDF:7,538KB)
- 資料1 第三次富士市都市計画マスタープラン_素案(第3章~第5章)(PDF:6,139KB)
- 参考資料1 これまでの市民懇話会の内容(PDF:501KB)
第5回市民懇話会
令和6年1月10日に開催された市民懇話会において、第三次富士市都市計画マスタープラン(案)に対するパブリック・コメントの意見と、それに対する市の考え方について事務局から説明を行いました。
パブリック・コメントでは、現在検討が進められている富士駅北口再整備に関連した「まちなか」の賑わいや富士山眺望について、公共交通網の見直しや岳南電車についての意見などがありました。
また、集約・連携型都市づくりの更なる推進に向けて、今後本市がどのような都市づくりを進めていけば良いか、どのような施策や取組を求めるかなどについて、参加者と意見交換を行いました。
【参加者からのご意見等】
- 公共交通に係る様々な施策を実施してきているが、既存のバスだけでは限界があるため、官民が連携したデマンド交通事業を積極的に進めていただきたい
- 今後も自然環境や公園の魅力を伝える活動の中で、自分たちに何ができるか、富士市がどうなっていったら良いかなどについて、子供たちと色々話していきたい
- 能登半島の地震被害を踏まえ、市民が自分たちの住まいを守っていけるよう、今後も色々と対策を考えていくべきだと思う
- 富士市ならではの魅力があるので、富士山を活かしたまちづくりなど市民と行政が協力してPRしていく必要がある 等
地域別構想
地域別構想は、全体構想に即し、地域の特性や特徴を踏まえた個性的かつきめ細かなプランとして、市内の6ブロックにおいて定めるものです。
策定にあたっては、地域別懇話会の参加者からご意見を聴取・反映し、作成作業を進めました。
なお、地域別懇話会は地区まちづくり協議会や町内会連合会等から参加者を選出し構成しています。
第1回地域別懇話会
とき・ところ
- 令和4年9月6日 鷹岡まちづくりセンター (北西部ブロック)
- 令和4年9月8日 富士見台まちづくりセンター (北部ブロック)
- 令和4年9月12日 富士駅南まちづくりセンター (南部ブロック)
- 令和4年9月21日 岩松まちづくりセンター (西部ブロック)
- 令和4年9月22日 伝法まちづくりセンター (中部ブロック)
- 令和4年9月27日 吉永まちづくりセンター (東部ブロック)
第2回地域別懇話会
とき・ところ
- 令和4年11月9日 岩松まちづくりセンター (西部ブロック)
- 令和4年11月11日 伝法まちづくりセンター (中部ブロック)
- 令和4年11月14日 富士見台まちづくりセンター (北部ブロック)
- 令和4年11月16日 富士駅南まちづくりセンター (南部ブロック)
- 令和4年11月21日 鷹岡まちづくりセンター (北西部ブロック)
- 令和4年11月22日 吉永まちづくりセンター (東部ブロック)
第3回地域別懇話会
とき・ところ
- 令和5年1月19日 伝法まちづくりセンター (中部ブロック)
- 令和5年1月26日 富士見台まちづくりセンター (北部ブロック)
- 令和5年1月27日 富士駅南まちづくりセンター (南部ブロック)
- 令和5年1月31日 岩松まちづくりセンター (西部ブロック)
- 令和5年2月2日 鷹岡まちづくりセンター (北西部ブロック)
- 令和5年2月7日 吉永まちづくりセンター (東部ブロック)
まちなかまちづくり構想
まちなかまちづくり構想は、全体構想に即し、「まちなか」に特化したより具体的なプランとして、主にまちなかの土地利用や都市空間形成の考え方等を定めるものです。
策定にあたっては、富士及び吉原の商店街関係者を中心に組織するまちなか懇話会の参加者からご意見を聴取・反映し、作成作業を進めました。
なお、本プランでは、新富士駅、富士駅、吉原中央駅・吉原本町駅をつないだ範囲を、「まちなか」としています。
第1回まちなか懇話会
とき・ところ
- 令和4年10月11日 富士市役所 (富士駅周辺地区、吉原中央駅・吉原本町駅周辺地区合同開催)
第2回まちなか懇話会
とき・ところ
- 令和4年12月13日 富士市交流プラザ(富士駅周辺地区)
- 令和4年12月20日 ラクロス吉原2階富士市民活動センター(吉原中央駅・吉原本町駅周辺地区)
第3回まちなか懇話会
とき・ところ
- 令和5年2月14日 富士市交流プラザ(富士駅周辺地区)
- 令和5年2月20日 ラクロス吉原2階富士市民活動センター(吉原中央駅・吉原本町駅周辺地区)