2022年04月05日掲載
市長は、市議会2月定例会で市長3期目4年間の基本姿勢と令和4年度の重点施策を盛り込んだ「施政方針」を発表しました。
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(画像説明)小長井市長
(画像説明)富士市
1 新型コロナウイルス感染症対策
国・県や市医師会、商工団体などの皆様と連携し、ワクチン接種などの感染防止対策を迅速に実施するとともに、厳しい状況にある市民や事業者を支援する地域経済対策を進めていきます。
2 地方創生
「第2期富士市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を展開し、産業の活性化やまちのにぎわいづくり、少子化対策や移住定住の促進に加え、高等教育機関の誘致などの取組を加速していきます。
3 デジタル変革
市民生活の質や利便性の向上、社会課題の解決などを図るため、本市が取り組むあらゆる分野において、デジタル格差に配慮しながら、デジタル技術を最大限活用していきます。
4 SDGsの推進
SDGsの普及促進にさらに取り組むとともに、「SDGs未来都市計画」の中核に位置づけた「富士市SDGs共想・共創プラットフォーム」を運営していきます。
これら4つの取組を柱として
「まちに元気」をもたらし
(産業活性化、にぎわいの創出、都市機能の充実など)
「ひとに安心」を届ける
(危機管理体制の強化、少子高齢化対策の推進など)
取組を実施していきます
新年度の市政運営に向けて
新年度の市政運営は、「第六次富士市総合計画」の7つの基本目標に沿って進めます。
特に、「危機管理」、「子育て」、「ものづくり産業」の3つの政策分野と、「魅力あふれるまちなかの形成」、「高齢者支援の推進」、「気候変動対策の推進」、「移住定住の促進」、「公共交通の充実」の5つの施策について、優先的に事業を進めていきます。
◆SDGsの理念の導入
◦認定制度や補助制度などの創設による地域課題の解決や、官民連携などのパートナーシップの拡大
◦イベントの開催や学校などで教材として利用できるウェブコンテンツの作成
◦職員の意識を高め、経済、社会及び環境の相互的関連を意識した事業の立案や実行
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(画像説明)SDGs
◆デジタル変革の推進
◦窓口における手数料等の支払いのキャッシュレス化
◦各種事業におけるデジタルマーケティングの活用
◦「富士市LINE公式アカウント」の積極運用
◦職員のテレワーク環境の整備拡充
1 安心できる暮らしを守るまち
【危機管理】
★同報無線と同時にメール、LINE、ツイッターなど複数のメディアを活用し、迅速に情報発信することができる一斉配信機能を導入
★ドローンやスマートフォンで撮影した動画や写真をリアルタイムに災害対策本部などと共有できる映像共有システムを整備
★江尾地区や沖田地区などの治水対策事業の推進
★新たな「富士市富士山火山防災マップ」を作成
【消防・救急・救助】
◦中央消防署のはしご付き消防自動車を更新
◦老朽化した防火水槽の長寿命化対策の推進
◦消防団員の年額報酬の増額や、出動に対する手当の改定による処遇改善
【市民安全】
◦「富士市犯罪被害者等支援条例」に基づく、犯罪被害に遭われた人に寄り添った支援を実施
◦高齢の運転免許自主返納者の負担軽減のため、公共交通回数券の2回目以降の交付申請方法を簡略化
【市民活躍】
◦まちづくり協議会が指定管理者となる須津地区と松野地区のまちづくりセンターの運営支援
◦「(仮称)富士市まちづくり協議会連合会」の支援
◦多様性の尊重とジェンダー平等の周知・啓発を図るための講演会、事業者を対象としたワークショップ等の開催
◦「対話・交流型日本語教室」の実施
2 次代を担うひとを育むまち
【子育て】
★子育て支援スマートフォンアプリの運用開始
★保育幼稚園課内に幼児教育・保育センターを設置
★「みらいてらす」において、子育て支援や柔軟な働き方の実現に向けた取組の実施
★閉園となる南幼稚園を、小規模保育事業所やことばの教室などの機能を持つ幼児教育・保育事業の複合施設として利活用
★「多胎妊婦交流会」の実施
【子ども・若者】
◦県内初となる「富士市子どもの権利条例」の施行及び周知・啓発
◦高等教育機関の誘致等についての調査・検討
◦結婚を希望する人に出会いの場を提供する事業の実施
◦成人式を「富士市はたちの記念式典」と改め開催
◦子どもの居場所づくりに取り組む団体等への支援
【学校教育】
◦「富士川第二小中一貫校 松野学園」における市内初の小中一体型施設の供用開始
◦小学校8校に学校運営協議会を設置
◦特別支援教育学習相談員の増員
◦保護者の利便性の向上などを図るため、学校給食費と学校徴収金等を一括徴収できる業務システムを導入
◦吉原小学校、吉永第一小学校、岩松小学校、吉原第一中学校の屋内運動場のリニューアル
【社会教育】
◦読書環境の充実を図る電子書籍貸出サービスの開始
◦「富士市文化財保存活用地域計画」の国の認定を目指すとともに、シンポジウムや講演会の開催による周知・啓発
◦移動図書館の増車と、巡回ステーションの場所・回数等の見直し
◦「富士市文化推進審議会」の設置
【市民スポーツ・市民文化】
◦総合体育館の令和7年度供用開始に向け、既存体育館を解体し駐車場を整備
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(画像説明)みらいてらす
3 支え合い健やかに過ごせるまち
【保健】
★新型コロナウイルスワクチン接種を円滑に実施
★関係機関と連携した自宅療養者への支援
◦子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種の実施
◦子宮頸がん予防ワクチンの自費接種者や新ワクチンの任意接種の希望者への補助制度を創設
【医療】
◦中央病院に手術支援ロボットを導入
◦中央病院において特定看護師を養成する指定研修機関として、新たに特定行為研修を実施
◦「富士市新病院建設基金」を創設
【包括的支援】
★地域包括ケアシステムの構築のため高齢者地域支援窓口の増設
★成年後見支援センターを中心とする、後見人等を支援する関係者ネットワークの構築
◦「富士市手話言語条例」に基づく手話への理解促進及び普及啓発の実施
◦中学生向けのデートDV講座を拡充
【地域福祉】
◦「ユニバーサル就労推進基本計画」に基づく協力企業等の開拓及び支援
4 豊かな環境を保ち継承するまち
【地球環境】
★脱炭素シナリオ「(仮称)富士市ゼロカーボン戦略2050」の策定
◦ゼロカーボンシティの実現に向け、キックオフ事業を展開
★「中小企業者温暖化対策事業費補助金」の上限額引上げ
★「富士市地球温暖化対策実行計画」の改定
【自然・生活環境】
◦森林伐開を伴う開発を行う民間事業者等に費用負担を求め、本市が植林及び管理を行う制度を創設
◦森林墓園おいて、合葬式墓地の建設工事の着手、新年度中の完成
◦富士山麓ブナ林創造事業の実施
◦「生物多様性ふじ戦略」の重点プロジェクトに位置づけた外来種の防除や、いきもの調査などを展開
【循環型社会】
◦古紙やプラスチック製容器包装など、資源物の分別徹底の啓発
◦食品ロスの削減に向けた取組の実施
【水利用】
◦衛星画像のAI解析による漏水調査の試行実施
◦浄化槽整備の促進及び持続的かつ適正な維持管理を推進するため、県内初の法定協議会を設立
◦消化ガス発電事業における地域バイオマスの受入れによる資源循環及びエネルギーの地産地消の実現に向けた実証研究を実施
◦老朽管の更新及び主要管路等の計画的な耐震化
◦老朽施設の計画的かつ効率的な更新改築
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(画像説明)過去に実施したブナ林創造事業の様子
5 活力を創り高めるまち
【ものづくり産業】
★デザインの活用に係るセミナーの開催や、工業製品デザイナーとのマッチング支援を行う「ものづくり×(バイ)デザインプロジェクト」を実施
★CNFの特徴や機能、富士市CNFブランド認定素材をより深く理解する「応用分野別勉強会」の開催
★CNFの製品開発等を加速させるオープンイノベーション活動を支援
★企業立地の受け皿となる適地の調査を実施
【商業・流通・サービス産業】
◦富士駅周辺地区や吉原地区の店舗を参加者が巡る「まちあそび人生ゲームin富士」の開催
◦田子の浦港周辺におけるにぎわい空間創出に係る調査を実施
◦中心市街地への出店希望者を対象にした「まちなか創業塾」の実施
【農林水産業】
◦「富士のほうじ茶」の新たな販路開拓や商品開発を促進
◦新規就業者等を雇用する林業事業者に対する補助制度を創設
◦高校生に加え、中学生を対象とした林業見学会や体験学習を実施
◦森林環境譲与税を活用した富士ヒノキ製品ブランド「FUJI(フジ) HINOKI(ヒノキ) MADE(メイド)」の戦略的なプロモーション活動を都内の企業等に対し実施
【中小企業等振興】
★「ASTY(アスティ)新富士」に、シェアオフィス等を整備
◦「Beパレットふじ」において伴走型支援やIT・DX導入支援、工業系技術支援の実施
★事業者等が行うテレワーク機器の導入やコワーキングスペースの利用に対する補助を実施
◦事業者・求職者を対象とした人材活用と働き方に係るセミナーの実施
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(画像説明)Beパレットふじ
6 魅力を活(い)かし人と人を繋(つな)ぐまち
【観光】
◦「コンベンション等開催事業補助金」の交付対象にスポーツなどの合宿を加え、誘致を促進
◦タクシーやバスを利用した市内観光ツアーによるマイクロツーリズムの推進
◦大淵笹場と連携した新たな交流と地域のにぎわい創出を図る施設として旧藤田邸を整備
◦富士山登山ルート3776の認知拡大と誘客を図るため、デジタルマーケティングで得られた情報を活用したウェブ広告配信及びメディア連動によるPRの実施
【シティプロモーション】
◦富士商工会議所青年部と協働し、NHK音楽番組「みんなのうた」のコンサートを開催
◦NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなんだ市内の史跡などを巡るバスツアーの開催
◦タレントがナビゲーターとなり本市を紹介する情報誌及び動画の制作
★移住を検討している人や移住者を対象とした「みらいてらす」等での交流会の開催
★移住前に習得したスキル等を活かしてワークシェアリングに取り組む人への支援を実施
◦本市への愛着と誇りを醸成するため、中学生を対象に本市の魅力と課題をテーマとしたワークショップの実施
【交流】
◦オンライン上で富士山登山ルートの自転車走行体験ができるバーチャルライドコースの作成
◦プロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」及び沼津市と連携した市民向けライドツアーなどの実施
◦10回目を迎える富士山女子駅伝大会を記念したテレビ番組の制作
◦ふじ・紙のアートミュージアムにおいて、文化芸術作品の展示に加え、交流スペースを活用し、観光や産業との連携により「紙のまち富士市」をさらに発信
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(画像説明)史跡を巡るバスツアー
(画像説明)ワークシェアリングのイメージ
7 快適な暮らしを続けられるまち
◦新東名高速道路へのアクセス道路である本市場大渕線や、「富士川かりがね橋」に関連する五味島岩本線などの整備
【景観・公園・住宅】
◦「富士市都市計画公園見直しガイドライン」の策定
◦富士川左岸緑地において、グラウンドの改修工事に着手
◦多世代の同居・近居のための住宅取得等を支援
◦在宅テレワークに対応するリフォームを支援
◦「(仮称)富士市無電柱化推進計画」の策定
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(画像説明)富士駅北口再開発のイメージ
(画像説明)建設中の富士川かりがね橋
「令和4年度 施政方針」の全文は、市ウェブサイトでご覧になれます。
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