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【広報ふじ令和3年】 特集 好き、色いろ

2021年11月05日掲載

特集 好き、色いろ

「あなたの好きなもの・ことは何ですか?」この質問に対する答えは人それぞれ、十人十色。社会には国籍や性別、生活環境、障害の有無など、様々な考え方や価値観を持つ人たちが暮らしています。これらを互いに認め、尊重し合うことを多様性と言い、近年よく耳にする人も多いのではないでしょうか。
この多様性の一つに性(セクシュアリティ)があり、性は必ずしも男性・女性のどちらかではありません。現在、LGBTという言葉も性の多様性を総称するものとして、世の中に浸透しつつあります。富士市でも、今年度から「パートナーシップ宣誓制度」が始まりました。
性には、LGBT以外にも多様な性があり、一概に決めつけることはできません。「私の周りにはいない」「今まで会ったことがない」と、どこか遠くの世界の話のように捉えがちですが、性的少数者の多くは周りに打ち明けられず、悩みを抱えながら暮らしています。
“いない”のではなく“言えない”。そんな人たちが、どんな思いでこれまで生きてきたか、今社会ではどんな変化が起きているのか、知ることから理解を進めてみませんか。

-画像あり-
(画像説明)好き、色いろイメージ
(画像説明)−−好きなもの・ことを市民の皆さんに聞きました(15枚)

性はグラデーション

◇性はグラデーション(★)
性と一言に言っても、体の性だけではありません。性の要素としてほかに、心の性、好きになる性、表現する性があります。これらは、はっきりしている人もいますが、区別できない人、変化する人もいます。このことから性の在り方はグラデーションであると言われています。
★色を段階的に変化させる表現方法

◇SOGI(ソジまたはソギ)
性的指向(Sexual Orientation(セクシュアル オリエンテーション))(と性自認(Gender Identity(ジェンダー アイデンティティー))の頭文字を取った「SOGI」という言葉があります。「どんな性別の人を好きになるか」「自分がどんな性だと認識しているか」など全ての人が持つ性に関する属性を指します。

-図表あり-
(図表説明)性の4つの要素

インタビュー

安池 中也(ちゅうや)さん

オリジナル家具を製造・販売する株式会社 えて の代表取締役社長。静岡市在住。トランスジェンダー。講演会にて自身の経験を伝える活動などを行っている。
自由な進路・職業選択ができるよう、富士市が市内の小・中学生を対象に実施している「キャリア教育授業」に講師としても参加。

自分の経験が、誰かの勇気になれば

◇いつ頃から自分の「性」について、認識・自覚がありましたか?
幼稚園でトイレの練習をし始めた頃、周りと比べて失敗してしまうことが多く、なんでだろう?と思っていました。しかしある日、心配した祖母がトイレに見に来たことがあったんです。その時の祖母の怒っているような、困っているような顔は今でも忘れられません。自分は男の子だと思っていたので、この頃から自分は少しみんなと違うのかなと思っていました。

◇これまでの経験を教えてください
小・中学生の頃、同級生から「お前は男なのか?証拠を見せろ」と服を無理矢理脱がされたことがあります。体と心が一致しない。自分が何者なのか、自分の頭がおかしいのか、体がおかしいのかと悩みました。
27歳のときに新聞で性同一性障害について紹介されていたのを初めて見て「自分はこれだ!」と思いました。自分のことが少しでも分かったことで、生きる希望が湧いてきました。その記事を持って、当時の同僚に打ち明けたことがあります。とても恐かったのですが、「私はあなたのことを理解したい」と言ってもらえたので、本当にうれしかったです。初めて「僕は生きていていいんだ」と思えた出来事でした。

◇一人一人が持つ意識で大切なことはありますか?
「彼氏・彼女」という言葉を「パートナー」に変えるだけでも、当事者からすれば、この人は理解者なのかもしれないと思わせてくれます。男だから、女だからではなく、一人の人として向き合うことが大切だと思います。また、犯人捜しのように、あの人はそうなのかもしれないと想像することはやめてほしいです。

◇今、悩みを抱えている人に伝えたいことはありますか?
悩みを抱えている方には「お互いよく頑張りましたよね」と。同じ境遇の方には、この紙面を読むこともつらいかもしれない。だから「ここまで読んでいただきありがとうございます」と伝えたいです。僕も何度も死のうと考えましたが、今は素直に生きていてよかったと思います。生きていれば必ずいいことがあります。誰かの一言で傷つくこともあるけれど、誰かの一言が一生の勇気になることもありますよね。

◇最後に皆さんへメッセージをお願いします
近年、LGBTなどの言葉が浸透し、公にしやすい環境になったと思います。それは、いろいろな方の思いや勇気が積み重なった結果だと感じています。しかし、多様性の時代と言いつつ、「受け入れてあげている」という考えが、まだ存在しているのも事実です。相手に対する想像力をもって対話し、誰もが生きやすい社会を一緒につくっていけたらいいなと思います。
今後も多くの人に、一人一人の思いの積み重ねが社会を変えられるということを伝え続けていきたいです。

後藤 祥子(しょうこ)さん

トランスジェンダーの子を持つ。市内在住。性的少数者の当事者である息子の後藤理玖さんは、当事者を含めた若者たちの支援を行う「RainbowDooR しずおか」を設立し、静岡県東部の小・中学校を中心に相談や啓発活動に取り組んでいる。

ありのままに生きてほしい

◇理玖(りく)さんの幼少期について教えてください
理玖は、3人兄弟の真ん中で、戸籍上は女の子として生まれました。幼少期は車や戦隊ものが好きで、4歳上のお兄ちゃんとよく遊んでいました。妹もいるのですが、お兄ちゃんと遊ぶことが多かったですね。

◇我が子の「性」の悩みを知ったきっかけは?
中学校入学前、制服を試着した理玖に「似合うよ」と言っても、うれしそうではありませんでした。そして、半年ほどで学校に行かなくなってしまいました。学校に行けない理由は担任の先生だと聞き、転校もしたのですが、なかなか学校へ行くことができず、当時は親としてとても悩みました。
中学3年生のとき、スクールカウンセラーの先生から、理玖が性のことで悩みを抱えていることを教えていただき、「学校へ行けない理由はこれだったんだ」と腑に落ちました。「どうして早く言ってくれなかったの」という思いもありましたが、親に言ったら悲しむと思って言えなかったのでしょう。本人にとって、セーラー服を着なければならないということはとてもつらく、誰にも相談できなかったこの頃が、理玖にとっては一番苦しかったのだろうと思います。

◇知った後、理玖さんとの関係性は変わりましたか?
特に変化はありませんでした。お互い暗黙でなんとなく分かっているような。「制服のない高校に行きたい」と言われたときも、その事を前提に話し合うことができました。高校が決まった後も、塾の先生が学校と交渉してくれたおかげで、理玖は男の子として高校に入学することができました。その後、治療や名前を変えたいと私に相談をしてくれたのは、きっと私が理解者だと感じてくれていたからだと思っています。

◇今、理玖さんに対して思っていることは?
活動の中で、過去のつらい経験を語ることがあるので、心配になるのですが、自分の経験を生かして、ほかの誰かの役に立とうとしていることを、我が子ながら誇りに思います。これからも、ありのままに生きていってほしいです。

◇最後に皆さんへメッセージをお願いします
性的少数者は「言えない」だけで、身近にいます。中学生になると、制服などで男女別にはっきり分けられてしまい、悩む子がいます。そんなとき、周りの大人が救い上げることができれば、一人で思い悩むことを減らせるのかもしれません。そのためにも、社会全体で性的少数者について知り、もっと個人が尊重される時代になったらいいなと思いますね。また、当事者だけでなく、保護者として悩んでいる皆さんも、一人で悩まず、相談窓口を利用してほしいなと思います。

「男らしさ」「女らしさ」って?

◇「男らしさ」「女らしさ」って?
「男なのだから男らしくしなさい」「女なのだから男を好きになって当たり前」など、性別による「らしさ」や「当たり前」を誰かに押しつけていませんか。不要な決めつけは差別を生み、人を傷つけることがあります。

◇アンコンシャス・バイアス
無意識の偏見・思い込みと訳され、自分が気づかないうちに心に抱いている偏った考えや固定観念などのことを言います。「A型の人は几帳面」「単身赴任と言うと父親だと思う」といった考え方が例に挙げられます。また、「性的少数者はまれで、自分の周りにはいない」というのも一つの例と言えます。

◇11人に1人は性的少数者
令和2年12月に電通ダイバーシティ・ラボが実施した「LGBTQ+調査2020」によると、多様な性自認・性的指向の当事者に該当する人の割合は、8・9パーセント(11人に1人)という結果が出ています。性的少数者の人々は身近な存在なのです。

◇LGBTQ+とは?
L…レズビアン
女性を好きになる女性
G…ゲイ
男性を好きになる男性
B…バイセクシュアル
異性を好きになることもあれば、同性を好きになることもある人
T…トランスジェンダー
生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性別を生きる人、生きることを望む人(LGBは性的指向に関するもので、Tは性自認に関するものです)
Q…クエスチョニングまたはクイア
クエスチョニングは、性的指向や性自認を決められない、分からない、決めないなどの人で、クイアは、性的少数者の総称の一つ
+…プラス
右記の性だけでなく、ほかにも様々な性があるということを意味する記号

!アウティングに注意
アウティングは、ある人の性的指向や性自認について、本人の許可なく、口頭やSNSなどで他人に暴露することです。
また、善意で行われたことでも、本人が意図しないところで、その人のセクシュアリティが他人に知られてしまった場合も、アウティングになるので気をつけましょう。

好きな選択ができること —制服を自由に—

現代社会では、「誰が何を着るか」というファッション分野の多様性も進んでいます。
市内の中学校では、生徒の選択の幅を増やし、一人一人の多様性を認める教育を推進するため、女子生徒の制服にスラックスを導入する学校があります。令和2年度に吉原第一中学校が導入し、今年度から吉原第二中学校も導入しました。
女子生徒はスカートとスラックスのうち、好きな制服を選択することができます。
スカートよりもズボンを履くことのほうが好きだったり、自転車通学でスカートに不便を感じていたり、スラックスを選ぶ理由は様々。
自分らしく快適に生活できる環境は、生徒たちの笑顔につながっています。

(画像説明)スラックスを選択した吉原第二中学校の皆さん(撮影時のみマスクを外しています)

吉原第二中学校の皆さんに聞いてみました

将来大人になったときに、日本でも同性婚が認められているとよいと思いますか?
(回答394人)
はい55.6%
いいえ4.8%
分からない39.6%

ランドセルや制服などを、性別に関係なく自由に選べたほうがいいと思いますか?
(回答403人)
はい79.4%
いいえ4.2%
分からない16.4%

この言葉、知っていますか?
(回答405人)
LGBTQ
意味を知っている24.9% 聞いたことがある27.4% 知らない47.7%
SOGI
意味を知っている2.0% 聞いたことがある7.2% 知らない90.8%
アライ(理解者)
意味を知っている2.0% 聞いたことがある8.6% 知らない89.4%

インタビュー

赤渕 淳心(じゅんしん)さん

常願寺(神戸) 副住職。
LGBT成人式実行委員。
第1回、第2回の実行委員長を務めた。
性的少数者の理解者である「アライ(ALLY)」として、当事者たちと共に活動している。

その人が自分を好きでいられる場所をつくりたい

◇赤渕さんの現在の活動は?
「LGBT成人式SHIZUOKA」の実行委員としての活動や、福祉関係の活動を行っています。
性的少数者の当事者たちが安心して交流できる機会を提供するため、実行委員会で毎年イベントを企画しています。

◇この活動をしようと思ったきっかけは?
LGBTという言葉を知ったのは約7年前でした。以前参加していた里親や児童養護施設などの社会福祉に関する月1回の勉強会があり、そこでLGBTQ+の話が出ました。
実際に性的少数者の若い世代が支援活動をしているNPOの代表者を講演に招き、当事者たちの悩みや苦しみを聞き、「成りたい人になる」ための成人式という取組を知りました。当時、県内では未開催でしたが、「静岡にもきっと性的少数者の当事者はいる」と考え、当時の勉強会のメンバー4人で動き出しました。

◇どんな式を行っていますか?
参加者同士が交流できるような企画が主ですが、式典らしく、新成人の辞として「成りたい人になる」というテーマで毎年代表者に発表していただいています。
1回限りの参加ではなく、何度も参加できる式です。繰り返し参加してくれる方も多いですね。

◇活動の中でうれしかったことは?
式を開催すると、はじめ、参加者は皆さん緊張した面持ちで会場に入って来ます。しかし、終わった後に「式の直前まで悩んだけれど参加してよかった」とホッとした笑顔で帰っていきます。その姿を見ると、とてもうれしいです。心から自分をさらけ出せる時間を提供できているのだと感じます。

◇活動への思いを教えてください
私自身、お寺の子どもとして生まれ、子どもの頃にからかわれた経験があり、家の事情などを話しても理解してもらえず、説明することを諦めていた時期がありました。
大学に進学し、同じような境遇の友人たちに出会い、初めて話ができたとき、共感してくれる人がいることのうれしさを知りました。性的少数者の人たちも、きっとこのうれしさは同じだろうと思い、気持ちを共有できる場所や、その人がその人自身を好きでいられる場所をつくりたいと思っています。

◇「アライ」とはどのような人だと思いますか?
アライは「理解したい、一緒に生きていきたい」と思っている人だと思います。
私たちが活動を始めた頃と比べると、世の中の理解が徐々に進んできているなと感じています。世の中には男と女だけじゃなく、いろんな人がいていいということを皆さんに知ってほしいですね。
いずれLGBTQ+という言葉が特別な言葉ではなくなることが本当のゴールではないかと思います。
様々な考え方を尊び合える世の中、富士市にしていきたいですね。

(画像説明)赤渕淳心さん

LGBT成人式SHIZUOKA 2022

とき/令和4年1月30日(日曜日)
対象/当事者、アライなど。年齢・セクシュアリティ不問
申込み・問合せ/
Eメール lgbt.shizuoka@gmail.com
Twitter:@ShizuokaL

誤解しないで知ってほしいコト

同性愛の人は病気なの?
NO!
病気ではありません。今から約30年前に、世界保健機関(WHO)が国際疾病分類から同性愛を除外しています。
また、性同一性障害についても平成30年にWHOの精神疾患から除外されました。
しかし、現状日本ではトランスジェンダーの人が戸籍上の性別を変更したい場合、法律上精神科を受診し、性同一性障害の診断を受けなければなりません。

同性愛を認めると少子化が加速するのでは?
NO!
同性愛を認めることで同性愛者が増えることはありません。また、同性婚が認められないことによって同性愛者が異性と仕方なく結婚し、子どもを授かるということは考えにくいと言われています。
性的指向は、本人の意思で自由に変えられるものではありません。既に同性婚を認めている国(オランダ、ブラジルなど)で出生率が下がったというデータはありません。

身近に性的少数者の当事者かもしれない人がいたら、そうだと思って接したほうがよい?
NO!
本人がカミングアウト(打ち明けること)をしない限り、ほかの人が勝手に決めつけることはしないでください。
誰に対しても同様に人を傷つけないという、思いやりの心を持って接しましょう。

自分らしさ、色いろ

好きだと思うこと、好きだと思わないこと、感じる心は自由です。それは子どもも大人も同じ。それぞれ感じることが違うのは当たり前だということを、私たちは知っています。
しかしなぜか、外見で判断されてしまう。性が分からない子どものときから、性別などによる行動を求められてしまう。そんなことがいまだに根強く残っています。自分の本当の幸せを望むこともできないまま過ごしている人たちがいます。
近年は多様性という言葉が徐々に社会に浸透し始め、国籍や性別、障害の有無にとらわれない生き方や考え方を尊重しようという動きが進んでいます。
しかし、偏見や差別などによって子どもの頃から苦しい経験をしている人たちや、人として平等に扱われていない環境にある人たちなどが、まだまだいることも事実です。
性的少数者の数は、日本での左利きの人やAB型の人と同じぐらいの割合だと言われています。出会ったことがないと思うかもしれませんが、血液型も本人が言わなければ分からないように、言えずに生活しているだけなのです。特殊でも、特別でもなく、みんな同じ当たり前の存在なのです。

「自分の性に悩む人がいるなんて、想像もしたことがなかった」、そう思った人もいるでしょう。「男らしく」「女らしく」といった価値観が今も社会に根づき、不要な決めつけが、その価値観に当てはまらない人たちに対する差別や偏見を生んでしまうのではないでしょうか。しかし「自分らしさ」とは、性別に縛られたり、誰かに決めつけられたりするものではないはずです。
「自分にとって当たり前だと思っていたことは、誰かにとっては当たり前じゃないかもしれない」「よかれと思って言った言葉で、実は傷つけていたかもしれない」そんなことに気づくと、人との関わりが少し怖くなってしまうかもしれません。
様々な人が存在していることを知った今、自身の無意識にある偏見に気づいたのであれば、それは一歩踏み出しているのではないでしょうか。
少しずつ意識を変えて、「自分らしさ」も「その人らしさ」も、互いに尊重し合うことができれば、きっとみんなそれぞれの色で、彩りあふれるまちを築くことができるでしょう。
全ての人が自分らしく生きていける社会のために、「らしさ」も「当たり前」も、新しい価値観で描いていきませんか。

(画像説明)自分らしさ、色いろイメージ

一人で悩まず相談してみませんか

◇性的指向や性自認に関する専門相談

▶ふじのくにLGBT電話相談(静岡県事業)
性の在り方に関する悩みや困り事について、専門相談員が相談に応じます。
ご本人だけでなく、家族、友人、職場や学校の関係者も相談できます。
フリーダイヤル 0120-279-585(毎月第1火曜日、第3土曜日 18時〜22時)

▶よりそいホットライン(厚生労働省補助事業、一般社団法人社会的包摂サポートセンター)
性別や同性愛などに関わる相談窓口です。24時間対応、通話料無料、FAXやチャットでの相談も受け付けています。
フリーダイヤル 0120-279-338(音声ガイダンスが流れた後「4」を押す)(24時間365日)
ファクス 0120-773-776

(画像説明)QRコード チャットはこちら

◇専門相談以外

▶富士市多文化・男女共同参画課(市役所3階)
SOGIに関わることなど、様々な悩みに職員が応じます。電話 55-2724 ファクス 55-2864

▶人権問題に関する相談
みんなの人権110番 電話 0570-003-110

(画像説明)QRコード 法務省インターネット人権相談

富士市パートナーシップ宣誓制度

◇パートナーシップ宣誓制度とは
二人がお互いを人生のパートナーとして認め合い、相互に責任を持ち協力し合って共同生活を行うことを約束した関係であることを市に対して宣誓する制度です。市役所に宣誓書を提出することで宣誓でき、市は受領証を交付し、二人が宣誓したことを公的に証明します。
性的少数者の人に限らず、様々な事情により、婚姻の意思はあっても、現行の婚姻制度を利用できず(または利用せず)、悩みや生きづらさを抱えている事実婚の人も宣誓できます。

◇宣誓書受領証を持っていると受けられるサービス
▶中央病院で手術・検査などの同意代行者(本人が同意能力を喪失した場合、本人に代わって同意する者)として認められる など
▶市営住宅への入居申込みが可能となる
※今後サービスを増やしていきます。

◇宣誓要件
◦成年に達していること(満20歳以上の人)
※令和4年4月からは満18歳以上の人。
◦少なくともどちらか一人が富士市民であること
◦戸籍上の配偶者がいないこと
◦宣誓者以外の人とパートナーシップの関係にないこと
◦宣誓者同士が近親者でないこと

◇交付される書類
▶パートナーシップ宣誓書受領証(A4サイズ)
▶パートナーシップ宣誓書受領カード(運転免許証サイズ)
※詳しくは、パートナーシップ宣誓制度ガイドブック(多文化・男女共同参画課で配布、市ウェブサイトでダウンロード可)をご覧ください。

-画像あり-
(画像説明)パートナーシップ宣誓書受領証(A4サイズ) 
(画像説明)パートナーシップ宣誓書受領カード(運転免許証サイズ) 
(画像説明)QRコード 市ウェブサイト

お問い合わせ

シティプロモーション課広報広聴担当(市庁舎8階北側)

電話:0545-55-2700
ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:so-citypro@div.city.fuji.shizuoka.jp

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