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更新日:2025年5月15日
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目次
セルロースナノファイバー(CNF)について
多くの優れた特徴を持ち、様々な製品への活用が期待されている新素材CNFについて説明しています。
CNFとは
CNFは、木材等の植物繊維をナノオーダー(1ミリメートルの百万分の1)にまで解きほぐした超微細植物繊維で、「軽くて強い」、「植物由来で、環境負荷が少ない」などの優れた特徴を持ち、次世代の新素材として注目されています。
CNFの主な特徴と優位性
軽くて強い
自動車部品(ドア、フェンダーなど)に使用することにより、自動車の軽量化が可能です。燃費の大幅な向上により、排出されるCO2が減少し、地球温暖化対策に貢献することが期待されます。
植物由来で環境負荷が少ない
CNFの原料となる森林は大気中のCO2を吸収固定化してできたものです。CNF製品を燃焼させても、木材の成長過程で吸収したCO2を大気中に排出することとなるため、環境に新たな負荷を与えません。(カーボンニュートラル)
膨大な資源量を誇る
日本の人工林の蓄積量は、毎年7,500万立方メートル増加しており、毎年1,500万トンのCNFが蓄積されていることになります。(年間プラスチック消費量の約1.5倍)(京都大学生存圏研究所・矢野教授による)
富士市におけるCNFの位置づけ
富士市には、代表的な地場産業である「紙・パルプ産業」をはじめとする「林業・木材産業」、「輸送機器」、「化学工業」など、CNFの素材開発、用途開発との関連が強い多様な産業が立地しています。
そのため、「CNFをはじめとする新素材の研究・開発等の支援」など、「CNFの実用化に向けた取組の推進」を総合計画、第2次工業振興ビジョンなどの行政計画に明確に位置づけ、CNF関連産業の一大集積地を目指して取組を進めています。
CNF普及啓発パンフレットを制作しました
新素材セルロースナノファイバー(CNF)について、事業者をはじめ、市民の皆様にもCNFへの関心をもっていただき、理解を深めていただくため、CNF普及啓発パンフレットを制作しました。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。