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田子の浦港第3波除堤機能強化事業について

2022年02月09日掲載

田子の浦港周辺の津波対策への取組について

 富士市では、平成30年3月に策定した「田子の浦港振興ビジョン改訂版」に基づき、南海トラフ巨大地震を想定した最大クラスの津波「レベル2津波」 から、市民・企業の生命・財産を守り、地域経済の甚大な被害を防ぐため、既存の港湾施設である第3波除堤を機能強化する取組を進めています。

レベル1津波
東海地震
東海・東南海・南海地震など
発生頻度が比較的高く(100~150年に1度)、発生すれば大きな被害をもたらす津波(マグニチュード8.0~8.7程度)
レベル2津波
南海トラフ巨大地震
※東日本大震災クラス
発生頻度が極めて低い(千年~数千年に1度)が、発生すれば甚大な被害をもたらすあらゆる可能性を考慮した最大クラスの津波(マグニチュード9程度)

 平成25年度に静岡県が公表した第4次地震被害想定によると、レベル1津波では、水際の一部が多少浸水するものの、ほぼ浸水被害はないと想定されておりますが、レベル2津波では、約168haが浸水すると想定されています。そのため田子の浦港では、レベル2津波に対応した津波対策を行います。

レベル1津波による浸水想定図 レベル1津波による浸水想定(ほぼ浸水しない)

レベル2津波による浸水想定図 レベル2津波による浸水想定(約168haが浸水する)

津波対策の基本方針

・「減災」の考え方に基づき、レベル2津波による被害を最小限に抑えます。
・ソフト対策とハード対策を組み合わせた「多重防御」により、総合的な津波対策を実施します。

「減災」とは、自然の大きな力をかわしたり、やわらげたりしながら、被害を完全に防ぐことはできなくても、被害を最小限に抑えようとする考え方。
「多重防御」とは、津波そのものから逃げるソフト対策と、津波の外力を低減するハード対策を組み合わせた考え方。

第3波除堤機能強化事業について

第3波除堤機能強化事業の概要図

 最大クラスの津波「レベル2津波」が襲来するとその威力で倒壊すると仮定されている第3波除堤を強化することによって、港に入ってくる津波の流入量を軽減させ、被害を最小限に抑えます。

期待される効果
効果(1) 人的被害(死者数)が限りなくゼロになります。
効果(2) 津波から逃げるための時間を稼ぐことができます。
効果(3) 津波による浸水面積が約4分の3になります。
効果(4) 津波による住宅・事業所被害額が概ね半減します。

取組スケジュール

平成30年度~令和元年度 耐震・耐津波機能診断業務 ※完了
令和元年度~令和2年度 基本設計、適合性確認 ※完了
令和2年度~令和3年度 実施設計、土質調査 ※完了
令和3年度~令和4年度 工事(西第3波除堤)※完了
令和4年度 工事(東第3波除堤)※完了

田子の浦港活性化事業への寄付のお願いについて

田子の浦港活性化事業のイメージ図

 本市では、田子の浦港振興ビジョンに掲げる防災対策(第3波除堤機能強化事業)の早期完了と、田子の浦港周辺の新たなにぎわい空間の整備を進めるため、寄付の御協力をお願いしております。富士山に一番近い港「田子の浦港」の活性化事業に対し、皆様からの温かな御支援・御協力の程よろしくお願いいたします。

詳しくは、富士市産業政策課港湾振興室(0545-55-2816)までご連絡ください。

お問い合わせ

産業政策課港湾振興室(市庁舎5階南側)

電話:0545-55-2816 
ファクス:0545-51-1997
メールアドレス:sa-sangyou@div.city.fuji.shizuoka.jp

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