令和元年10月、富士市花の会は、「第29回全国花のまちづくりコンクール」において、最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞しました。
受賞 花のまちづくり大賞(農林水産大臣賞)
概要 団体部門(応募総数1,109 大賞5 優秀賞5 奨励賞6 入選35 努力賞2)
主催 花のまちづくり推進協議会(事務局 公益財団法人日本花の会)
令和元年 6月 コンクールに応募
令和元年 8月 現地審査
令和元年10月 表彰式・事例発表会(東京都千代田区 東海大学校友会館・日比谷図書文化館)
令和元年11月 受賞祝賀会(樟泉閣)
令和2年 1月 静岡県知事表敬
令和2年 3月 受賞記念看板設置(中央公園花壇)
1967(昭和42)年に2市1町が合併した際、生活環境の悪化を危惧した花好きの住民750名で道端や荒廃地に花壇をつくる会を組織したのが活動の始まりでした。現在、会員は50代から80代の700名で活動しています。「花づくりを通して明るい家庭を築くこと・緑化運動を推進すること・美しいまちづくりに貢献すること」そして「いただきへのはじまり」をスローガンに加え市内全域の38ヶ所で花壇づくりに取り組んでいます。
花壇に植える花苗の半数は会員が種から育て、通学路や公園などの目に付く場所の花壇では、見る人の心を癒せるように色鮮やかなデザインとなるように心掛けています。また、花壇づくりは「土づくり、苗づくり、管理」が大事と認識し、市が行っているスキルアップ講座に参加して栽培技術の向上を図り、情報収集を兼ねて他県を視察して交流の輪も広げるなど、花のまちづくりを多面的に展開しています。会と行政の関係は良く、市が開催するイベントなどにも積極的に参加するなど、一連の活動と成果が大変高く評価されました。
花のまちづくりは、身近な自然と地域の歴史・ 文化を大切にしながら環境に配慮し、四季折々 に咲く花を美しいと感じるような豊かな心を育むことを目指してきました。このような考えに賛同される方が徐々に多くなり、花のまちづくりコンクールは年々質の高まりと広がりが見られるようになりました。
この背景には、生活様式の変化や地域コミュ二ティの大切さが再認識され、自然環境の減少などがきっかけとなって、改めて一人ひとりが、花や緑の大切さを見直し、地域社会に何が必要かを考えた結果によるものと思います。
1990年に大阪市で国際花と緑の博覧会が開催されました。基本理念に「自然と人間 との共生J を掲げ、花と緑と私たちの生活の関わりをとらえ、21世紀に向けて潤いのある 豊かな社会の創造をねらいとしていました。
全国花のまちづくりコンクールはこの理念を広く普及、実現するために、個人や地域社会に根ざした運動として、花のまちづくりが定着することを願っています。
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