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【広報ふじ令和6年】特集 戦争と平和 戦争を知り、平和を考える
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終戦から79年。
戦争を体験した人は数少なくなり、戦争は過去のことだと思う人も少なくないかもしれません。
平和を感じることすら薄れてしまう今だからこそ、市内にある戦争遺跡から戦争のことを知り、平和について考えてみませんか。
市内に戦争遺跡があることをご存じですか?この夏、戦争遺跡を訪れてみませんか。
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静岡県抑留犠牲者慰霊碑(中島)
戦後、多くの日本人がソ連軍によってシベリアやモンゴルに連行され、重労働を強制されました。厳しい寒さと飢えの中、約5万5,000人の日本人がふるさとに帰りたいと願いながら亡くなり、県内出身者も2,000人近く犠牲になったとされています。
この慰霊碑は、戦争中の多くの人々の記憶とともに、シベリア抑留の歴史を伝えるため、平成15年に建てられました。毎年11月8日には慰霊祭が行われています。
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(画像説明)静岡県抑留犠牲者慰霊碑
私の父はシベリア抑留の体験者でした。父は抑留されていたことを公にしておらず、私たち家族にもその体験を語ることはありませんでした。しかし、平成4年に抑留体験者を対象とした慰霊訪問の募集が新聞に掲載され、それに父が参加してから当時の体験を話してくれるようになりました。それから父は、亡くなるまで15回に渡りシベリアを訪問して遺骨調査や収集を行い、異国の地で眠る当時の仲間たちを探すことに尽力していました。
父は3年間抑留されていました。収容所では、“もう日本には帰れない”といううわさが広まり、仲間から一緒に収容所を逃げ出そうという誘いもあったと聞きました。しかし、ソ連兵に見つかったらどうなるか分からないので思いとどまったそうです。シベリアでは、極寒の強制労働や劣悪な衛生環境、食事も満足に与えられない極限状況だったようで、食事を残したり物を大事にしなかったりすることに対して、父はとても厳しかったですね。
当時の体験を語ることができる人たちが少なくなってきていますが、そのような人たちの話をもっと聞きたいと思っています。戦争を体験した人にしか伝えられないことはたくさんあると思うので、それを聞いて後世に伝えていきたいと考えています。
今年も11月8日に19回目の慰霊祭を行います。当初は抑留体験者の人たちが中心となっていたのですが、今では高齢化や亡くなった方も増え、その家族や関係者だけで行っています。
戦争を知らない世代が増えつつある昨今、平和や命の尊さを伝え、これからも慰霊祭を続けていきたいと思っています。
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(画像説明)(一財)全国強制抑留者協会 静岡県支部 事務局 望月 文恵(ふみえ)さん
戦争の歴史をたどるMAP
市内の戦争遺跡などを紹介する地図です。
配布場所/市役所2階総合案内ほか
ミニミニ原爆展
戦争や原爆について知り、平和について考えてみませんか。
とき/8月14?29日 8時30分?17時15分
ところ/市役所2階市民ホール
内容/原爆や平和に関するパネル展示、中学生広島市派遣事業の報告
富士山かぐや姫ミュージアム歴史民俗資料館
「戦争とくらし」コーナー
写真パネルや貴重な実物資料を、常設展示しています(観覧無料)。
開館時間/4?10月 9時?17時 1?3月 9時?16時30分
問合せ/富士山かぐや姫ミュージアム 電話 0545-21-3380
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問合せ シティプロモーション課 電話 0545-55-2736 ファクス 0545-51-1456 メール so-citypro@div.city.fuji.shizuoka.jp
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