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更新日:2025年5月15日

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目次

 

富士市立幼稚園における幼児教育

幼稚園は子どもがはじめて出会う学校です

幼稚園は、義務教育の基礎を培うものとして、学校教育基本法にその目的が示されています。ですから、幼稚園も学校教育法に基づく「学校」です。

「遊び」が大切な学習となります

富士市立幼稚園では、文部科学省の教育要領に基づき、「遊び」を大切にした教育を行っています。幼児期に思いっきり遊ぶことで、その後の学びや創造性が豊かになるといわれています。このため、幼稚園では小学校以降の教育とは異なり、教科書を使わず、「遊び」中心の活動を行っています。子ども自らが、興味関心をもって、身の回りの「ひと・もの・こと」に関わりながら「遊び」を進めることは、小学校以降で育もうとする「生きる力」の基盤となります。


子どもたちのいろいろな遊び

幼児教育と小学校教育では、こんなところに違いがあります

(幼児期)学びの芽生え

  • 楽しいことや好きなことに集中することを通して、様々なことを学んでいく。
  • 遊びを中心として、頭・心・体を動かして様々な対象と直接関わりながら、総合的に学んでいく。
  • 日常生活の中で、様々な言葉や身体表現によるコミュニケーションによって他者と関わり合う。

(児童期)自覚的な学び

  • 学ぶことについての認識があり、集中する時間とそうでない時間(休憩の時間等)の区別が付き、自分の課題の解決に向けて、計画的に学んでいく。
  • 各教科等の学習内容について授業を通して学んでいく。
  • 主に授業の中で、話したり聞いたり、読んだり書いたり、一緒に活動したりすることで他者と関わり合う。

各学年での保育のねらいは

はじめて集団生活をする3歳児

  • おかあさんおとうさんと離れて、遊ぶことに慣れます。
  • 身の回りのことを自分の力でやろうという気持ちが芽生えます。
  • 友だちに興味をもち始め、友だちと遊ぶようになります。
  • 友だちとの遊びを通して、いろいろなことばを覚え、使えるようになります。
  • 自然のもの、身近な動物、虫、草花に興味をもって、かかわります。


友だちとの遊び

友だちとのかかわりを育む4歳児


外遊びをする子どもたち

  • 身の回りのことは、自分でできるようになり、生活の見通しが持てます。
  • 全身のバランスをとる能力が発達し、身近にある用具を操作する動きも上手になります。
  • 友だちの思いに気づき、共感したり、自分の気持ちを抑えたりできるようになります。
  • 新しい活動に進んで取り組み、工夫したり、最後までやり遂げたりする力がついてきます。
  • 自分なりのイメージをもち、身近な素材を使って、製作遊びができるようになります。

1年生入学に向けて、力をつける5歳児

  • 基本的な運動や生活習慣が身につき、見通しをもって、園生活を楽しむことができるようになります。
  • 仲間意識が育ち、集団を意識するとともに、規範意識が育ちます。
  • 友だちの気持ちや思いが理解でき、協同しながら、ひとつのことに向かうことができるようになります。
  • 日常生活の中で、数や形、記号や文字、ことば、科学的な事象への興味関心が高まります。


製作遊びをする子どもたち

小学校入学に向けて、何をどのように身につけたらよいかを考え、幼稚園から小学校への学びの連続性を考えて立てた教育計画「アプローチカリキュラム」を富士市立幼稚園全園で取り入れ、1年生へのスムーズな接続ができるようにしています。
大事なことは、子どもの主体性を育み、子ども個々に学びに向かう力をつけることです。

アプローチカリキュラムのデザインはこちらから見ることができます。(PDF:293KB)

一日の流れ

富士市立幼稚園では、45分を1単位として区切る小学校生活と違い、昼の弁当の時間をはさんだ1日の流れの中で、子どもの生活リズムに合わせ、時間配分しながら過ごしています。
子どもの興味関心を大事にした主体的な遊びの中で、「人と関わる力」「主体的に学ぶ力」「進んで挑戦する力」など「生きる力の基礎」を作っていけるように、各学年の成長過程にあわせて、年間の教育計画のほか、月・週・日単位で、遊びの計画、子どもへの指導方法など、綿密な指導計画を立てて、それに基づき保育をしています。

幼稚園の一日(月曜日から金曜日)

(イラスト・8時30分登園、その後主体的な遊び、11時30分弁当準備、昼食、その後室内遊び、13時45分3歳児降園、14時4歳、5歳児降園)
幼稚園の1日のスケジュール

特別教育サポート員の適切な配置

上記のように富士市立幼稚園では、自分で遊びを見つけて遊んだり、友達と一緒に遊びを進めたりする活動を大事にした教育を行っています。遊びを通して「生きる力」の基礎や学校生活の学習の基礎、道徳性の芽生えを培う教育などを行っています。このような教育を推進していくためには、様々な活動の中で幼児一人ひとりの特性を見極め、きめ細かな指導と支援が必要となります。そこで、富士市では、特別教育サポート員を配置して、幼児が様々な活動の中で、友だちとのふれあいを深め、心豊かで、たくましく生きる力を育むよう、支援しています。

お問い合わせ先

こども未来部保育幼稚園課 

市庁舎4階南側

電話番号:0545-55-2762

ファクス番号:0545-55-2979