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セルロースナノファイバー(CNF)について

2021年03月22日掲載

 多くの優れた特徴を持ち、様々な製品への活用が期待されている新素材CNFについて説明しています。

CNFとは

 CNFは、木材等の植物繊維をナノオーダー(1ミリメートルの百万分の1)にまで解きほぐした超微細植物繊維で、「軽くて強い」、「植物由来で、環境負荷が少ない」などの優れた特徴を持ち、次世代の新素材として注目されています。

CNFの主な特徴と優位性

● 軽くて強い

 自動車部品(ドア、フェンダーなど)に使用することにより、自動車の軽量化が可能です。燃費の大幅な向上により、排出されるCO2が減少し、地球温暖化対策に貢献することが期待されます。

● 植物由来で環境負荷が少ない

 CNFの原料となる森林は大気中のCO2を吸収固定化してできたものです。CNF製品を燃焼させても、木材の成長過程で吸収したCO2を大気中に排出することとなるため、環境に新たな負荷を与えません。(カーボンニュートラル)

● 膨大な資源量を誇る

 日本の人工林の蓄積量は、毎年7,500万立方メートル増加しており、毎年1,500万トンのCNFが蓄積されていることになります。(年間プラスチック消費量の約1.5倍)(京都大学生存圏研究所・矢野教授による)

富士市におけるCNFの位置づけ

 富士市には、代表的な地場産業である「紙・パルプ産業」をはじめとする「林業・木材産業」、「輸送機器」、「化学工業」など、CNFの素材開発、用途開発との関連が強い多様な産業が立地しています。
 そのため、「CNFをはじめとする新素材の研究・開発等の支援」など、「CNFの実用化に向けた取組の推進」を総合計画、第2次工業振興ビジョンなどの行政計画に明確に位置づけ、CNF関連産業の一大集積地を目指して取組を進めています。

CNF普及啓発パンフレットを制作しました

 新素材セルロースナノファイバー(CNF)について、事業者をはじめ、市民の皆様にもCNFへの関心をもっていただき、理解を深めていただくため、CNF普及啓発パンフレットを制作しました。
 詳しくは下記のリンクをご覧ください。

お問い合わせ

産業政策課(市庁舎5階南側)

電話:0545-55-2779 
ファクス:0545-51-1997
メールアドレス:sa-sangyou@div.city.fuji.shizuoka.jp

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