放課後児童クラブは、放課後帰宅しても保護者のいない子ども(小学生)を対象に育成支援(※)を行うものです。児童福祉法では、「小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業」とされています。放課後児童クラブは、日曜日・祝休日を除き毎日開所しています。
(※)育成支援…「適切な遊び及び生活の場を与え、子どもの状況や発達段階を踏まえながら、その健全な育成を図る」こと。放課後児童クラブでは、「遊び等の活動拠点」としての機能と「生活の場」としての機能を適切に備え、子どもが安全に安心して過ごすことができ、子ども一人ひとりの状況や発達段階を踏まえた育成支援を展開しています。
放課後児童クラブは、放課後帰宅しても保護者のいない子ども(小学生)を対象に育成支援(※)を行うものであり、義務教育である小学校とは異なります。
(※)育成支援…「適切な遊び及び生活の場を与え、子どもの状況や発達段階を踏まえながら、その健全な育成を図る」こと。放課後児童クラブでは、「遊び等の活動拠点」としての機能と「生活の場」としての機能を適切に備え、子どもが安全に安心して過ごすことができ、子ども一人ひとりの状況や発達段階を踏まえた育成支援を展開しています。
令和4年4月1日時点において、市内27小学校区に46の放課後児童クラブを設置しています。市内小学校の全生徒のうち、1・2年生を中心に約2割が利用しています。
放課後児童クラブは、小学校の敷地内に建てた専用施設や、小学校の余裕教室などを活用して設置しています。
放課後児童クラブは富士市内に在住・通学する小学生で、保護者が就労しているなどの事情により放課後に家庭での養育が受けられない児童が対象となります。ご利用を希望される場合は直接、各放課後児童クラブへお問い合わせください。(新1年生は小学校が9月~10月頃に実施する就学時検診の際にも申請受付を行っています。)
市で定める「放課後児童クラブ運営基準」において、児童が入会できる放課後児童クラブは、在学している小学校区内の放課後児童クラブとしております。
1年生~6年生が利用できます。ただし、定員を上回る利用希望がある場合は、低学年児童が優先される場合があります。ご利用を希望される場合は直接、各放課後児童クラブへお問い合わせください。
毎日利用しない場合も加入することができます。クラブによっては1日単位での利用が可能です。ご利用を希望される場合は各放課後児童クラブへお問い合わせください。
基本的に通常入会が必要であり、長期休暇中だけの利用はできません。
学年の縦割りによる、おおむね40人を一つの支援単位として、室内・室外でのあそび、宿題等をしています。また、季節にあわせたイベントや誕生日会なども実施しています。
市で定める「放課後児童クラブ運営基準」では月額9,000円と定めていますが、放課後児童クラブによって利用料が異なります。詳しくは各放課後児童クラブへお問い合わせください。
生活保護受給世帯及び児童扶養手当受給世帯、ひとり親世帯、多子世帯等に対して減免制度があります。詳しくは各放課後児童クラブへお問い合わせください。
市で定める「放課後児童クラブ運営基準」では、授業のある日は放課後から午後6時まで、土曜日や長期休業日は午前7時30分から午後6時までと定めています。また、午後6時以降も延長して開所することができることも定めています。放課後児童クラブによって若干異なる場合がありますので、詳しくは各放課後児童クラブへお問い合わせください。
授業のある日は児童が直接クラブへ徒歩で来所し、土曜日や長期休暇などは保護者の送りで来所します。退所は指定された時間内に保護者の方に迎えにきていただくこととなります。
可能ですが児童の安全を第一に考慮した運用としており、放課後児童クラブによって手続きが異なります。詳しくは各放課後児童クラブへお問い合わせください。
放課後児童支援員(※)の有資格者や補助員が育成支援を行っています。
(※)放課後児童支援員…保育士や社会福祉士の資格、教員免許状を有する者などで、都道府県知事等が行う研修を修了した者です。
擦り傷などの軽傷の場合は応急措置をすることがありますが、発熱等による体調不良や病院を受診したほうがよいと判断した場合は、直ちに保護者に連絡し、お迎えをお願いしております。なお、体調を崩している場合や小学校で登校が停止されている感染症等にかかっている場合等は、放課後児童クラブの利用はできません。
検温や換気、消毒をはじめとした感染症予防を徹底しています。また、学校の一部教室をお借りして密にならないような対応をしている児童クラブもあります。児童クラブを利用する児童及びその保護者等が新型コロナウイルスに関する検査(抗原検査・PCR検査等)を受けることとなった場合は必ず児童クラブへ連絡いただいております。
新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応フロー
(PDF 186KB)
各児童クラブ又は市役所こども未来課までご相談ください。
こども未来課(0545-55-2731)
一括運営委託とは、すべての児童クラブを市が選定した事業者が一括して運営することをいいます。一括運営委託を行うことで、児童クラブの継続した安定的な運営と、提供するサービスの平準化・統一化を図ることを目的としています。
児童クラブは、地区の役員等で構成する放課後児童クラブ運営委員会により運営されてきた経過がありますが、共働きやひとり親世帯の増加等の社会情勢の変化に伴い、放課後児童クラブの重要性が高まる一方で、運営委員会の事務的負担や責任が増し、各放課後児童クラブ間における運用や育成支援の内容に差異が生じるようになりました。このような状況を踏まえ、富士市全体の放課後児童クラブ運営の基本的な方向性を示した「富士市放課後児童クラブ運営基本方針」を令和元年5月に策定し、児童クラブの継続した安定的な運営と、提供するサービスの平準化・統一化を図ることを目的として、段階的な一括運営委託への移行を進めることとしました。
富士市放課後児童クラブ運営基本方針
(PDF 1662KB)
令和2年度から5年間を移行期間として、段階的な一括運営への移行を進めており、市内27小学区のうち、15小学校区の放課後児童クラブにおいて一括運営委託を実施しています。(令和4年4月1日時点)
一般社団法人コドモノプラスが受託しています。(期間は令和2年4月~令和7年3月までの5年間)同社は、市内を拠点に民間子育て支援センターの運営や全戸配布冊子「はぐくむFUJI」の制作、母親向けの就労支援事業なども行っています。
令和2年度から5年間を移行期間と位置づけ、各小学校区の関係者と個別に協議を行いながら、その意向に応じて段階的に一括運営へ移行していく予定です。
放課後児童クラブは市で定める「放課後児童クラブ運営基準」に基づいて運営されていることから、育成支援の内容について大きく変わることはありません。
事前に一括運営法人で働く意向の有無を確認しています。一括運営法人の職員となった後は、職員本人の意向や法人の必要性により人事異動することがあります。
利用料金や開所時間が変更となる場合があります。詳しくは法人本部または各放課後児童クラブへお問い合わせください。
一括運営の受託業者である一般社団法人コドモノプラスのホームページに、入会へのながれに関する説明がありますので、そちらを御確認ください。
放課後児童クラブ運営や育成支援の内容について、一括運営移行前の各クラブの考え方や取組を尊重しながら平準化を進めています。また、専用のスマートフォンアプリを活用した入退室の確認や保護者への通信が行われているほか、管理栄養の指導のもと摂取カロリーが計算された、おやつの献立表を事前に保護者へお知らせするなど新たな取組も行われています。
一括運営法人と現場の児童クラブ支援員との間で、運営及び育成支援等に関する様々な認識の相違を理由として令和3年度に複数の支援員の退職がありました。明らかとなった課題は、その検証を行い、解決策を講じてまいります。
前年度分の事業の実績報告の監査や、第三者による運営評価委員会による評価を実施しています。
市が令和3年度に一括運営法人を退職した支援員から意見聴取を行ったところ(直接対面、電話、書面による)退職理由の上位は、(1)法人への不満・意見の相違(全体の31%)、(2)健康上の理由(同27%)、(3)家庭の事情(同19%)でありました。市としてもこの状況を重く受け止め、運営法人に対し、放課後児童支援員等、現場で働く職員の声・意見等を柔軟に運営に反映し、人事管理を徹底するよう指導しました。
今後、市の果たすべき役割を明確にした中で、法人法部と現場の支援員との調整役を担ってまいります。
市の運営基準に基づく必要な支援員が配置され、育成支援を行っています。
一括運営委託開始後に顕在化した課題等について議会の調査が行われています。市としてもこの状況を重く受け止め、今後、課題解決に向けた必要な措置を講じ、持続可能で安定した一括運営委託の推進に向けて努めてまいります。
こども未来課(市庁舎4階南側)
電話:0545-55-2731
ファクス:0545-55-2956
メールアドレス:kodomomirai@div.city.fuji.shizuoka.jp