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更新日:2025年5月15日
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工場から出る煙と悪臭がひどいが、何とかならないか。
市長からの回答
富士市は古くから製紙業が勃興し、製紙業とともに発展してきた街です。静岡県内の他の街に比べ工場が集積しており、煙突も数多くあります。煙突は、工場から出た煙を大気に拡散させる重要な施設です。また、この排出ガスは「大気汚染防止法」という法律で規制されており、煙の中に含まれる有害物質(硫黄酸化物や窒素酸化物など)の排出基準が決まっております。また、富士市では、「大気汚染防止法」よりも厳しい指導を行い、少しでも大気汚染物質を削減するよう努力しております。
臭いの点につきましても、「悪臭防止法」に基づく各事業所への立入検査を随時行い、煙突からの排出ガスや事業所敷地境界での空気を採取し臭気の測定を行っております。臭気測定を行った結果が基準値を超過した場合はもちろんのこと、基準値以内であった場合にも、事業所に対しては、より一層の臭気対策を講じるよう指導を行っております。また、市民の皆様から苦情をいただいた際には、工場に出向き、操業状況に異常が無いかどうか随時チェックするようにしております。
悪臭による影響は感覚的なものであり、個人の感じ方により精神的に影響が現れるものであります。確かに初めて富士市へ来た方はこの臭いにかなり驚くようです。現段階での悪臭防止技術や産業形態から考えると、これらの工場からの臭気が、今以上に改善されるには時間がかかると思われます。
市は、今後も継続的に快適な環境への改善に向け努力していきますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
(担当 環境保全課 電話:0545-55-2775)