富士市
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柴田景浩と望嶽碑
東海道沿いの眺望点にある望嶽碑について掲載したページです。
柴田景浩と望嶽碑
間宿柏原と立圓寺
(写真)立圓寺境内の様子 JR東田子の浦駅を出て東海道を少し西へ進むと、「正法山立圓寺」というお寺があります。
この一帯は東海道の宿場である原宿と吉原宿の中間に位置しており、間宿柏原が設置されていたと考えられる場所です。
とりわけこの場所は眺めがよく、参勤交代の行列が、休憩がてら富士山の眺望を楽しんでいたと伝えられています。
柴田景浩と望嶽碑
境内には一基、美しく、そして険しい富士の姿をかたどるかのような、自然石の碑が建立されています。
(写真)正面から撮影した望嶽碑
「望嶽碑」と刻まれたこの碑は、文化5年(1808)5月、尾張藩の典医であった柴田景浩(1745?1812)という人物が建立したものです。
医学のみならず、墨竹画にも優れていた景浩は、この地から望む富士山の美しさに感銘を受け、この碑を建立しました。
(写真)望嶽碑背面の刻文 【翻刻】
予性愛山又喜画山山莫奇於富士富士之勝
莫如望於此間予未見富士拠画想之既見拠
見画之凡祇役江戸経此者数矣毎停輿佇望
爽然自失低回移?不能去欲就而終焉勢不
可得古人不云乎誰為後来者当与此心期乃
翦頭毛埋此地而表志焉欲使百歳後遊魂亦
有所依云予姓柴田名景浩字子博称龍溪尾
藩侍医也 文化戊辰五月景浩自誌
(※新字で翻刻してあります)

【大意】
生来山が好きな私は、山を描くことも好きである。
富士ほど珍しい山は他になく、中でもこの場所からの眺めに勝るものはない。
参勤交代で何度もここを通ったが、休憩をとるたびについ富士に見とれてしまう。
できることなら富士のふもとで息絶えたいが、思うに任せられない。
だからせめて己の髪を切り、この場所へ埋めておく。
死後、私の魂が再び、この場所に戻ってこられるように。
私の姓名は柴田景浩、字を子博といい、龍渓と称される者で、尾張藩の侍医をしている。
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