ここからサイトの主なメニューです

ライフステージから探す

  • 妊娠・出産
  • 子育て
  • 入園・入学
  • 就職・退職
  • 結婚・離婚
  • 引っ越し・住まい
  • 健康・医療
  • 高齢・介護
  • お悔やみ
ここからページの本文です

【広報ふじ令和5年】特集 きっと、大丈夫。

2023年11月01日掲載

特集 きっと、大丈夫。
〜誰もが働けるまちに〜

「コミュニケーションが苦手で、働くことに抵抗がある」「働いていない期間が長いから自信がない」「心身に不調があり、職場の理解や配慮が必要」など、病気や精神的不調、高齢、ひきこもりなど様々な理由から、働くことが難しい「働きづらさ」を抱える人たちがいます。  (公財)日本財団が行った調査によると、働きたくても働けない、働きづらさを抱える人は、日本全国に約600万人いると言われています。これを富士市の労働人口に当てはめると、1万人以上の人が、何らかの理由で働きづらさを抱えていると推計されます。  そんな「働きづらさ」を抱え、これまで自分の能力を十分に発揮できなかった人でも、生きがいや働きがいを持って働くことができる社会にするため、富士市は全国で初めて「富士市ユニバーサル就労の推進に関する条例」を制定し、平成29年4月に施行。同月に富士市ユニバーサル就労支援センター(以下支援センター)を開所し、就労支援員が企業と就労希望者双方の状況に合ったマッチングを行い、就労に向けたオーダーメードの支援を行っています。  働きたくても働くことができない全ての市民が働けるまちに。今回は「ユニバーサル就労」について特集します。

ユニバーサル就労とは?

ユニバーサル就労とは、(福)生活クラブ(千葉県佐倉市)が発案した言葉で、 (1)働きたくても働くことができない全ての人が働けるような仕組みをつくること (2)誰にとっても働きやすい職場環境づくりを目指していく取組のこと です。 特定の誰かではなく、全ての人が働きやすい環境を目指す取組そのものをユニバーサル就労と言います。 企業などと雇用契約を結んで労働者として働く「一般就労」と、障害のある人が福祉サービスを受けながら就労する「福祉的就労」の間を埋める中間的就労の取組でもあります。

ほかの就労支援との違い

就労支援には、高齢者や障害者、外国人、女性を対象とするものなど様々な形があります。ユニバーサル就労では、一人一人の状況に合わせて支援を進めます。その人の話を丁寧に聴き、方向性を一緒に考え、準備を整えながら、職場見学や就労体験を実施。実際に働く現場を見て、体験・通勤してみることで、自分に合った仕事が探しやすくなるという特徴があります。
厚生労働省が設置する公共職業安定所(ハローワーク)との違いとして、直ちに一般就労を目指すことが困難な人に対し、より丁寧にきめ細やかな支援を行っていくという点が挙げられます。
市内には、就労に向けた様々な相談窓口があります。各機関へ紹介するなど、相互に連携・情報共有をしながら就労支援を進めています。

対象はどんな人?

働きたくても働くことができない全ての富士市民が対象です。

-図表あり-
(図表説明)<働きづらさの例>

富士市ユニバーサル就労支援センター

支援センターでは、就労に関する相談だけでなく、生活やお金に関することなど様々な困り事の相談もワンストップで受け付けています。 平成29年の開所から、延べ4700件以上の相談を受け付け、就労支援の利用申込者は令和4年度末までで813人。うち493人の就労が実現しています。 支援のまず一歩として、面談でできること・できないことを確認します。その後、興味のある職場へと見学に行ったり、その職場で実際に働くという体験をしたりして、実際の現場で、その人のペースに合わせてステップアップをしていきます。この期間に、必要に応じて就労に向けた研修なども行い、これらを経て、雇用契約へと結びつけます。 就労後も、支援センターが企業と利用者へ定期的に連絡をし、支援を続けます。

認定協力企業

ユニバーサル就労を進めるためには、企業などの協力が不可欠です。そのため、この取組に賛同し、協力いただける企業などを、市が「富士市ユニバーサル就労推進事業認定協力企業」として認定しています。 令和5年9月時点で、231社を認定しています。職場見学や就労体験の受入れ、社内体制づくりのアドバイスなど、相互に連携して就労を支援しています。
−画像あり−
(画像説明)QRコード 協力企業の一覧はこちら

-図表あり-
(図表説明)ユニバーサル就労 支援の流れ

−Interview−
Step 一歩を踏み出す

少しずつ自信をつけ、自立へ

(株)ウエストトラスト・ライフサポート
Y.K.さん
高齢者向け住宅でヘルパー業務に携わる50代男性。大病を患い、体を動かしにくい状況だったが、支援センターのプログラムを少しずつこなし、現在の会社へ入社。

自分に仕事ができるのか?
私は脳梗塞を患いました。その後遺症で体を思い通りに動かすことができず、自分を雇ってくれる会社はあるのだろうか、自分にできる仕事はあるのだろうか、と不安な気持ちを抱えていました。
当時、病気の影響で生活保護を受けていたので、市役所の生活支援課から支援センターを紹介してもらいました。
支援センターを利用することに対しての恥ずかしさや、ためらいはなく、リハビリも兼ねながら少しずつ行動していこうと思っていました。

清掃員から介護職へ
今働いている会社と出会ってから、約5年が経過しました。
就労までに、職場見学や就労体験、コミューターなど徐々にステップアップしながら、週に2~3日、1日4時間という勤務形態で清掃員として働き始めました。
そんな中、代表取締役から「介護の資格を取ってみないか」という誘いを頂きました。最初は自信がなく、資格を取ることは考えていませんでしたが、「体が丈夫でない母に何かがあったとき、役に立つかもしれない」と考えるようになり、資格の取得にチャレンジしようと思いました。
働きながら勉強をすることはとても難しく、半年ほどかかってしまいましたが、無事資格を取得することができました。
その後、介護職として正社員採用となり、現在は主に夜間勤務を行っています。
就労後も、半年間は支援センターの就労支援員が働いている様子を見に来てくれました。社員に直接言いにくいことを支援センターに相談して、就労支援員を通じて会社に伝えてもらっていました。
支援センターが就労後も寄り添ってくれたので、安心感がありましたね。

周りの人に支えられて
介護の現場で働いていると大変なこともあります。入居している人の体調が急変してしまい、一人で対応していてパニックになったことがありました。そのときは施設長に連絡をして指示を仰いだり、周囲の人と相談したりしながら、協力して対応することができました。
私は、ここで働き始めるまでは極度の人見知りで、自分から誰かに話しかけることが苦手でした。しかし、入居者や世話を焼いてくれる事務所のスタッフたちに優しく支えられて、自分から積極的にコミュニケーションが取れるようになり、介護の仕事をすることで、自分を変えることができました。
介護の資格取得を勧めていただいた代表取締役をはじめ、社員の皆さん、入居者の皆さんには本当に感謝しています。
今後は、仕事のレベルを少しずつ上げ、できることを一つでも増やしていきたいと思っています。

できることが増えて自信に
就労するまでは、「階段が登れるか」「掃除機が持てるか」などという日常生活を送ることに対しても不安を抱えていました。でも、少しずつできることが増え、自信をつけていくことができ、自立することができました。
現在、働きづらさを抱えて悩んでいる人は、勇気を持って一歩を踏み出してみてください。
その先には、きっと自分に合った仕事があり、自信や生きがいにつながる出会いがあると思います。

−画像あり−
(画像説明)(株)ウエストトラスト・ライフサポート Y.K.さん

動き出すことで状況は変わる

富士センコー運輸(株)
I.M.さん
倉庫内で荷物の仕分業務などを行う20代女性。前職で悩みを抱える中、支援センターと出会う。職場見学や体験などを通じ、自分に向いていると感じた現在の会社を希望し、入社。

支援センターとの出会い
私は以前、今とは全く別の職種で働いていました。その仕事は自ら望んだ職業でしたが、いつしか働くことに苦しさを感じるようになっていました。
そのため仕事を辞めて、新たな仕事を探そうとしましたが、探し方や転職への動き出し方が分からず、悩んでいました。
そんなとき、支援センターのパンフレットを見つけ、求人雑誌のような感覚で手に取りました。その中には『就労ブランクが長い』や『長時間労働が難しい』など様々な具体例が書いてあり、「自分もこの中のどれかに当てはまるのでは」と思い、直接支援センターへ足を運びました。

職場の雰囲気が分かる
支援センターでは、まず面談で、希望職種や勤務形態、通勤可能範囲など、細かく希望を聞いた上で、それに沿った会社を紹介してくれます。
その後、職場見学や1日の就労体験、3日間にわたるコミューターなどのステップを踏み、その中で自分に向いているかもしれないと感じた現在の会社を希望しました。
支援センターを利用してよかったところは、お試しで実際に働くことができる就労体験があるところです。職場の雰囲気を知るには、やはり現場で体験してみないと分かりません。見学をした印象と実際にやってみた印象とでは、全然違うと思います。
また、『就労したら終わり』ではなく、アフターケアをしてくれるのもよいところですね。私は自ら希望して、就労後も半年間、月に一度の面談の場を設けてもらっていました。
就労支援員さんはとても話しやすく、アドバイスはもちろん、仕事であったいろいろなことを、親身になって聞いてもらえたので、とてもうれしかったですね。

成長を感じられる
入社したばかりの頃は、右も左も分からず、周りの社員に質問してばかりでした。
慣れない作業でミスをしてしまい、落ち込むこともありましたが、今までできなかったことができるようになると、自分の成長を感じられてとてもうれしいです。
ここで働き始めて半年以上が経ちましたが、働く前と比べると前向きな気持ちになれていると感じています。
現在の勤務形態は、短時間での勤務ですが、いずれはできるだけ長く働ければと思っています。自分のペースで自分らしく前を向いて、少しずつ今の自分にできることをやっていきたいです。

私だけじゃない
支援センターに行き始めた頃、講習会を受ける機会がありました。
その講習会では、人と関わるための訓練や、仕事に必要な知識を学ぶことができたのですが、そこで、自分以外にも支援を必要としている人たちがいるということを知りました。
私のように、自発的に行動した人は少ないかもしれません。しかし、「相談してみようかな」という気持ちが少しでもあったり、周りから勧められたりして迷っている人は、ぜひ踏み出してみてほしいです。
誰にでも必ず自分に合った仕事があり、動き出すことで状況は変えられると思います。

−画像あり−
(画像説明)富士センコー運輸(株) I.M.さん

Accept
受け入れるために
パイロット事業所

パイロット事業所とは
※令和5年9月現在。
認定協力企業のうち、働きづらさを抱えた人の受入過程における工夫や課題などの情報を公開・共有している事業所。現在8社。企業説明会や講演会などでも事例紹介を行う。

富士センコー運輸(株)
平等ではなく公平に
弊社はユニバーサル就労支援事業のパイロット事業所として、利用者の職場見学やコミューター(職場体験)を通して、10人以上を採用しています。
しばらく働いていない人でも短時間勤務からチャレンジすることができ、働く人の状況に応じて、働き方の見直しをしています。就労することがゴールではなく、長く勤めてもらうために働きやすい環境づくりに取り組み、全ての従業員が同じ方向を向けるように、平等ではなく公平に寄り添うことが大切だと考えています。
着る服が違うように、その人に合った職場は必ずあると思うので、じっくりと自分に合った職場を見つけてもらえればと思います。
−画像あり−
(画像説明)経営企画部 課長 風間 雄大(たけひろ)さん

(株)コーチョー
できる範囲で、できるだけ
弊社が採用した20代女性(以下Aさん)は、大学在学中に骨髄性白血病を患い、高熱のため通学が困難になったり、時には2週間も動けなくなったりしたそうで、体力・体調に不安を抱えていました。
しかし、弊社がAさんを雇用するに当たり、特別な対応をとることはありませんでした。Aさんが働く福祉事業部門では、社員の代行をAさんが務めたり、Aさんが休むときはほかの社員がフォローしたりしているので、問題なく職場に溶け込めていました。
体調に不安を抱えていても、できる仕事はあります。仕事を切り分けることで、営業社員が動きやすくなり助かっています。これからも、できる範囲で頑張ってもらいたいですね。
−画像あり−
(画像説明)福祉事業部長 荻野 佳那子さん

ケンコーマヨネーズ(株)静岡富士山工場
様々な働きづらさに寄り添う
コミュニケーションをとるのが苦手な20代男性(以下Bさん)を採用しています。以前から、障害を抱える人を積極的に採用していたこともあり、働きづらさを抱える人へのマイナスイメージは一切ありませんでした。
支援センターが実施する就労体験などを通じて働き始めたBさんは、母親やお姉さんくらいの年齢の社員と交流を深め、対人関係での不安が少しずつ解消されました。周りの社員が声をかけ、一緒に食事をとるなど、Bさんに孤独を感じさせないような工夫も行っています。
私たちの工場では、支援センターを通じた社員が複数人います。今後も、働きづらさを抱える人たちを採用していく方針です。
−画像あり−
(画像説明)管理部長 若林 敏和さん

(株)ウエストトラスト・ライフサポート
働きやすさを追求
弊社が運営する2つの介護施設で、支援センターとのマッチングで採用した人が、10人以上働いています。
その中には、人前に出ることが苦手で、ほとんど家に引きこもっていた30代男性(以下Cさん)がいます。Cさんは、働く中で少しずつ自信をつけ、今では入居者の介護に欠かせない現場のリーダーを務めています。
弊社は、「ここで働きたい」、「社会に出たい」
という意思さえあれば、多少のハンディキャップがあっても採用する方針でいます。障害があることで働きづらさを抱える人がいても、人物本位で採用の間口を狭めることのないように意識しています。働く人が充実感を得られるような仕事をしてもらえれば、うれしいですね。
−画像あり−
(画像説明)代表取締役 西尾 公雅(きみまさ)さん

(株)楠見製作所
同じ目線になって
弊社では、ユニバーサル就労事業の当初から、数多くの職場見学や就労体験を受け入れ、その中から2人が雇用に結びついています。
現在、正社員として働いている20代男性(以下Dさん)は、発達障害の一つである「アスペルガー症候群」の診断を受けていて、人と関わることが苦手です。
Dさんを雇用するに当たり、工場長である私から率先してコミュニケーションを図り、彼の障害や性格を理解しようと努めました。弊社で扱う60種類以上ある部品をすぐに覚え、真面目に頑張るDさんの姿を見て、いつしかほかの社員たちも理解してくれるようになりました。
受入体制さえ準備できれば、その人の能力を十分に発揮できると考えています。
−画像あり−
(画像説明)工場長 佐野 祐一さん

福山通運(株)富士営業所
管理者自らが気を配る
弊社は慢性的な人材不足の状況でしたが、ユニバーサル就労のことを知り、人材確保の一つとしてこの取組をスタートしてみました。これまでに、職場見学や就労体験などで5人を受け入れ、3人の雇用が実現しています。
現在仕分作業を行っているEさんには当初、清掃作業を指示しました。本人の希望は仕分作業でしたが、療育手帳を持っているEさんに、いきなり難しい仕分作業を担当させるより、簡単な作業から慣れてもらおうと思いました。仕事に慣れるまでの間、教育を従業員任せにせず、管理者が気を配ることが大事だと思っています。そうすることで、本人の適性を直接確認できるだけでなく、会社と本人双方の負担を減らすこともできます。
−画像あり−
(画像説明)所長 難波 直人(なおと)さん

NPO法人 ファインケア
お互いを助け合いながら
独自に培ってきた仕組みや経験を生かして発展させるため、最も早い段階からユニバーサル就労の認定協力企業として加入しています。
現在、支援センターを通じて6人を雇用しています。いろんな木が集まって豊かな森がつくられるように、働く人の様々な特性を見極め、お互いを助け合いながら働くことができる環境づくりを意識しています。
人と関わることが苦手だった人や、自分に自信を持てなかった人が会社に居場所をつくり、「自分にもできる!もっと働きたい!」と思ってもらえるとうれしいですね。
法人としては、更生したい人の支援にも力を入れていて、様々な働きづらさに寄り添えるような体制を整えていきたいと思っています。
−画像あり−
(画像説明)総務部 課長 遠藤 礼朗(れお)さん

(株)グリーンテック 富士営業所
誰でもできるように
富士営業所は、障害者雇用率が法定雇用率を上回るなど、多様な人材が活躍できる環境づくりに取り組んでいます。
このユニバーサル就労の取組を知ったとき、即座に認定協力企業に加入しました。誰でもできるように手順書を作成するなど、以前から環境は整えていたので、スムーズに受け入れることができました。以後、23人を職場見学に受け入れ、8人を雇用しています。
従業員たちは、雇用枠に関わらず同じ業務を行っているので、分からないことがあればお互いに助け合って仕事に取り組んでいます。
どんな働きづらさを抱えていても、必ずその人に合った職場はあると思うので、まずは自分の目で見て、知ることが大切だと思います。
−画像あり−
(画像説明)所長 大浦 智和(ともかず)さん

認定協力企業の声

業務の切り分けをすることで、自社の業務を改めて把握するきっかけとなった

今までの選考方法では見逃していたような人材に出会うことができた

いろいろな人を雇用していく時代。そのための社内体制づくりを支援センターと一緒に進めていけるのはうれしい

体験やコミューターを通して、雇用前にその人を見られるのはありがたい

サポーター募集中

富士市ユニバーサル就労サポーターは、生活や仕事のことで困っている周りの市民に、クチコミなどできる範囲で、支援センターを広めていただく人です。登録費や年会費はかかりません。

−画像あり−
(画像説明)QRコード 登録申込など詳しくはこちら

気軽に相談してほしい
富士市ユニバーサル就労支援センター 就労支援グループ
グループ長 須藤 範子さん

支援センターには、就労ブランクが長かったり、仕事が続けられなかったりなど、何かしらの不安を抱えた方がよく相談にいらっしゃいます。
どんな事情でも、その人の話を丁寧に、じっくりと耳を傾けるようにしています。様々な事情に応じ、その人のペースに合わせて次のステップへつなげられるよう心がけています。「自分のペースに合わせて待ってもらえるのがうれしかった」などと言っていただくこともありました。
支援センターの強みは、相談から見学・体験、雇用が一体化しているところです。その人がどのような悩みを抱え、どのような配慮が必要かなどを事業所と共有し、ミスマッチにならないように努めています。
少しでも困り事がある人は、まずは一人で悩まず、気軽に相談してください。一緒にその悩みについて考え、少しでも不安を取り除けるようなお手伝いができればと思っています。
−画像あり−
(画像説明)富士市ユニバーサル就労支援センター 就労支援グループ
グループ長 須藤 範子さん

仕事のこと 生活のこと
一人で悩まずにご相談ください

相談無料 秘密厳守
富士市ユニバーサル就労支援センター
とき/平日8時30分〜17時15分(祝休日、年末年始を除く)
ところ/本市場432-1 フィランセ東館1階
※事前に電話またはメールで連絡をいただければ、お待たせすることなく対応します。
電話64-6969 ファクス60-5252 Eメールf-uw@aurora.ocn.ne.jp

お気軽にお問い合わせください!

−画像あり−
(画像説明)QRコード 支援センターウェブサイト
−画像あり−
(画像説明)QRコード 問合せフォームはこちら
−画像あり−
(画像説明)就労支援員の皆さん

少しずつ、一歩ずつ。

国民の三大義務の1つ「勤労」。しかし、当たり前のことを当たり前にするのは、実は難しいことで、「当たり前」の定義も人それぞれです。ましてや、働きたくても働けない人が抱える「働きづらさ」も人それぞれで、全て理解するのは難しいかもしれません。 近年、団塊世代が後期高齢者になり、働き手が減少すると言われている「2025年問題」をはじめ、医療・運送業など様々な業界で労働力不足が社会問題となっています。この対策として、シニア世代や障害者をはじめとする多様な労働力を確保するよう対策が進み、より固定観念にとらわれない、柔軟な人材活用が求められています。 さらに労働力不足は、都市部よりも地方で深刻な問題と言われています。富士市でも、労働人口(15~64歳)が都市流出や少子高齢化により10年間で約1万7千人減少し、有効求人倍率も1を上回る(仕事を探す求職者よりも企業が求める求人数のほうが多い)状況が続き、慢性的な労働力不足が課題となっています。

支援センターが設立されて6年。これまで400人以上の働きづらさを抱えた人たちが、支援センターの支援を受けて働き始めました。認定協力企業も200社以上となり、市内に支援の輪が広がってきています。 しかし、勇気を出して一歩を踏み出したにもかかわらず、再び悩んでしまうという例も少なくありません。企業側も受け入れるだけではなく、その人を知り、寄り添い、理解していくことが大切なのです。 受け入れることで業務の改善が必要となり、煩わしさを感じてしまうかもしれません。しかし私たちのまちには、支援センターを中心とする業務の切り出しなどの支援体制や、事例や課題を共有できる協力体制があります。人材不足のピンチを、業務改善などのチャンスに変えることができる体制が培われています。誰かに寄り添った業務改善は、ほかの人にとっても分かりやすく、親切なものになるはずです。 もし、今あなたが働きづらさを抱えていなくても、今後悩まないとは言い切れないはず。社会情勢・環境の変化などにより、自分や周りの人が悩むときが来るかもしれません。 「大丈夫!富士市にはユニバーサル就労支援センターがあるよ」 このことを知っているだけで、誰かを救えるかもしれない。自分を救えるかもしれない。まず、知ることが第一歩です。そこから少しずつ、働きづらさを抱えている人への理解が進み、さらに市全体、そして全国に広がれば、誰もが生きがいを持って働ける社会が実現できるはずです。きっと、大丈夫。

−画像あり−
(画像説明)大丈夫!富士市にはユニバーサル就労支援センターがあるよ

お問い合わせ

シティプロモーション課広報広聴担当(市庁舎8階北側)

電話:0545-55-2700
ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:so-citypro@div.city.fuji.shizuoka.jp

ページの先頭へ戻る