公共施設マネジメント
- 計画・構想
- 官民連携による施設整備
- 指定管理者制度
2014年09月22日掲載
公共施設マネジメント市民ワークショップを平成26年10月18日及び25日の二日間にわたり開催しました。
富士市在住の18歳以上の市民の方(平成26年7月1日現在)から1,000人を無作為で抽出し、そのうち、参加申込みをいただいた方及び富士市立高校、静岡大学、常葉大学の学生の計36人(うち2人は当日欠席)が参加しました。
参加者の皆さまには、4つのグループに分かれていただき、グループワークを行いました。今回は、公共施設で行っている「サービス」に着目し、次のとおり検討を進めていきました。
富士市にはさまざまな公共施設があります。これらは、それぞれ目的を持って建てられたものであり、目的に応じて行政側の視点から、そこで行っているサービスがあります。これに対して利用者である市民の視点から、その施設では、「どんな人が」「何をする」か、また、「どのように使う」かを考えてもらいました。
施設名 | サービス(行政の視点) | サービス(利用者の視点) |
---|---|---|
地区まちづくりセンター | 各種証明書の発行 | 市民が住民票などを受け取る |
地区まちづくりセンター | 会議室の提供 | 町内会の役員が話し合いをする |
体育館 | 屋内運動場の提供 | 市民がスポーツの練習をする。 |
次に、各グループで利用者の視点から出されたサービスが、次の4つの範囲のうち、どの範囲で行われるべきか考えてもらいました。
公共施設で提供されているサービスには、民間で類似のサービスが行われているものもあります。そこで、各グループから出されたサービスを公共が行うべきか、民間が行うべきか考えてもらいました。
市の財政状況が悪化している中で、現在提供されている全てのサービスが今後も継続していけるとは限りません。そこで、各グループから出されたサービスについて、何を優先的に行っていくべきか順位付けしてもらいました。
1~4までの検討をもとに、各サービスについて、次のような考え方により、どのようなあり方が望ましいか考えました。
一般市民のグループと学生グループの検討結果を比較すると、それぞれのサービスの提供場所、必要性ともにほぼ共通の結果が得られました。
ただし、一般市民が入っているグループの方が、「施設配置は広域でよい」「民間に移管してよい」というサービスが多い傾向が見られました。これは、一般市民の方が「車による移動が可能であり行動範囲が広いこと」、「社会経験から民間による類似サービスがイメージしやすいこと」などの理由が考えられます。
利用頻度が高いサービス、アクセスのしやすさや安全面から利用者が主に子どもや高齢者のサービスなどは近隣にあるべき、スケールメリットが生かせるサービス、利用者層が広範なサービスなどは広域でよいという結果が見られました。
民間の方が充実したサービスが受けられるもの、市場原理が働くものなどは、民間でもよいという意見が多く出ました。
次のようなサービスについては、統合できるのではないかという意見が出ました。
このようなサービス提供案により、いずれのグループも施設量は減らせるという結果となりました。
以前から公共施設に 関心があった |
今回の件で公共施設に 関する問題に興味を もった |
市政に関与したかった | その他 |
---|---|---|---|
5.9% | 32.4% | 20.6% | 41.2% |
よく理解できた | 少し理解できた | 少し難しかった | 理解できなかった |
---|---|---|---|
39.4% | 51.5% | 9.1% | 0% |
よく理解できた | 少し理解できた | 少し難しかった | 理解できなかった |
---|---|---|---|
54.5% | 42.4% | 3.0% | 0% |
関心が深まった | 少し関心をもった | 変わらない | あまり関心はない |
---|---|---|---|
42.4% | 42.4% | 6.1% | 0% |
とても良かった | やや良かった | あまり良くなかった | 良くなかった |
---|---|---|---|
66.7% | 33.3% | 0% | 0% |
※上記リンクは「Weblio辞書」のページを新しいウィンドウで開きます。
用語解説については、「Weblio」までお問い合わせください。
資産経営課(市庁舎7階南側)
電話:0545-55-2726
メールアドレス:za-shisankeiei@div.city.fuji.shizuoka.jp