富士市
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繁殖期のカラスにご注意ください
繁殖期のカラスにご注意ください
 カラスは繁殖期(春から初夏)になると、卵や巣立ったばかりのヒナを守ろうと、巣に近づくものを追い払おうとします。追い払うためにすぐに攻撃してくることはありません。まずは「ガーッ、ガーッ、ガーッ」と少し濁った声で鳴きながら威嚇をします。これは巣に近づく人を寄せ付けないためのサインです。それでもその場から遠ざからないと攻撃することがあります。
カラスによる被害状況についてはこちらをごらんください。
カラスの繁殖期について
 カラスは春から初夏にかけて樹木や住宅周辺の街路樹などにつがいで巣を作ります。一回で3?5個の卵を産み、20日前後で卵は孵化し、親ガラスが餌を与えてヒナを育て約1ヶ月ほどで巣立ちます。
 例年繁殖期には、カラスに威嚇される・襲われるなど被害が多くなりますが、これは親ガラスが卵や巣立ったばかりのヒナを守ろうとする習性です。

(巣の中に卵やヒナがいる場合、鳥獣保護管理法により、許可なく巣を撤去することはできません。)
カラスによる威嚇・攻撃への対処
 カラスは巣に近づく人がいると高いところから人を見下ろし、少し濁った声で鳴きながら、とまっている電線や木の枝を突いたり、木の枝や葉をむしって落として威嚇します。それでもその場から遠ざからない時は、後方から頭の上をかすめたり脚で後頭部を蹴るなどの攻撃をすることがあります。その場合は以下のような対処があります。
・カラスの縄張りは半径約20?100メートルといわれており、この縄張りから遠ざかると威嚇や攻撃行動はおさまります。
・その場(ヒナや巣)に近づくのはやめましょう。
・巣の場所が確認できれば、迂回路を使いましょう。
・傘をさす、帽子を被るなどで後頭部を守りましょう。
カラスの種類・生態について
 私たちが生活している市街地などで生息しているのは「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」の2種類です。名前のとおり、ハシブトガラスはくちばしが太く、ハシボソガラスは細いという違いがあります。また、ハシブトガラスは「カア、カア」と澄んだ声で鳴き、ハシボソガラスは「ガァ、ガァ」と濁った声で鳴くことで区別できます。
 また、カラスは記憶力にすぐれているといわれますが、その理由は貯食習性にあります。食べ物を樹木の穴や石の下などに隠し、食べ物の少ない時などに取り出して食べます。隠しておいた場所をおぼえておかなければならないのです。
 カラスは雑食性で、植物の種子や果実、動物の死骸まで何でも食べます。自然界での消費者であると同時に死骸を食べて片付ける掃除屋の役割をしています。
カラス(写真)
カラスのねぐらについて
 夏を過ぎるとカラスの子育ては終わり、秋から次の繁殖期まで集団でねぐら(夜を過ごすところ)を作り行動します。カラスは集団でねぐらをもつ鳥の代表で、少ないねぐらで数10羽、多いと10,000羽のカラスが集まって夜を過ごします。カラスは朝早くねぐらを出て食べ物を探し、夕方になると帰ります。ねぐらに帰る時は、ねぐらの安全を確認するため、一度ねぐらの近くの電線や鉄塔に集まり、集団で帰ります。夕方になると電線などに集まっているのはこのためです。
 また、カラスが群れをなして行動する理由は、天敵を発見しやすいこと・食べ物を見つけやすいこと・つがいを見つけやすいことにあるといわれています。この集団での行動は、春になるとつがいが形成され解消されます。
■お問い合わせ
環境保全課 自然保護担当(市庁舎10階南側)
電話:0545-55-2773
ファクス:0545-51-9854
メールアドレス:ka-kankyouhozen@div.city.fuji.shizuoka.jp

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