2017年10月17日掲載
マダニが媒介する感染症の対策についてお知らせします。
マダニが媒介する感染症には、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などがあります。ウイルスやリケッチアという病原体を保有するマダニに咬まれることによって感染し、重症化すると死亡するケースもあります。
すべてのマダニが病原体を持っている訳ではありませんが、適切な予防を行いましょう。
疾患名 | 病原体 | 主な症状 | 備考 |
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重症熱性血小板減少症候群(SFTS) | SFTSウイルス | 発熱、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛(時に頭痛、筋肉痛、意識障害、呼吸不全症状、出血症状)など ※潜伏期間6~14日程度 |
平成23年に初めてウイルスを特定 |
日本紅斑熱 | 日本紅斑熱リケッチア | 発熱、発疹など ※潜伏期間2~8日程度 |
平成29年(10月5日時点)の静岡県内患者数は、6人(うち2人は死亡) |
マダニは、シカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く生息しているほか、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道、草むらや藪などにも生息しています。
春から秋にかけては特にマダニの活動が盛んになるため、注意が必要です。
ダニ類の多くは、長時間(10日間以上のこともある)吸血します。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残り化膿することがあるので、皮膚科等の医療機関で除去や消毒など適切な処置を受けましょう。
マダニに咬まれたら、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
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