ふじキッズページ/みずのこと


水道Q&A

蛇口(じゃぐち)をひねれば水(みず)が出(で)る。もう、当(あ)たり前(まえ)のことですね。でも、水道(すいどう)の水(みず)は どこからどのようにして生(う)まれ、どんな旅(たび)をしてくるのでしょうか。
そして、わたしたちのくらしにどんな役割(やくわり)をはたしているのでしょうか。

  • Q1 水道(すいどう)っていつ頃(ごろ)からあるの?
  • Q2 どうして蛇口(じゃぐち)をひねると水(みず)が出(で)るの?
  • Q3 富士市(ふじし)ではどのくらいの人(ひと)が水道(すいどう)を使(つか)っているの?
  • Q4 どうして富士市(ふじし)の水(みず)はおいしいの?

Q1 水道(すいどう)っていつ頃(ごろ)からあるの?

昔(むかし)は川(かわ)や地下水(ちかすい)などの自然(しぜん)の水(みず)を運(はこ)んだり掘(ほ)ったりしてそのまま使(つか)っていました。そして、“まち”という形(かたち)ができて、水をためてひいてくるという方法が、紀元前(きげんぜん)4世紀(せいき)に古代(こだい)ローマで始(はじ)まりました。日本(にほん)では江戸時代(えどじだい)に始(はじ)まっています。しかし、たくさんの人(ひと)たちが集(あつ)まってくらす“まち”では伝染病(でんせんびょう)の予防(よぼう)や、消火(しょうか)のために安心(あんしん)して使(つか)えるような水道(すいどう)が必要(ひつよう)になってきました。そこで、川(かわ)や湖(みずうみ)の水(みず)を砂(すな)などでこして、きれいな水(みず)にしたあと、ポンプでいきおいをつけて“まち”までひいてくる水道(すいどう)が考(かんが)えられたのです。
こうした近代的(きんだいてき)な水道(すいどう)が、1855年(ねん)に世界(せかい)ではじめてロンドンにつくられました。日本(にほん)では、明治(めいじ)20年(ねん)(1887年)に横浜市(よこはまし)にはじめてつくられています。富士市(ふじし)でも昭和(しょうわ)6年(ねん)に水道事業(すいどうじぎょう)の許可(きょか)を受(う)け、給水(きゅうすい)を始(はじ)めました。

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Q2 どうして蛇口(じゃぐち)をひねると水(みず)が出(で)るの?

蛇口(じゃぐち)からいきおいよく出(で)てくる水道(すいどう)の水(みず)は、長(なが)い旅(たび)をしてきます。旅(たび)のはじまりは、水源(すいげん)です。富士市(ふじし)の水源(すいげん)は、ほとんどが地下水(ちかすい)です。これを深井戸(ふかいど)からポンプを使(つか)ってくみ上(あ)げています。
地下(ちか)からくみ上(あ)げられた水(みず)を着水井(ちゃくすいせい)で薬品(やくひん)を入(い)れて消毒(しょうどく)します。消毒(しょうどく)された水(みず)は配水池(はいすいち)に送(おく)られ、自然(しぜん)の力(ちから)でいきおいよく配水管(はいすいかん)に送(おく)り出(だ)されます。配水管(はいすいかん)から家庭(かてい)に水(みず)を配(くば)るために、給水管(きゅうすいかん)というほそい水道管(すいどうかん)をつなぎます。給水管(きゅうすいかん)には使(つか)った水(みず)の量(りょう)を計(はか)る水道(すいどう)メータや水(みず)を止(と)める栓(せん)、蛇口(じゃぐち)をつけます。こういう旅(たび)をして、蛇口(じゃぐち)をひねれば水(みず)が出(で)るようになっています。

給水方式図

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Q3 富士市(ふじし)ではどのくらいの人(ひと)が水道(すいどう)を使(つか)っているの?

富士市(ふじし)で使(つか)われている水道(すいどう)には、上水道(じょうすいどう)、簡易水道(かんいすいどう)、専用水道(せんようすいどう)などがあります。これらを合わせると、水道普及率(すいどうふきゅうりつ)は99.9%になり、ほとんどの人が水道(すいどう)を利用(りよう)していることになります。
富士市(ふじし)では1日(にち)に74,812立方(りっぽう)メートルもの水(みず)が使(つか)われています。これをひとりあたりになおすと322リットルになります。322リットルってどのくらいか知(し)ってますか?家庭で使うポリタンク(20リットル)でおよそ16個分(こぶん)です。

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Q4 どうして富士市(ふじし)の水(みず)はおいしいの?

富士市(ふじし)の水(みず)は、すべて富士山(ふじさん)や愛鷹山(あしたかやま)に降(ふ)った雨(あめ)や雪(ゆき)が地下水(ちかすい)になったものをくみ上(あ)げ、各家庭(かくかてい)に水(みず)を配(くば)っています。水(みず)は長(なが)い時間(じかん)をかけて地下(ちか)を通(とお)ってくる間(あいだ)に、おいしい成分(せいぶん)をたくさんふくみます。この水(みず)はそのままでもおいしく飲(の)める水(みず)なので、消毒薬(しょうどくやく)も少(すく)なくてすみます。だからおいしいのです。
このおいしい水(みず)を、ペットボトルに入(い)れ、ふたをあけたまま冷蔵庫(れいぞうこ)で一晩(ひとばん)おいたり、わかしたりすると、もっとおいしく飲(の)むことができます。

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