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若手から「選ばれる会社」へ。ハード・ソフト両面で進める星野工業の組織変革

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令和8年1月26日(月曜日)に富士市は働き方DXセミナーを実施しました。

ゲストスピーカーとして川崎市の星野工業株式会社の星野智哉様さんに、自社の採用強化や若手の離職を防止するための取組みを紹介していただきました。

異業種からの転身で感じた「製造現場の当たり前」への違和感

前職はホテル業界の人事・管理部門に身を置いていました。2022年に家業に入った際、まず驚いたのは、製造現場に残る強いアナログ文化でした。山積みの紙の図面、口頭での指示、そして若手が「ここで一生働きたい」と直感的に思える環境が整っていないことへの強い危機感がありました。

今の若手世代(Z世代やミレニアル世代)は、仕事の内容だけでなく「時間の自由度」や「公平性」「職場の雰囲気」を非常にシビアに見ています。優秀な人材を確保し、離職を防ぐためには、これまでの「製造業の当たり前」を一度白紙に戻し、「選ばれる会社」へ生まれ変わる必要があると確信し、改革をスタートさせました。

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独自の福利厚生と「週休三日制」による人材確保

求人票の数字だけではない、社員が「大切にされている」と実感できる環境づくりを推進しました。

「週休三日制(変形労働時間制)」の導入

若手世代が最も重視する「ワークライフバランス」を具体化。1日10時間勤務とすることで、土・日に加えて平日の1日を休みにし、週休三日を確保しました。

「非喫煙者特別休暇」という公平性の担保

「タバコ休憩を時間に換算すると、年間で約1日分の労働時間に相当する」という計算に基づき、非喫煙者に年間1日の特別休暇を付与。社員間の不公平感を解消するユニークな制度として注目されています。

「職場見学会」の実施

ハローワークの職場見学会の制度を利用して、求職者に職場を見てもらっています。実施に職場を目で確認してもらうことで、面接者の数が大きく増えました。

休憩室の劇的リニューアルとインフラ整備

かつての倉庫を改修し、冷暖房完備で「足を伸ばして仮眠ができる」休憩室を設置しました。さらに給茶機の導入や空調設備の全面入れ替え、時間単位有給の導入など、日々働く上でのストレスを徹底的に排除しました。

 

「身近なツール」から始めるスモールスタートDX

高度なシステムを導入する前に、まずは「誰でも使える」デジタル化から着手しました。
GoogleスプレッドシートとTimeTreeの活用

社内のスケジュールと受注状況をいつでも確認できる体制を構築しました。ランニングコストをかけずに運用しています。

図面管理アプリ「ズメーン」の導入

数千枚におよぶ紙の図面をデジタル化。現場で「図面を探す時間」を完全に無くし、本来の「つくる」業務に集中できる環境を整えました。

テレワークの柔軟な運用

事務職や営業職を中心にテレワークを導入。通勤時間の削減は、特にお子さんのいる社員の勤務時間確保に大きく貢献しています。

 

取組の効果

一連の改革により、以下のような具体的な成果が現れています。
テレワーク活用による事務処理能力の向上:1日あたりの処理件数が100件から150件へと1.5倍に増加。
テレワーク活用によるコスト削減:業務の効率化により、年間の時間外手当を約20万円削減。

採用力の強化:「週休三日制」や「独自の休暇制度」がフックとなり、これまで反応が薄かった層からの求人応募が増え、若手人材の確保に成功しています。従業員の平均年齢も大きく下がりました。

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富士市の企業の皆様へメッセージ

強い組織になるためには時代の変化に柔軟に適応できるリーダーが必要です。
また会社内を活発化させるためには従業員全員が互いを認め合い活発に本気で話す機会が必要です。
これらの改革を行ううえで、従業員とたくさん話あいました。反対意見もありました。

そのような声を拾いつつ、最終的に一枚岩になっていく必要があり、それこそて中小企業が生き残っていく方法です。

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(※2026年1月26日開催 働き方DXセミナー 登壇内容より構成)

 

企業概要

星野工業株式会社
住所:神奈川県川崎市高津区下作延5丁目31番19号
設立:昭和32年11月
業務内容:プラスチック射出成形、プラスチック射出成型付帯加工

https://www.navida.ne.jp/snavi/100458_1.html(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

お問い合わせ先

産業交流部産業支援課地域産業支援センター

中央図書館分館2階

電話番号:0545-52-6777

ファクス番号:0545-52-6788

メールアドレス:sa-shien@div.city.fuji.shizuoka.jp

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