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-詩人- 吉野 弘

2023年08月02日掲載

現代日本を代表する詩人「吉野弘」さんは、晩年を富士市で過ごされ、2014年1月にご自宅で逝去されました。


写真 木に座る吉野弘

詩人 吉野弘作品展

令和6年1月20日(土曜日)、ロゼシアターにおいて、「没後10年第6回吉野弘の詩 朗読コンクール」が開催されることに合わせ、富士山かぐや姫ミュージアムが寄託資料としてお預かりしている吉野弘の作品の一部を紹介します。

【開催期間】
令和6年1月13日(土曜日)~2月25日(日曜日) 会期38日間
※休館日:月曜日(祝日は開館)、2月13日

【会場】
富士山かぐや姫ミュージアム 1階 ロビー

【開館時間】
9時~16時30分

吉野弘について

酒田時代

1926年(大正15年) 山形県酒田市で誕生
1938年(昭和13年) 酒田市琢成第二尋常小学校を総代として卒業
1942年(昭和17年) 山形県酒田市立酒田商業学校を戦時繰り上げ卒業

写真 幼少期

写真 坂田時代

1943年(昭和18年) 帝国石油に就職
1949年(昭和24年) 肺結核のため3年間療養。富岡啓二と親交、詩作を始める
1952年(昭和27年) 詩学社詩誌「詩学」に「爪」、「I was born」を投稿。新人に推薦される。11月 飯野喜美子と結婚
1953年(昭和28年) 川崎洋や茨木のり子の詩誌「櫂」に同人として参加。谷川俊太郎、大岡信らと親睦を深める
1954年(昭和29年) 7月 長女「奈々子」誕生
1957年(昭和32年) 私家版詩集『消息』を刊行し注目される

板橋時代

1958年(昭和33年)  石油資源開発(株)に移籍。東京都板橋区に転居
1959年(昭和34年)  詩集『幻・方法』を飯塚書店より刊行
1962年(昭和37年)  3月、次女「万奈」誕生。退職してコピーライターとなる。
1967年(昭和42年)  合唱組曲「心の四季」を作詞。高田三郎氏の作曲でNHKで放送
1971年(昭和46年)  詩集「感傷旅行」を刊行
1972年(昭和47年)  「感傷旅行」で読売文学賞受賞

写真 万奈0歳 奈々子8歳

狭山時代

1972年(昭和47年) 狭山市へ転居。この年よりハナマルキ「お母さんの詩」コンクールの選評を約20年間担当
1975年(昭和50年) 4月より1年間、文化放送「朝風ラジオエッセイ」48篇書く
1976年(昭和51年) 母校 酒田市琢成小学校の校歌を作詞。以後 校歌・社歌13篇作詞
1979年(昭和54年) 7年間、西武池袋コミュニティカレッジで詩の公開講座を担当。静岡新聞の読者文芸選者、南日本新聞の詩壇選者担当
1982年(昭和57年) 月刊誌「ミセス」で詩の選者担当
1983年(昭和58年) 酒田市市制50周年記念合唱組曲「風光歌」作詞。曲は服部公一
1984年(昭和59年) 韓国国際文化協会から招かれ講演
1988年(昭和63年) 岩手日報読者文芸(詩部門)選者担当
1990年(平成2年) 『自然渋滞』で第5回詩歌文学館賞を受賞
1991年(平成3年)  山形県国民文化祭「べにばな国体」の「国体賛歌」「炬火賛歌」作詞
1995年(平成7年) 「ケヤキ賛歌」が埼玉県「彩の国県民芸術文化祭」で演奏
1996年(平成8年) 酒田市の文化振興に貢献したとされ酒田市特別功労賞を受ける
1998年(平成10年) 第41回埼玉文化賞(芸術部門)受賞

写真 狭山時代

富士のふもとで

2007年(平成19年) 富士市青葉台地区に転居(次女 万奈と同居)
2014年(平成26年) 1月15日、肺炎のため静岡県富士市の自宅で死去。誕生日を翌日に控え、まるまる88年を生き、筆を置いた

写真 ご夫婦

写真

二人が睦まじくいるためには(祝婚歌より)

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに  光を浴びているほうがいい

富士

富士

葛飾北斎は「富嶽三十六景」を描いた
安藤広重も「富嶽三十六景」を描いた
北斎は後に「富嶽百景」も描いた
池大雅も横山大観も梅原龍三郎も富士を描いた
僧契沖は富士百首を詠んだ
藤田東湖は富士百句を詠んだ
一流の人の一流の作
富士燦然
一流の人は一流の褒め方をする
では一流でも二流でもない私は
どうすればいい?
絵に描かず、歌や句にせず
富士を、目で愛するだけにしよう
目で愛することには、二流も三流もない
誰でも一流
いじけることはない
思わず見つめてしまうことそれこそ、
一流の褒め方だと
信じていよう
それでいい、と
富士が私に目配せを送ってくれた

お問い合わせ

シティプロモーション課(市庁舎8階北側)

電話:0545-55-2958
ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:so-citypro@div.city.fuji.shizuoka.jp

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