2025年05月01日掲載
富士市国民健康保険は、被保険者の健康状況を分析した結果から、令和6年度に第3期データヘルス計画を策定し、健康課題解決のための保健事業を実施しています。
富士市国民健康保険の被保険者は、国や県と比較して特定健診を受ける人が少ない傾向にあり、自身の体の状態「カラダの現在地」を知らない人が多い状況です。
40歳になったら、1年に1度、特定健診を受診して、自分の現在地を確かめてみませんか。
健診期間は5月1日~12月10日
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(図表説明)【図1】医療費の構成割合(年齢階層別)
慢性腎臓病(CKD)を含む腎尿路系医療費に着目すると、年齢階層別の医療費の構成割合では、40歳代から割合が高くなり、50歳代で一番高くなっています【図1】。
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(図表説明)【図2】1人当たりの医療費 上位3位(令和4年度)
1人当たりの医療費は徐々に増加し、令和4年度は29万2313円で、平成30年度から1万9418円増加しています。特に入院外の1人当たり医療費は、令和4年度は18万5300円で、平成30年度から1万3791円増加しています。
疾患別に見ると、慢性腎臓病を含む腎不全の1人当たりの医療費が国・県よりも高くなっています【図2】。
また、患者1000人当たりの透析患者数も増加傾向で、国・県よりも高くなっています。
腎臓では、血液が細い血管(毛細血管)を通って、老廃物をろ過し、尿として排出しています。
慢性腎臓病は、血液をろ過する機能が低下して、老廃物を十分に排泄できなくなった状態です。
慢性腎臓病には、生活習慣病(高血圧症、糖尿病など)が深く関連しています。
日本の慢性腎臓病患者数は、約2000万人(成人5人に1人の割合)と推計されています。
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(画像説明)腎臓は、にぎりこぶしくらいの大きさだよ!
慢性腎臓病は腎不全、心筋梗塞や脳卒中、すべての死亡の強力なリスク因子ということが分かっています。特に、ろ過機能が低いたんぱく尿が出ている場合は、リスクが上がることが分かっています。
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(図表説明)慢性腎臓病の進行
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(図表説明)腎臓が老廃物をろ過するイメージ ろ過できずに、老廃物がたまってしまう… 慢性腎臓病
定期的に健診を受け、自身の健診結果を確認してください。
健診結果が基準値を外れた場合は、生活習慣を見直し、受診を勧められた場合は、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。
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(図表説明)健診で自分の「現在地」が分かる!
データ分析の結果、生活習慣病による入院外や入院の医療費が、50歳頃から急激に増えています。
しかし、この年代は特定健診受診率が低い現状にあります。いつまでも健康でいるためにも、40~50歳代から特定健診を受けて、自分の体の状態を知ることが大切です。
そこで、令和6年度から、40~50歳代の特定健診の自己負担金を、無料にしています。
対象/令和7年度中に40~59歳になる人(昭和41年4月1日~昭和61年3月31日生まれ)
4月中旬に発送した受診券(青色の封筒)に、受けられる機関や集団健診の日程の一覧が入っています。直接、実施機関にお申し込みください。
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(画像説明)受診券等(3点)
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(画像説明)QRコード 詳しくはこちら
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(画像説明)いざ、健診へ!
国保年金課 保健事業担当
電話 0545-55-2917
ファクス 0545-51-2521
Eメール ho-kokuho@div.fuji.shizuoka.jp
シティプロモーション課広報広聴担当(市庁舎8階北側)
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