2023年05月01日掲載
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(画像説明)テニス日本代表選手に選出 阿部 素晴さん
現在、「ラファエル・ナダル・アカデミー(インターナショナルスクール)スペイン」に在籍している阿部素晴さん。
「ラファエル・ナダル・アカデミー」とは、スペイン出身の男子プロテニス選手であり、テニスの4大国際大会歴代最多22回の優勝を誇るラファエル・ナダル選手によって創立された世界有数のスポーツセンターの一つです。ナダル選手がテニスプレーヤーとして、ジュニア時代からプロになるまでを支えてきたコーチ陣による訓練を受けることができ、技術だけでなく、学業にも力を入れています。
阿部さんは、岩松地区にあるワタナベテニスカレッジというテニスクラブに通っていた兄2人の影響を受け、4歳のときに「自分もやりたい!」と思い、テニスを始めたそうです。
富士市でテニスを練習し続け、令和4年9月から、スペインのインターナショナルスクールに通い、毎日3時間、曜日によって異なる練習メニューに取り組んでいます。
「昔からナダル選手のプレースタイルとメンタルの強さ、ときに攻撃的になるところに憧れているので、いつか必ず彼を超えたい!プロになりたい!という思いが自分のモチベーションです」と話す阿部さん。「自分には、攻撃的であるという強みがあります。また、スポーツをする上で、技術が優れているだけでなく、メンタルが弱いと相手に流れを奪われてしまうので、日頃からメンタルを鍛えるトレーニングをしています。前に一度ナダル選手の練習風景を実際に見た際には、テレビで見る試合とは全然違う音や迫力に圧倒され、より憧れの気持ちが強くなりました」と語ります。
海外での生活について聞くと、「アカデミーには様々な国籍の人たちがいて、会話は全て英語です。9歳の頃に一度アカデミーを見学に行った際に、在学生たちが英語で会話しているのを知りました。そこから自分も小学校くらいから本格的に英会話を学び始めましたが、海外の人たちの会話の中で登場するジョークが分からず、最初は戸惑いました。また、自分は日頃から食事に気をつけていて、健康的に食べ物を摂取するよう心がけています。スペインで生活していると、日本食が恋しくなり、帰国したときは焼肉などの好きなものをつい食べてしまいますね」と笑顔で話してくれました。
“いいパフォーマンスをしたい”という目標を掲げ、ストイックに日々練習に取り組む14歳の阿部さん。3~4月に行われた「ワールドジュニアU14アジア・オセアニア大会」で優勝し、世界大会への切符を掴みました。
世界に挑む阿部さんのこれからの活躍に注目です。
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(画像説明)スペインでの生活やモチベーションについて語る阿部さん
(画像説明)今年1月にフランスで行われた世界大会
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