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富士市へ移住したアイドルプロデューサーと双子アイドルが描く「地方創生」の新しい形

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かつて、エンターテインメントの成功には「東京」という舞台が不可欠だと思われていました。しかし今、その常識を打ち破ろうとしている一人のプロデューサーがいます。東京で数々の著名アーティストを手掛けてきたプロデューサーAKIHITOさん。

彼が新天地に選んだのは、富士山を間近に仰ぐ「富士市」でした。地元の才能である双子アイドルユニット「メロネ」と共に、この街から世界を目指すAKIHITOさんの挑戦を追いました。

「東京から1時間半」が変えた、クリエイターの常識

もともと東京の高田馬場を拠点に、韓国のMAKESTAR社と連携したK-POP育成学校を多角経営していたAKIHITOさん。全国6カ所に展開していたスクールの中で、富士市との縁が生まれたのは2020年のことでした。

「選抜チームを作った際、4人中3人が富士市の子だったんです。彼女たちの指導のために通ううちに、この街のポテンシャルに気づきました」とAKIHITOさんは振り返ります。

移住の決め手となったのは、意外にも「物理的な距離の近さ」でした。「東名高速を使えば、東京からわずか1時間半。この近さなら、仕事の半分を東京に残したままでも十分にクリエイティブな活動ができると確信しました」。都会の喧騒を離れ、集中して作品作りに取り組める環境。AKIHITOさんにとって、富士市は「遠い地方」ではなく「理想的な制作拠点」へと変わっていきました。

荷物置き場を「夢のステージ」へ再生

現在、活動の拠点となっているのは、富士市内の「WORX富士」にある専用スタジオです。かつては荷物置き場として使われていた倉庫スペースをAKIHITOさん自ら交渉し、リノベーションを敢行。防音設備、本格的な照明を備えたステージ、レコーディング用のボーカルブースまで完備した、地方では類を見ない本格的な「夢の発信基地」へと作り変えました。

「以前は多くの生徒に教える『スクール』でしたが、今は自社からスターを誕生させる『音楽事務所』へと機能をシフトしています」。AKIHITOさんの言葉には、プロのクオリティで「無名の存在を有名にしていく」という覚悟が滲みます。

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富士市で出会った「ダイヤモンドの原石」メロネ

そのAKIHITOさんが「今、最も力を入れている」と語るのが、富士市出身の双子ユニット、NAOさんとMAOさんによる「メロネ」です。

二人は富士市立富士川第一中学校に通う現役中学生(2026年4月現在)。幼少期から7年ほどクラシックバレエを続けてきた彼女たちは、しなやかな体幹と高い表現力を備えていました。「最初はダンスだけをやるつもりで門を叩いたのですが、プロデューサーに歌を勧められ、気づけばアイドルの道へ進んでいました」と二人は笑顔で話します。

ユニット名の「メロネ」は、二人の大好物である「メロン」と、「ラムネ」を組み合わせた造語。一度聞いたら忘れられない名前に負けないほど、彼女たちのパフォーマンスは圧倒的です。

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驚異の「セルフ振付」と45分間の真剣勝負

メロネの最大の武器は、中学生とは思えないほどの「クリエイティビティ」にあります。「新曲が届くと、彼女たちはわずか1週間、時には1日で自分たちで振り付けを完成させてしまいます」とAKIHITOさんも舌を巻きます。プロの振付師に頼らずとも、自分たちの魅力を最大限に引き出す動きを自ら生み出せる――。それは、長年培ったバレエの基礎と、彼女たちの情熱が融合して生まれた唯一無二の才能です。

実際のステージも過酷そのものです。MCをほとんど挟まず、10曲以上を45分間ノンストップで歌い踊るスタイル。「終わった後の達成感は、何物にも代えられません」と語る彼女たちの瞳には、すでにプロとしての自覚が宿っています。

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地域が育む、未来のトップスター

活動の場は、東京・下北沢のライブハウスから、富士市の「富士市産業まつり商工フェア」や「富士山うたONEグランプリ」といった地元のイベントまで多岐にわたります。「富士山うたONEグランプリで交流プラザの大きなスクリーンに自分たちの映像が流れたときは、本当に感動しました」と語る二人。

そんな彼女たちを支えているのは、家族やファンだけでなく、学校の先生や地域の人々です。「YouTube見たよ!」と声をかけてくれる先生の存在が、活動の励みになっていると言います。移住者であるAKIHITOさんも、「富士市の人々は温かく、挑戦を応援してくれる風土がある」と、この街の魅力を改めて実感しています。

富士山を背に、目指すは東京ドーム

「私たちの目標は、東京ドームでライブをすることです!」インタビューの最後、力強く語ってくれたNAOさんとMAOさん。まだ見ぬ大舞台を夢見る二人の背中を、AKIHITOさんはプロデューサーとして、そしてこのまちの住人として支え続けます。

かつては東京にしかないと思われていた「夢を叶える舞台」。しかし今、富士市から世界へと続く道が、着実に切り拓かれようとしています。富士山を望むこのスタジオから、日本中を熱狂させるスターが誕生する日は、そう遠くないかもしれません。

 

 

【プロフィール】

  • プロデューサーAkihito 東京でのスクール経営を経て、2020年に富士市へ拠点を移す。KAT-TUNへの楽曲提供やエイベックス関連のプロデュースなど、業界第一線で活躍。現在は富士市を拠点に次世代アイドルの育成に注力している。

  • メロネ(MELONE)(外部サイトへリンク) 富士市出身の双子ユニット、NAOとMAO。2025年デビュー。圧倒的なダンススキルと、自ら振り付けを手掛ける創造性が武器。地元富士市と東京を中心にライブ活動を展開中。

  • 取材協力:WORX富士(外部サイトへリンク) 静岡県で最大級のコワーキングスペースの傍ら、富士市内のK-POP・アイドル育成の拠点も設置。本格的なステージ設備を備え、地元の才能を世界へ発信している。

お問い合わせ先

産業交流部産業支援課地域産業支援センター(Beパレットふじ)

富士市永田北町3-3 富士市立中央図書館分館2階

電話番号:0545-52-6777

ファクス番号:0545-52-6788

メールアドレス:sa-shien@div.city.fuji.shizuoka.jp

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